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世代間ギャップは幻想か 〜世代をつなぐ新しい生き方〜 #箕輪岡山

2月8日(土)。
穏やかに晴れたこの日、倉敷市民会館には異様な熱気が立ち込めていました。

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今日は、待ちに待った箕輪厚介の岡山講演。
『マンガ 死ぬこと以外かすり傷』を300冊購入した渡邉大典さん(以下、なべちゃん)が、地元岡山で本講演会を開催しました。

トークテーマは、「『さよならおっさん、さよなら若造。』〜世代をつなぐ新しい 生き方〜」です。

300人の前で講演するという大舞台に向け、主催者のなべちゃんと、箕輪編集室の中国・四国チームを中心としたメンバーたちは前日まで綿密に準備をしてきました。

会場は超満員。宣伝が宣伝を呼び、なんと地元のテレビ局「KCT」(株式会社倉敷ケーブルテレビ)の取材まで。

メンバーの思いを乗せて、いよいよ始まります。

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Profile
<主催者、モデレーター・渡邊大典(通称・なべちゃん)
人材領域の会社で働くサラリーマン。岡山県出身。24歳。
箕輪編集室では、2018年10月より2019年11月まで、メンバー用シェアハウスを管轄する「みの邸チーム」でリーダーを務めた。
周囲が相談しやすい「居場所」となるような人柄が魅力。
趣味はゲーム。特技は氷上スポーツ。座右の銘は「人生を楽しむ」。
働く若者代表として等身大の疑問を箕輪さんにぶつける。

「世代間ギャップを埋めろ」

イベントは、そんな熱いメッセージの込められたオープニングムービーから始まりました。

続いて、入場する箕輪さんとなべちゃんが客席の熱い拍手で迎えられました。
壇上へは期待に満ちた300人の視線が注がれます。
会場には、学生からサラリーマン、地元企業の社長さんまで、幅広い方々が集まっていました。

「おっさん」は、年齢じゃない。

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「さよなら、おっさん。」

強烈なタイトルが壇上のスクリーンに映し出されます。

緊張感漂う中、なべちゃんからは純粋な質問が飛び出します。

なべちゃん:最近世代間のギャップみたいなのが広がっている気がしていて。どうしたら良いんでしょうか。

箕輪:まじ、そんなギャップ意識して生きてんの?真面目だな。

俺は今34歳でちょうどおっさんと若者の中間くらいだよね。でも40歳とかになったら、流石に新しいことやるの嫌になってる気がするんだよね(笑)。

なべちゃん:え、箕輪さんもですか?

箕輪さんは普段、起業家や一つの分野で突き抜けているようないわゆる「すごい人」と接していると思いますが、世間で「おっさん」と言われる方と比べてどう感じますか?

箕輪:僕が接する「すごい人」って、めちゃくちゃ純粋で、僕より子供だと思う。若者から慕われる人って、すごい若いんだよね。

それは年齢って言うよりも、マインド

カッコ付きで「おっさん」って悪意を持って言われちゃう人は、その人が悪いっていうよりも、環境や役割がそうさせてる気がする。自分が決める立場にいないと、自分が動かなくてもいいと思ってしまうからね。

「すごい人」は歳をとっても常に頭を動かして、面白いことがないか探してる。

自分の人生のハンドルを自分で持ってるって感じるんだよ。

むしろ若者が「おっさん」?!

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箕輪:最近はむしろ、会社の若手とか箕輪編集室の学生を見ていて、「おっさん」だと思うことがあるかな。

なべちゃん:それは勢いがないというか、失敗したくなくて保身しているとか?

箕輪:そうだね。若いのにそういう考えの人もいるし、いちいちリスクとか細かいこととか気にする人もいるよね。

なべちゃん:それを打開するために「チャレンジの回数」は影響すると思いますか?

