「困難な課題に取り組むこと自体が楽しい」 北海道・東北チーム・佐々木壱 #みの編LEADERSの素顔
今年の1月に北海道・東北チームリーダーに就任した佐々木壱さん (以下・いちさん)。Twitter で偶然見つけた箕輪編集室(以下.みの編)。そんな偶然の出会いが、いちさんの性格までも変える経験へと繋がっていきました。
高校→自衛隊→大学という異色の経歴を持ついちさんのキャリアにも注目です。
(取材時:2021年2月)(聞き手:田代章悟)
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--みの編に入会されたのはいつ頃ですか?
2019 年の12 月です。
Twitter を見ていた時に、ふと「#みの編学割」というハッシュタグが付いたツイートが目に飛び込んできました。
その文字に興味を惹かれて、「#箕輪編集室」でみの編のツイートを見ていると、とてもおもしろそうな活動をしていることが分かりました。
オンライン上で新たな繋がりが生まれることにワクワクを感じ、入会を決めました。ちなみに、当時は箕輪さんのことは全く知らなかったのに加えて、「箕輪」の読み方さえ分かりませんでした(笑)。
--入会してからはどんな活動をしていましたか?
最初の方は、イベントの参加者側として活動をすることが多かったです。 PR チームのイベントによく参加していました。
僕の同期には、のりえさんやスイタ氏がいて、すぐにイベントの運営側として活動しているメンバーも多かったので、そんな人達を見てすごいなと思っていました。
--そんないちさんがイベントの主催者側に回ったきっかけはありますか?
きっかけは2つのイベントの運営を経験したことです。
キャリア・デザインチームの『人生の歩き方』、北海道・東北チームの『ワンナイト 東北』です。
--それぞれどのような経緯で運営をされたのですか?
『人生の歩き方』は、前キャリア・デザインチームリーダーのしょうごがTwitterで運営を募集していたのを見て手を挙げました。
このイベントは、トムさん・あつしさん・大根さん・三浦王子という、みの編で輝いている大人の“人生の分岐点”に焦点をあてた企画です。
僕は主に参加者との連絡や、夕刊ミノの執筆を行なっていました。 このイベントは、毎回30人以上を集客する大きなイベントだったので、その運営に携われたことは大きな自信になりました。
他の運営メンバーと一緒に、毎回イベントをアップデートしていくことも楽しかったです。
人生の歩き方~演劇王子三浦さん編~
--『ワンナイト東北』はいかがでしたか?
このイベントは、前北海道・東北チームリーダーのたかちゃんに誘われて、運営メンバーとなりました。
正直、最初はくだらなそうなイベントかなと思っていました(笑)。 でも実際にイベントをしてみると、ありえないほど盛り上がったのを覚えています。 ワンチーが PV を作ったり、みの編本体運営の三浦さんが日刊で取り上げてくれたり、 これが“熱狂”だと肌で感じることのできたイベントでしたね。
『人生の歩き方』と『ワンナイト東北』。全く方向性の違う 2 つのイベントでしたが、これらの運営メンバーとしての経験はとても大きかったです。
伝説のイベント『ワンナイト東北』
--その他に印象に残っているイベントはありますか?
北海道・東北チームの『30日チャレンジ』です。
この企画は、当時のリーダーである安久里さんが始めたもので、毎日何かを継続して、その変化の喜びをみんなで共有しようというものでした。
僕は『30日ランニングチャレンジ』を行いました。毎日6km 以上走って、最終的に は 1km3 分30 秒ぐらいのペースで走れるようになっていました(笑)。 この企画を通じて、参加メンバーの生活を垣間見ることができたし、メンバー間での 交流も増えて仲良くなれたと思います。
ツイートに対してみんながいいねをくれるのも、30日チャレンジの大きなモチベーションになっていました。
陸上選手並みの走行距離!!
--北海道・東北チームのリーダーにはどのような流れで就任されましたか?
前リーダーのたかちゃんから、「リーダーやってみない?」と声を掛けてもらえてリーダーになりました。
実は昨年の6月くらいに似たような話がありました。でも当時の僕はリーダーをやる自信がなかったので、その話は実現しませんでした。
その後、Twitterチームでの活動を通じて、チームで動くことのやりがいや楽しさを学んだので、改めてたかちゃんから声を掛けてもらった時に、「やってみよう!」という気持ちになりました。
--リーダーとして意識していることはありますか?
2つあります。
1つ目は、「このチームに関わって良かったなと思われるチームにする」ことです。どんなに些細な関わり方でも、このチームに関わってくれた人にとって素敵な思い出となるようなチームにしたい。そんな想いを持っています。
2つ目は、「みんなが主役のチームにする」ことです。今はチーム自体にアクティブメンバーが少なく、試行錯誤を続けている状況です。でも、このチームがメンバーにとっての“居場所”になり、北海道・東北チームに愛着を持ってくれる人が1人でも増えれば、リーダーとしてとても嬉しいです。
--今後やりたいイベントはありますか?
