私が_夕刊ミノ_をはじめた理由_わけ_

『夕刊ミノ誕生秘話』私が作りたかった“とっておきの”居場所【夕刊ミノ】運営チーム

こんばんは。箕輪編集室運営チームの柴山由香です。12月31日(火)の夕刊ミノをお届けします。

運営チームの夕刊!  いつぶりでしょう…おそらく1記事しかないはずです。今回は、もともと私の個人的な思いから始まったこの「夕刊ミノ」への思いを書いてみます。

箕輪編集室をかたちづくる各チームの活動レポートの意義

箕輪編集室公式noteで、各チームの活動報告にあたる「夕刊ミノ」が始まったのは、2018年7月9日(月)のことでした。もう1年半近く前のことです。

夕刊ができたことで、朝7時には「日刊みの編NEWS」、夕方18時には「夕刊ミノ」を公開、夜には不定期でイベントレポートやそのほかインタビュー記事などを公開するという「型」のようなものができました。

箕輪編集室公式noteは毎日公開を続け、すでにその連続記録は700日を超えています。フォロワーは27,000人を越え、月間PVはおおよそ13万PV。お金を払って所属するメンバーが日々記事を書き、公開し続ける。そこには地層のように、卒業した人や現役の人をひっくるめたメンバー一人ひとりの思いが積み重なっているように思います。

「夕刊ミノ」を開設した当初は、ここまで継続するものになるかどうか、はっきり言って未知数でした。ただ、箕輪編集室は一つのチームというよりはクリエティブチームやエリアチーム、居場所型チームなど、それぞれのチームの集合体です。箕輪編集室を知ろうと思ったら、各チームの活動を知るのが一番早い上に、正確です。

それぞれのチームメンバーがイベントやプロジェクトに参加し、その活動レポートを書く。そのため、夕刊は入会まもないメンバーが書くことも多いです。受身的に「参加」した新しいメンバーにとっても、レポートの書き手になることで、「作り手」側に回ることができます。

言葉の力は個の時代だからこそ必要で、獲得するには言葉を使いまくるしかない。その時、2万人以上のフォロワーを抱える媒体で記事を書き公開されるという経験はプラスにしか働きません。また、編集が入ることにも意味があります。初めての挑戦でもきちんと編集してもらえると思うと、フルスイングすることができます。

クオリティポリスはいらない。誰もが打席に立てる場をつくる

当初から、私は夕刊の記事にクオリティを追求する必要はないと考えていました。箕輪編集室公式noteは、その名に「編集」を冠する組織のメディアですから、普段記事を公開する際にはライターチームがクオリティを守ってくれています。

しかし、その中にあって夕刊は「チームの活動報告」という位置付けである以上、クオリティよりも情報の即時性や入ったばかりのメンバーでも記事を執筆できるハードルの低さを担保することを意識していました。ライティングや編集に興味のある人にとっての、登竜門のような存在にしたかったのです。

それまでは、ライターチームに入ってプロジェクトに手を挙げるか、運営から日刊のコラム執筆依頼が来ない限り、公式noteに記事を書く機会や編集する機会というものはありませんでした。どちらも人によってはとてもハードルが高く、狭き門になっていたのです。

それに比べると夕刊は、自分が参加した遊びのイベントやZOOMのイベントのレポートでもいいので、書くハードルはかなり低くなります。また、編集というと気後れしてしまいそうですが、初めて担当するにも夕刊は文字数もそれほど多くないし、内容も身近なみの編メンバーの活動ですから、取り掛かりやすいです。

結果として、夕刊で初めて記事を執筆した、初めて記事を編集したという人がたくさん生まれることになったのです。

たった一人の熱狂でいい、それは火種となる

当初は運営チーム担当で始まった夕刊も3ヶ月後には運営の手を離れ、ライターチームが担当してくれるようになりました。

時には各チームから記事が集まらないこともあったし、時には公開するのが大変で途切れてしまうこともありました。それでも多くのメンバーに打席を与え、また、箕輪編集室が気になっている人にとっての貴重な情報源として、夕刊を辞めようということにはならずコツコツと続けられてきました。

(夕刊がライターチームに移った時に書いた日刊)

実は、夕刊の開設を運営チームに提案した時「ただでさえ毎日の日刊もあるのに、夕刊まで作ったら大変すぎる」と、反対の声が上がりました。

運営の負担も増えるし、リーダーの負担になるかもしれないというその懸念は、もちろんその通りです。私自身も準備不足を感じていたし、マンパワーに頼りすぎるものよくないと思い、一旦はその案をひっこめました。

しかし、一年半前、当時のライターチームリーダーまいちゃんの頑張りによってnoteフォロワー一万人を達成した時、私は時が満ちたことを感じたのです。

夕刊を始めた時に書いた「日刊みの編NEWS」のコラムから引用します。

「日刊みの編NEWS 」を毎朝公開することでさえ、それほど簡単なことではありません。時には原稿が間に合わず、7時の公開ギリギリまでかかることもあります。
そこに「夕刊ミノ」まで開始したら。不安はもちろん運営チームにもありました。一度は、企画が消えかけたことも。
しかしある日、夢のように遠くに思えた「みの編公式note一万フォロワー」を達成した時、ふと、時が満ちたことを感じました。
無理だったらやめたっていい。やる前からできない理由を並べることに、果たして意味はあるのか。
みの編らしくないことをしていないで、直接リーダー一人一人に気持ちを確認してみようと思い立ちました。動いてみたら、ほとんどのリーダーからの返答は「やりたい!」でした。

始まりは、フォロワー一万人を達成したライターチーム初代リーダーのまいちゃんの熱狂。それが私に伝播し、今度は私のたった一人の熱狂となりました。

始まりは一人でも、心からの思いで動いていれば、それはやがてまわりに確実に伝わっていきます。

一緒に夢見てくれた仲間がいたから。
私がその手を離した後も、熱狂してくれる人がいたから。
今日も夕刊は公開され続けています。

一読者として、私はいつもその熱量と進化を楽しみにしています。


執筆/柴山 由香
編集/帆足 和美
バナー/川端 康介


***


お問い合わせ:minowa.et@gmail.com
箕輪編集室公式Twitter


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?