箕輪:そう思う。ホリエモンとか、ほんとすごいよ。群衆も怖くないし、逮捕されるのも怖くないって言ってるからね。

会場:(笑)

なべちゃん:人生を純粋に楽しんでいるってことですかね。

箕輪:そうだね、ほら、水も溜まると淀むけど、流れ続けると綺麗でしょ。すごい人たちって、会うたびに新しいことを話してくるんだよ。

だから箕輪編集室の人には、「とにかくやってみれば」って言うかな。

今日も、なべちゃんが主催してさ、倉敷でこれだけの人を集めて講演会するのって、相当すごいことだよ。

あらゆることに共通だけど、「めんどくさそうだけどやってみよう」って決めたのがスタートになるんだよね。マイナスなこともプラスなことも、一回経験したらそこが自分のアベレージになる。

そこが、自分の器になるんだよね。

昨日と同じ今日を過ごしてたらずっと同じ器のままだけど、この原則に気がついたら年齢関係なくどんどん器を大きくすることができると思う。

自分を過小評価するのはやめよう。

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箕輪:現時点ではできないことをやって、チャレンジすることが大切だよね。みんな、自分を過小評価していると思う。

だって俺、本田圭佑さんのサッカークラブ『OneTokyo』のトライアウトに応募して、俺だけ太ったおじさんで一人だけ普段スポーツやってないのに参加してる状況って、やばくない?  応募する時、階段登るだけで息切れする自分を忘れててさ。

会場:(笑)

なべちゃん:それって結構むずかしくないですか? 箕輪さんだからできるチャレンジでは。

箕輪:俺、なんでできるんだろう? 去年、歌手デビューしたんですよ。べつに歌とかうまくないのに(笑)。後日スッキリで取り上げられて、子供と一緒に見てたんだけど、ありえないくらい下手で。もう膝から崩れ落ちたよね。

会場:(笑)

なべちゃん:できると思えるのは、若手の頃からですか?

箕輪:そう。失敗が怖くないんだと思う。ネタにできるとこまでいってるから。
周りから批判されたり、バカにされたりするのが怖くない。

本が売れなくても、俺がその本を好きで、最善を尽くしたならそれでいいじゃんって思う。それを恥ずかしいとは思わないからかな。

なべちゃん:迷惑かけないかな、とか思わないんですか?

箕輪:迷惑!?  迷惑はかけてたよね(笑)。

でもさ、一生懸命やってんだから、会社や組織に迷惑かけるとかないと思うよ。だって、そこまで計算してチームを組むのが組織のトップでしょ。

みんな、「迷惑かけてしまう」って思いすぎだよね。むしろ、お互いに許して生きていくっていうのがこれからの時代だと思う。

まあ俺もそこまで完璧じゃないからさ。今回の本田圭佑さんのトライアウトを経験して思ったけど、今まで「さよなら、おっさん。」って煽り続けてきたことを謝りたいよね。

会場:(笑)

さよなら、「何もしない」若造。

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なべちゃん:若者に対してどう思いますか?

箕輪:僕の著書『死ぬこと以外かすり傷』(マガジンハウス)は、テンションが高い若者をバカにする世の中は一番いけないと思って書いたんだけど、お陰で13万人「バカな若者」が生まれちゃってる現状はあるよね。

やりたいことやるだけじゃだめ。これはよく前田裕二さんが言ってることだけど、自分のフェーズとして、「MUST」(しなければならない)、「CAN」(できること)、「WILL」(やりたいこと)があって。
僕の編集している本って全部「WILLL」のことしか言ってないんだよね。

でも、自分のWILLが見つかることを信じて、何もせずに尊敬する人にただ付いていくだけの人生は意味がない。

WILLにたどり着くまではCAN。まずはそれを作ることが大切で、さらに、CANがない人は、MUSTをやるしかない。MUSTってその組織のためにやらなきゃいけないことだよね。

なべちゃん:それは箕輪さんもそうだったんですか?

箕輪:そう。だけど、MUSTの経験って忘れちゃうの。

双葉社の時のこととか思い出したらめっちゃやってて。電話番とか資料作りとか。
苦手だったけど、ごまかしながらも一生懸命やってたんだよね。

その期間に意味あるのかって言うと、今はやってないから意味はなかったよ。
でも、その時はMUSTをやることが「俺のいる意味」だったから。

そんな中で、俺やっぱ文章書くの上手いわ、みたいなものが見つかって。それがCANだよね。

でもMUSTのこと書いてたら本って売れないからね。「しなければならないことをやりましょう」とか言っても売れないから。
最近、校長先生みたいな。当たり前のことを言うようになってるな。

仕事で接する相手も、一人の人だから。

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なべちゃん:箕輪さんは著者の方などにすごく気を回す力があると思うんですけど、どのようなことを意識されているんですか?

