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全員参加型!「イベント2.0」の作り方〜革命のファンファーレ1万部PJ/いかにして1,000人のパトロンを“スナック”させたか〜(前編)

こんにちは、箕輪編集室の浅見です。3/18に開催されたイベント「革命のファンファーレ1万部プロジェクト飲み会」のプロジェクトリーダーを勤めさせていただきました。
おかげさまで、参加したパトロンさんにとどまらず、ゲストのみなさんまで、非常に満足度の高いイベントとして、ゴールをすることができました。
これもひとえに、多くの方々のご協力があってこそです。本当にありがとうございました。

さて、今回のイベントでは、「パトロンを巻き込んだ“全員参加型イベント”」というコンセプトを掲げておりました。最近の用語でいうと(笑)“スナックする”イベントですね!
※スナックするとは=地方の寂れたスナックが潰れないのは、お客さんがスタッフ化しお客さんを巻き込んで店を支えるコミュニティができているから。というコミュニティの考え方(西野亮廣さんが提唱)

昨今、ユーザーは「完璧なものを求める」のではなく「不完全なものを“一緒に作り上げる”」とことで“自分が関わる”体験に価値を求めるようになっており、余白のあるプロダクトやイベント、人、コミュニティが目立つようになっています。

今回、このような全員スタッフ状態の“スナックする”イベントにするために、あらゆる施策を盛り込みました。これはいわば次世代の「イベント2.0」ともいうべき形であり、箕輪編集室の強みを全部盛りにしたからこそできたと自負しております。

伝説となるであろう「革命のファンファーレ1万部プロジェクト飲み会」をいかにして“スナック”させたか。ここにまとめておきたいと思います。

参加者募集はクラウドファンディングで。パトロンとして参加してもらう

まず、今回のイベントはクラウドファンディングで募集しました。10/1にabemaTVで放送された「徹の部屋」の番組内でクラウドファンディングを募集開始。豪華ゲストやリターンの内容で、1,000名のパトロンを集めることができました。

ただ、この時点でイベントの内容は全く決まっていない状態。それでも、「一緒にこのイベントを作っていきましょう!」というコンセプトのクラウドファンディングだったため、関わりやすいイベント、という建てつけになっています。

クラウドファンディングで参加券を販売することにより

・集客の心配をしなくて良い
・ホワッとしたイベントとして認識してもらった上で、支援者数に応じた会場探し、企画検討ができる

というメリットがありました。

こうして全員巻き込み型イベントがスタートしました。

イベント準備の過程を活動報告で発信!

企画の進行具合をクラウドファンディングの活動報告から随時発信していきました。今回、「革命のファンファーレ」のオリジナル表紙を作る、という企画が盛り込まれていたため、西野さんとの打ち合わせ風景などを発信しました。
こうして、全くゼロからスタートした企画が立ち上がっていく様子を、パトロンさんたちと一緒に楽しめるような情報発信を行いました。

▲作成中の特別表紙もぼかしを入れつつチラ見せ(笑)

成長する我が子を見ると愛着が湧きますよね?こうして企画や運営の過程を見せることでイベントへの愛着が湧くようにしました!

パトロン限定のFacebookグループを立ち上げ。様々な役割を作る

イベント会場が決まり、日程も確定したところで、パトロン限定のFacebookグループを立ち上げました。イベント当日に向けて、さらに“スナック”させるために、イベント前にパトロンさんが繋がれる企画を用意したり、当日のスタッフを募集しました。

具体的には
自己紹介
イベント当日はこんなことやりたい!という企画募集
イベントのハッシュタグ募集
みんなで作る鍋の具材募集
飲み会のための飲み会を企画するスレ
調理や受付など様々なスタッフを募集
などなど、完全にパトロンさんたちもスタッフになってもらう前提で、いろんなスレを作りインタラクティブなやりとりをしました。

ちなみに、Facebookグループは希望者のみの参加だったのですが、なんと80%近くのパトロンが参加。数百人規模でわちゃわちゃやりとりができる、巨大グループになりました。

イベントスタッフをパトロンから募集

先ほどのFacebookグループでも触れましたが、今回のイベントのスタッフをパトロンから募集しちゃいました(笑)。

会場の飲食を検討する上で、どうせならパトロンのみんなで鍋作っちゃったらいいんじゃない?という案が出て、調理スタッフを募集したところ20名以上の応募が!

当日は、全員初めて顔をあわせるメンバーなのに、素晴らしい連携をはかり、見事に700食以上の鍋を完成・提供まで対応してくれました!ありがとうございました!

ちなみに飲食のチームの打ち上げに混ぜてもらったのですが、「面白い人たちと繋がれて最高だった!」「豪華ゲストのトークよりみんなで鍋作れたことが本当に楽しかった!」と、完全にスナックしている感想をいただきました。

飲食の他にも、受付やリターンの袋つめ、コンテンツブースの設営など、様々な役割を多くのパトロンで担っていただきました。完全にスナックしている!!

(続きます)

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テキスト 浅見裕
写真 福尾容子 Asuka

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