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「今の日本はイージーモード、上位10%を目指せ!」 イケダハヤト×箕輪厚介 対談in掛川

本日2月12日(火)、掛川に本社をおく株式会社リツアンSTCさまの主催で、箕輪さんとイケダハヤトさん(以下、イケハヤさん)の対談イベントが行われました。

会場には100人を超す人々が詰めかけ、箕輪編集室と脱社畜サロンではライブ配信も行われ、大盛況となった本イベント。その模様を会場から、「速報」としてお届けいたします。

イケハヤさんは以前からリツアンさんのコンサルのようなことを担当されており、箕輪さんも今年からご縁をいただき、PRコンサルをされています。それをきっかけに、リツアンさん本社のある掛川でお二人が再会し、今回のイベント開催の運びとなりました。

当初は、リツアンの野中社長が3人で掛川で飲みましょう! と誘っていたというお話が、いつの間にかイベントに。「つまり、飲み会の延長ですね!」ということで、ざっくばらんな雰囲気の中、始まりました。

司会の方は、イベントの前に開かれていた居酒屋での飲み会で急遽、本日のファシリテーターを務めることになったとか。居酒屋で初めてお二人と話してみて、「すごく優しかった!」とコメントしていらっしゃいました。


どうやって自分をブランド化するの? SNS時代の自分の売り出し方

会場からの質問を中心に構成された本イベント、まず最初の質問「自分をブランド化するにはどうしたらいい?」に対してのお二人の答えとは?

口火を切ったのは、箕輪さんでした。

箕輪さんは、まず一つの業界で「こいつはヤバイ」となるのが大切だと話します。今でこそ編集者として名が知られている箕輪さんですが、双葉社時代はマイナスの評判くらいしかなかったとのこと。明らかに異質な輝きを放つことと同時に、テクニカルな面としては一点集中が大事だそうです。

初めてメディアに取り上げられたのは「大物をくどく技術」だったという箕輪さん。堀江さんや見城さんなどの本を出していくことで注目され、とにかくその一点で突破していきました。
「10」面白さがあったとしても、最初に気がつかれた「1」に集中していく。しつこいくらいに言わないと、キャラ認知はなかなかされないのだそうです。しかし、テクニカルな面としてはそれだけど、本が売れていなければ意味がなく、あくまで実績があっての「一点突破」であると語ります。

一方、イケハヤさんは?

基本は、箕輪さんにAgreeというイケハヤさん。別の角度から言うと、人々は新しい情報を知りたいので、そこから逆算して考えていくことが大切だそうです。

10年前、2009年当時、SNSはとても新しいもので、ツイッターもフェイスブックもほとんど日本では使われていませんでした。
当時のお仕事を通じてそれらに触れ、SNSはインフラになると確信したイケハヤさんは、「SNSの専門家」というポジションを取りに行ったそうです。その頃のブログは、SNSの攻略に関する記事ばかり。そこを足がかりにコラムのお仕事などを受けていきました。

その後、時代の流れを先読みし、2014年くらいには高知で「移住」というポジションを取ります。そこを箕輪さんが訪れ、箕輪さんとイケハヤさんと言えば、の本『まだ東京で消耗してるの?』が誕生しました。

イケハヤさんはいくつもの新しい流れを捉えていく過程で、失敗したポジショニングももちろんあるけれど、基本的には外さないのだそう。「情報収拾をきちんとしていけば、ほぼ外さない」とイケハヤさんは言い切ります。やはり、常に感度を高くして情報を拾っていらっしゃるのですね。

箕輪さんとイケハヤさんが尊敬する人とは?

こちらの質問は、イケハヤさんがツイッターで呼びかけた質問募集で寄せられたものでした。

編集者である箕輪さんは、「やっぱり変な人」と答えます。世間とその人を混ぜた時に、水と油のように何度混ぜても分離してしまう人に惹かれるのだだそう。
いくらイケハヤさんが炎上しようと、犯罪者になろうと、正直関係ないと話します。良い人だから好きなのではなく、原色のままだから好き。

さらに、箕輪さんは担当した著者は「永遠に好き」と言い切ります。

イケハヤさんは、「結構やな奴」が好きなのだそうです(笑)
パンクで面白い人が気になってしまうのだとか。バランスとか場の調和をとりあえず保つような人よりも、炎上した時に「そもそもこれって謝る必要あるんですかね?」と原点に立ち返るような人が好きと話します。