箕輪:たぶんそれね、みんなできんの。なのに、「仕事だ」って思うから急にできなくなる

それは、友達だったら絶対にやらないことなのに、急に仕事モードを演じてやってしまうんだよね。真面目だからこそ、そういう通り一遍のことしかできなくなっちゃう。

好きな人だから一緒にやってる。そういう基準があるから、締め切りよりもそいつのことの方が大事だし、向こうの状況を考えずにいきなり「早くしてください」なんて言わないもん。

仲良くなって、信頼関係を作る。そのほうが仕事がやりやすくなると思うよ。

「自分のことわかってくれてんだな」ってわかるからね。

近寄りすぎたら「らしさ」がなくなってしまう?!

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なべちゃん:「金銭報酬」から「意味報酬」へと移り変わる今の時代、若者と年配者の断絶が進んでいるように感じます。勿体無い分断だなと。

箕輪:好きだなーーー世代間つなぐの。分断が嫌なんだね。

シリアスな話として、俺は若者から話を聞きたいなって思われる生き方をしなきゃダメだなと肝に命じてて。

学生とか若者って「ゴールデンタイム」って言われて、偉い人が若いってだけで話を聞いてくれるじゃない。
それをありがたく思うべきだし、自分が20年後とかに「話聞きたいです」って言われるようになってないと自分が辛い。

なべちゃん:でもやっぱり分断が起きていくじゃないですか。

箕輪:何が正しいかわからない世の中になってると思うんだよね。

YouTuberは渋谷で話しかけられるけど、おじいちゃんおばあちゃんの見る番組に出ているタレントはたぶん渋谷で声をかけられないよね。

なべちゃん:それぞれの価値観で世界が出来上がっていると。

箕輪:うん。俺、そうなっているのは「良い」派で。いろんなコミュティがあって、良いなって思う。

みんながみんな足りない物を補いあっていくと、結局同じようなことをやり始めるよね。で、それって多様性?ってなるじゃん。

多様性を保つためにも、人を傷つけない限りは、それぞれの価値観が両立していて良いと思ってるんだよね。

目指すべき地方都市の未来とは。

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なべちゃん:とはいえ、地方って都会とは世代間の人口バランスも違いますし、協力し合わなければならないこともあると思います。

箕輪:それは真っ当な指摘だね。

さっきのいろんな価値観を持ったコミュニティがたくさんあってもいいって話は、何にも目指すものもなく一緒になろうと思うのはよくないだけで、目的を持って一つになることは大切だと思うってこと。

その場合、キャンプする時にみたいに、適材適所で役割を果たすのが大事。要は「自分が得意なことやって輝ける世界が良いですよね」ということ。

なべちゃん:その場合、「強いリーダー」が必要になってくるんでしょうか?

箕輪:そうだね。これからのリーダーは「役割を作る」ってことが大切。あらゆる人に役割を作れるリーダーが求められる時代になっていくと思う。

なんか、できる人ができない人に、「能力がない人は働かなくて良いから口出さないで」って言ってしまうコミュニティって冷たいし、言われた人は貧乏よりも辛いと思うよ。

コミュニティの中で、その人が輝ける場所を作るってことだよね。

もっと言うと、「肩書きによる役割」ではなくて、「自分個人としての役割」を作るってことかな。

なべちゃん:それを見つけるためにはどうしたら良いでしょうか。

箕輪:そんなのね、隣の人に親切にするとか、そういうことで良いんだと思うよ。

例えばさ、一年間「人に感謝されるようなことだけやる」って決めたら、絶対その人のバリュー上がるよ。

他者への想像力を持って、相手のためにやるって考えてね。

変にスキルとかはさ、いらないんだよ。



「おっさん」「若造」ってカテゴライズすることに何の意味があるのか。

目標を持ったコミュニティでは、自分なりの役割で貢献することが大切。その一歩は「隣の人に親切にする」という簡単なものでいい。


箕輪さんはそんなことを教えてくれました。

この考えを持てば、明日から退屈だと思っていた環境も変わって見えるかもしれません。


あなたは明日からどう生きますか?

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クレジット
執筆 / 大西 志帆 
写真 / 松村 拓実 
バナー / ニトロ
グラレポ / 野元ホノカ


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『多動力』を始めとするヒット作を多く手がける、幻冬舎 箕輪厚介が運営するサロンの公式note。箕輪編集室→https://camp-fire.jp/projects/view/34264 箕輪厚介の会社→https://naminoueshoten.com/

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