できることから、やりたいことへ——前田裕二さんが語る、”自分探し”論 #学割定例会 #学生定例会 #褒めゆーじ
本日12月2日(月)、編集者の箕輪厚介さんが運営するオンラインサロン「箕輪編集室(以下、みの編)」に参加している学生向けに「学生定例会」が都内のカフェにて行われました。
「 #学生定例会 」は日本一豪華なゲストを招いて月に1回開かれる講演会。これからの社会をリードしていく方々から話を聞くことができる「箕輪編集室の学生メンバー限定」のイベントです!
今月のゲストは、若者からも絶大な支持を得ている起業家、前田裕二さん。
SHOWROOM株式会社の代表取締役社長として注目を集める前田さんは、自身の著書『メモの魔力』が2019年で1番売れたビジネス書に選出されました。
「今まで褒められたことを思い出せるだけ全部書く!」
前田さんから与えられた事前課題に取り組み、自身と向き合ってきた学生たち。一体、どのようなメッセージを受け取るのでしょうか?
「学生にいま伝えたいこと」と題して開かれるこのイベントで、前田さんは学生に何を伝えるのか?
このイベントレポートは、みの編学生チームのライター3人で本イベントの様子を「熱さ」が冷めないうちに速報としてお届け致します!ぜひ、最後までお楽しみください!
<Profile>
前田裕二(まえだ・ゆうじ)
SHOWROOM株式会社代表取締役社長
自身の経験から導き出した「優れるな、異なれ」で時代を駆け上がる、今注目されている若手起業家。朝の情報番組『スッキリ』では火曜コメンテーターを務める。定例会の3日前に出演した『アナザースカイ』も記憶に新しい。
自身初の著書『人生の勝算』はベストセラーを達成。その次に発売された『メモの魔力』は、目標を100万部と掲げ、今や44万部の売れ上げを誇る。
編集者の箕輪厚介氏(幻冬舎)とはこの二冊の編集をきっかけに、出張先では同じホテル、同じ部屋を取るほどの仲良しに。お互い別の講演会で京都に来たのに、お互いの出番で顔を出しに行ったなんてエピソードも…!
MUSTの中でCANを磨き、それがWILLに繋がる
辺りが真っ暗になってきた19時過ぎ、箕輪さんと前田さんが会場に入ってきました。
はじめに、前田さんはみんなに向かって問いかけます。
「今の時点で、やりたいことはこれだ! って見つかっているという人。手を挙げて」
ぱらぱらと上がる手。
前田さん「15~20%ぐらいかな? 意外に少ないですね。志の高い箕輪編集室の人達で、やりたいことが固まっていない人が8割というのは驚きですね」
どうすれば、やりたいことが見つかるのか? 前田さんと箕輪さんの対談が、その話題からはじまりました。
前田さん:やりたいの「WILL」ではなく、できるの「CAN」。やらなきゃいけないという「MUST」のなかで、「CAN」を磨く。
この、MUSTとCANを繰り返すことで、WILLが見えてきた。と、前田さんは言います。
「WILLがある人の方が良い」「WILLを探そう」という風潮が強い今の世の中。このWILLを見つけられずに、辛いと感じてしまっている方もいるのではないでしょうか? 少し俯く学生を前に、前田さんは「WILLなんかなくてもいいんだよ」と優しく語ります。
前田さん:中途半端なWILLに入るより、MUSTからCANをやったほうがいいかも。
箕輪さんも、「めっちゃわかる!」とうなずきます。
前田さんは、WILLではなくCANからアプローチをかけることがよい、と気がついたエピソードについて、話します。
それは、SHOWROOMに新卒で入った社員のお話。その方は「前田さんのような強烈なWILLを持ちたい!!」と言って入社してきたのだそうです。他に優秀な方がいたにも関わらず、不器用で、コンプレックスを内に秘めた、この余白のある男性を採用しようと決めた前田さん。
それから4年の月日が流れ、前田さんが彼に「WILLは見つかった?」と尋ねると、まだ見つかっていないと答えます。
MUSTもいろいろと探したけれど、WILLを見つけることはできなかったそうです。
ここで前田さんは、CANからアプローチをすることを思いついたと言います。
なんと彼のWILLを見つけるために、小学校のときから褒められた記憶を一緒に辿り、CANを探りだしたのです。
箕輪さん:WILLは、探しても見つからない時もあるんだよね。
全員が必ずWILLを持っているとは限らない。WILLが見つからない人もいる。しかし、WILLがなくても「できること(CAN)」があればいいよね、と前田さんは語ります。
「趣味WILL」と「プロWILL」、どっちなの?
「WILLが決まっている人には、2パターンいる」と前田さんは言います。
1つ目は、”趣味で終わる人”
2つ目は、”プロになりたい人”
例えば、WILLを仕事につなげたいと思っている人には、徹底的にCANを磨け!と言える。けど、趣味と割り切っている人はそんなこと言わなくていいんだよね。と箕輪さんは言います。
箕輪さん:WILLが重要視されすぎて、CANが軽視されてしまう時代なんだよね。
前田さん:みの編学割に入っている人に伝えたい! 趣味でやるのはいいけど、そこを履き違えないでほしい。
箕輪さん:しっかりと自分のCANを磨く時間がないまま、セミナーとかを始める人とかいるよね。それってWILLハラの被害者なんじゃないかな。
今回の会談中に生まれた、『WILLハラ』という言葉。
世の多くの人たちがWILLを見つけるのに苦労している中で、
「WILLがないと今の世の中では輝けない」
という強者の論理を突きつけ、さらにWILLが見つからない人たちの劣等感を加速させることです。
そんな方々に流されないためにも、CANを磨く時間を与えてあげないと、不幸なことになってしまう。そう箕輪さんは言います。
みの編の切実な真実
箕輪さん:みの編で活躍する人には、CANが強い。でも、WILLを探せとも言っている。ここに矛盾があるのかも・・・。
前田さん:MUSTとWILLとCANがごっちゃになっているのかも。今のみの編は圧倒的にCANが足りない状態なのかもね。
箕輪さんも、みの編メンバーの中から何らかのプロジェクトに人を招集するときは、CANが強いメンバーをつい呼んでしまうそう。CANを磨く場所を作ってあげないといけないとね、とみの編の今後に向けた発言を頂きました。
みの編の学生メンバーには、自分たちの「CAN」を自己分析を通じて探している方が多いのです。
彼らの多くが持っているのが、前田さんの著書『メモの魔力』です。
学生チームでは、毎週水曜日の22時から「ミノ魔会」と称した、この本を活用した自己分析のイベントなども行われています!
学生だけでなく多くの読者のバイブルになっている本書を、みなさんも是非手にとって、箕輪編集室の人たちと一緒に「CAN」を探して磨いてみてはいかがでしょうか!
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