「そもそも」と言える人と付き合うことはとても重要、と盛り上がるお二人。今の雇用制度っておかしくないのか、とか、そもそもなんで生きてるとか、語り合える相手は貴重なのだそうです。
「錆びついている」という表現をされていましたが、思考停止をさせない、忘れさせてくれる相手は気持ちいいということで、箕輪さんは堀江貴文さんや落合陽一さんのお名前を挙げていらっしゃいました。

ちなみに、『お金2.0』の著者であるメタップスの佐藤航陽さんは、今でも都内の家賃8万5千円の家に住んでいるんだそうです。むしろ大学時代の時の方が家賃が高い家に住んでいたとか。
「心が錆びつく気がして、高いところに住めない」と、一部上場企業の社長である佐藤さんはおっしゃるのだとか…。

お二人から、会場に多く詰めかけた学生さんへのアドバイス

イケハヤさんがこれまでを振り返って思うのは、テクノロジーの重要さだそうです。もしSNSがなければ今の仕事をしていないし、中学生の時にWEBサイトをつくっていなければ、コラムの仕事をもらうこともなかったそうです。

私たちはテクノロジーからめちゃくちゃ影響を受けているのに、テクノロジーを知らないと言うイケハヤさん。今後の世界についてスラスラと説明される姿からは、日頃から勉強されていることを感じさせられます。

学生さんに限らずですが、IT、医療など幅広い分野で技術に関する勉強をした方がいいというのがイケハヤさんからのアドバイスでした。
司会の方からは、掛川西高校では高校生がプロジェクションマッピングに取り組んでいると言うお話がありましたが、若者こそ最新技術を学ぶべきとお話しされていました。

箕輪さんもまったく同じ考えだそうですが、箕輪さんがイケハヤさんと違う点は、箕輪さんは体育会系でパソコンも強くないところ。ブロックチェーンも理解したいけれど、イケハヤさんのブログを何回読んでもわからないそうです。

そんな箕輪さんでも、興味があるだけでも大体の潮流は理解でき、トレンドを捉えることはできるのだそうです。イケハヤさんほどの粒度ではなくても、ただ興味を持つだけで全然違うと言います。
NewsPicks Bookを読むだけでいい、ざっくり捉えるだけでも上位10%には入れて、仕事もどんどん楽しくなる。意識高い系を揶揄するおじさんたちはいるけど、はっきり言って意識高くて何がいけないの? と笑う箕輪さん。

これからどうなるんだろう、自分が活躍するにはどうしたらいいんだろうというアンテナを貼るだけで、上位に行ける。実は、今の日本はイージーゲームなのだそうです。
箕輪さんは、目の前の仕事に対する努力量で言ったら一般的なビジネスパーソンに、「俺、最近歌しか歌ってないし」全然敵わないそうです。

でも、世の中の全体の流れを捉える人はほとんどいない。360度、ちょっと目を開くだけで今の日本ならイージーゲームで勝てるよ、という言葉を会場の学生さんたちに向けて贈っていました。

実は「情報格差」ではない、「意識格差」だ!

ここで話は、昨今タイムラインを騒がせているオンラインサロンの話題に移りました。

箕輪さんは、いい部活もあれば悪い部活もあり、いいサークルもあれば悪いサークルもある。オンラインサロンもそのような大きな仕組みの一つであり、それ以上でもそれ以下でもないと話します。

オンラインサロンにおける「会費」のお金のハードルは大切で、飲み会一回分や二回分を払っている自覚があるから、ある程度人生の荷重をかけてくれているなと感じる。SNSの無料の情報より意味があると箕輪さんは思っているそうです。

イケハヤさんに言わせると、オンラインサロンは2011年からあり、その頃から同じ批判はあったそうです。実は同じ文脈がずっと続いていて、変化の遅い社会にがっくりしているというイケハヤさん。
世の中は変わらないと思う一方で、少しずつは変化していて「僕ら側」に来ているという感覚があると言います。

現時点でオンラインサロンに入るような人とそうでない人の間にあるのは、「情報格差」だけではなく「意識格差」なのですね。


この後も、お二人が今後やっていきたいビジネスとは? などのテーマや、質疑応答で会場は白熱していきました。


箕輪編集室メンバーは、本体グループの動画ファイルにアーカイブが残されているので、ぜひ全編視聴してくださいね!
少し先の未来が見えているイケハヤさんと、目の前のことに夢中になりながら、誰よりも未来を先取りする働き方をしている箕輪さんの熱い対談を、ぜひ聴いてみてください。

本イベントは、ITエンジニアを各企業に派遣している株式会社リツアンSTCさまの主催で開催されました。
「任せた」と言う言葉が社内を飛び交い、箕輪さん的リーダーシップを文化として持っているそうです。


テキスト/柴山 由香
写真/池田 実加

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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com

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