まずは東北を起点にしたイベントを行なっていきたいです。実は東北に縁のあるみの編メンバーは結構いるので、そんな人達を中心にチームを盛り上げていければいいなと思います。
オフラインイベントも行なっていくつもりですが、そのイベントを成功させるためは、まずはオンラインで人を巻き込んでいくことが必要です。オフラインへの動線として、 オンラインイベントを積極的に企画していきたいですね。
他のエリアチームとのコラボもどんどんやっていきたいと考えています。
福島県・会津若松で開催されたオフラインイベント
--みの編での活動について最後の質問です。みの編で様々な活動をしてこられましたが、いちさんがみの編に入って一番変わったのはどんなところですか?
挑戦に対するイメージが変わりました。
みの編に入る前までは、何か新しい挑戦をすることに対してネガティブなイメージを持っていました。しかし、みの編に入っていろいろなことをするにつれて、どんなことでもやってみたら意外に楽しいことに気づきました。今は、何に対してもまずはやってみようと考えることができています。
これが僕の中での最大の変化ですね。
北海道・東北チームのメンバーと BBQ@仙台
--次に、これまでのキャリアについて教えてください。
高校3年生の時に、就職か大学進学の二択で迷っていました。結果的に就職活動をすることにしたのですが、選考の途中で就活に対するモチベーションを失ってしまいました。モチベーションを失ったまま就活してしまったこともあり、自分が希望していた企業から内定を貰うことができませんでした。
その後、前から少し興味があった自衛隊の募集があることを知り、2 年間秋田の陸上自衛隊で働いていました。陸上自衛隊員として過ごしていく中で、やはりもっと学びを深めたいという思いが強まり、現在の大学を受験することにしました。
現在、北海道の大学の農学部2年生です。
--自衛隊としての2年間ではどんなことを学びましたか?
一番はストレス耐性がつきました。やはり自衛隊での生活は指導されることも多かったので(笑)。 また、自分の能力の無さも痛感しました。自衛隊は体力仕事のように思われがちですが、実際は料理、掃除、事務作業など身の回りの地味な仕事も多かったです。僕自身、不器用な人間ということもあり、そうした業務には苦戦していました。
でも逆に考えると、その生活を通じて自分が苦手だった能力を補うことができましたね。
--自衛隊を2年間で辞めたのはどうしてですか?
最初から2年間という期限付きでの就職でした。僕の中でも、とりあえず2年間は自衛隊で過ごしてみてその後の進路を決めようという思いで入隊していました。
2年目の途中くらいから、やっぱり大学に行って農業や理科科目に対する学びを深めたいと思って、大学受験の準備をしていました。 自衛隊は自由な時間も多かったので、受験勉強と仕事を両立することもできましたね。
--農学部を選んだ理由を教えてください。
親が園芸関係の仕事をしているということもあり、もともと農業に対する関心が強かったからです。学生時代も田んぼに囲まれた地域で過ごしていて、よく農作業もしていました。
将来自然や農業に携わる仕事がしたいと考え、農学部を選びました。 大学卒業後は、農業普及員や農業に関する教育を行う仕事に携われればと考えています。あと、自分で農業を行うことにも興味があります。
大学では『アルティメット部』で活動中!
--いちさんにとって、仕事ゴコロに火が灯る瞬間はどんな時ですか?
困難だけどチャレンジしがいのある課題に取り組んでいる時ですね。
課題解決のために策を考えて、実際に行動していくプロセスが大好きです。 今の北海道・東北チームの運営は、まさに火が灯っている瞬間です。現状は、メンバー同士の距離感が遠く、チームとしての一体感は作れていない状況です。だからこそ、どうすればこのチームを盛り上げることができるのか? ということに対して、めちゃくちゃやりがいを感じています。
--最後の質問です。「人生の自分ゴト化」に必要なのはどんなことだと思いますか?
“自分にしかできない”役割と“誰かのために”という想いの2つです。 まず役割については、役割があることで、自分に権限と責任が芽生えます。ワンナイト東北の時は「実況」、人生の歩き方では「夕刊ミノ執筆」という役割があったからこそ、主体性を持って動くことができたと思います。
ただ、役割だけではなく、そこに“誰かのために”という想いが加わると、自分ゴト化はより進んでいくと感じています。
「誰かを喜ばせたい」「このコミュニティをもっと良くしたい」
そうした感情が生まれた時に、目の前の業務や人生そのものが自分ゴト化されていくのではないでしょうか。
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最近、北海道・東北チームのイベントがよく目に入りませんか? その仕掛け人が、今回インタビューを引き受けてくれたいちさんです。
一見控えめな性格に見えるけど、その心の中は燃えさかる炎で満ち溢れていま した。
みの編に入って様々なチャレンジをしてきたことで、
「困難な課題にこそやりがいがある」
という考えを持つようになったいちさん。
そんないちさんが率いる北海道・東北チームのこれからが楽しみですね。
“みんなが主役のチームに”
応援しています!
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