【日刊みの編NEWS】最高なクリエイティブって「無駄」を生み出すことだと思う
おはようございます。
箕輪編集室箕輪書店チームリーダーのウネさんです。
4月30日(土)の日刊みの編NEWSをお伝えします。
ここ最近はサブリーダーの太郎ちゃんが日刊みの編を執筆してくれたので、久しぶりに私が書きます。子育てや自身のものづくりでバタバタしているといつも助け舟を出してくれます。サブリーダーに感謝です。
さて、先日からまた東京は緊急自体宣言が発令されました。ちょうど1年前からコロナウイルスの影響がすごくて、当時はこんな世界になるとは思ってもみませんでした。世の中が一変してしまってすごく戸惑っています。
自粛の影響で有名ブランドは破綻して、老舗のお店も畳まれるようになりました。生活様式が変わってリモートやオンラインの必要性がグッと高まり、個人から大手企業までが「D2C」を唱えたり。
世の中では、ECサイトで物を売ろうとか、副業などのコンテンツや広告がたくさん流れます。SNSもノウハウとか売り方とかコンサルとか…とにかく「売りたい」が溢れてる。
もはや買いたい人より売りたい人の方が多いんじゃない?って思います。
効率やマーケティングがコモディティ化してしまって本末転倒な気がしています。
リーダー就任当初、箕輪書店チームはグッズの物販を目的にしたチームとして存在していると思ったのですが、一言「ECを一緒にやろう」と投げかけても多くの人は何を売って良いかわからないし、そもそも「売る」ことにこだわる必要はないのではないかと気づきました。
単純に「あれを作りたい」といった純粋なものづくりに対する気持ちとか、憧れのような感情がないときっと続かないものだろうと思いました。
「売りたい」が溢れたプロダクトってマスに刺さるように平均化されたものが多く、特定の誰かには刺さりづらいし、箕輪書店チームはマーケティングチームではなくものづくりチームにしたい。
「無駄」の中にアイデアの原石は眠っていたりします。
箕輪編集室は様々なチームに分かれていて、それぞれに得意分野を持っています。箕輪書店チームでのものづくりをきっかけに各チームが繋がるような橋渡しの役目を担えるようにするのも目標です。
箕輪書店チームを、ビジネスのようにただ速さや正確さを求められるような空間にはしたくないと思っています。
毎週決まった曜日(今は金曜日)の深夜23:55からスナック文香と称してみんなの日常や悩みを聞かせてもらっています。
思い思いに喋り、自由に入退室するゆったりしたzoomイベントです。
何かを目標にしたり、プロジェクトを考えることは一切しません。
みんなが不安だったり、効率を求めすぎる現代で一番大切なのは「無駄」とか「余白」なんじゃないかなと思っています。
そこから生まれる小さなきっかけとか絆が未来で花開くのだと。
無理矢理ではなく満を持して形となる日のために、コツコツ準備していきます。良かったらスナック文香でお喋りしましょう。
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テキスト / ウネさん
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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com