【日刊みの編NEWS】オンラインコミュニティを上手に使って、オンオフを切り替えよう
おはようございます。箕輪編集室運営担当の三浦 俊平です。
1月13日(水)の日刊みの編NEWSをお伝えします。
ここ数年、いろいろなものの「デジタル化」「オンライン化」が進んでいます。特にこの1年は、新型コロナの影響でそれが一段と進みました。
こうやって、技術の革新によって世の中が便利になっていく一方で、「弊害」もでてきているように思います。
インターネットの普及がもたらしたもの
インターネットや通信技術の普及で、私たちの生活はほんとうに便利になりました。
携帯電話の普及により、いつでもどこでも連絡が取れるようになりました。
Amazonや楽天をはじめとするショッピングサイトのおかげで、ほしいものがほしいときに手に入るようになりました。
ヤフオクやメルカリのおかげで、「いらないもの」に価値が生まれました。(「もういらないもの」を「必要としている人」とマッチングさせることができるようになり、いままで捨てていたようなものにも価値がうまれました)
また、メルカリは「所有→共有」という消費行動に対する変化をもたらしていますよね。
物を「購入して所有する」というスタイルから、「必要なときに必要な分だけ使う(必要な期間だけ所有し、不要になったら手放す)」というサブスク的なスタイルに変化したことで、低コストで多様な楽しみ方ができるようになりました。
Tinderやyentaのようなマッチングアプリにより、人と人がつながるためのコストが減りましたし、UberやAirbnbでは、使いたい人と貸したい人のマッチングコストを減らし、自動車や不動産といった資産の休眠時間を減らすこともできています。
リコメンドも便利ですよね。
「この本を読んだ人はこの本も読んでいます」とか「この曲が好きな人はこんな曲を聞いています」といった情報が提示されることにより、自然と「自分好み」のものとつながる機会が増えました。
こうやって、ITや通信技術が普及して世の中が便利になった反面、「つながり続けていること」「オススメに慣れてしまうこと」による弊害も出てきているように思うんです。
今日は前者の「つながり続けていることのデメリット」について触れてみたいと思います。
昔はどうだったっけ?
ITや通信技術が普及する前といまを比較してみましょう。
携帯電話が無いころは、オフィスを出たら仕事モードはおしまい。そこから先の時間はオフ(プライベートの時間)でした。
しかしながら、ポケベルや携帯電話が普及したことにより、「いつでもどこでもつながっている状態」が生まれました。
会社のメールもそうですよね。
昔は、オフィスからしか社内ネットワークにアクセスできない企業が多かったように思います。そのため、会社を一歩出ると、仕事のメールやファイルにアクセスできなくなり、強制的に仕事から解放される状況でした。
それがいまは、クラウドの普及によりどこからでも各種リソースにアクセスできるようになりました。それにより出先や家でも仕事ができる(できてしまう)環境になってきています。
土日休日・深夜でも仕事のメールが目に入ってしまう状況になったことで、仕事のオンオフがつけづらくなっているかたもいらっしゃいますよね。
私なんかも、リフレッシュのため土日はあえて会社のメールを見ないようにしているのですが、そうすると週明けに「連絡したのにまだ読んでないの?」といわれる始末。(休日って何のためにあるんだっけ…)
また、昨今の社会状況の変化により、会社を出た後に友人と食事をしたり、スポーツジムに通ったりという、「オンとオフのメリハリをつけるイベント」をこなすことも難しい状況になってきています。
さらに一部地域では、緊急事態宣言の再発令により、在宅勤務中心の生活になることで、「通勤」や「退社」という概念が無くなり、いままで以上に「オンとオフの切り替え」が難しくなってきています。
「仕事を終え、会社を出て、電車に乗って、自宅のドアを開けたら、そこからはプライベートの時間」だったのが、そうではなくなってきています。(リラックスして過ごせるはずの生活の場[自宅]に仕事が侵食してきている)
私自身、「仕事を家に持ち込まない(カフェや近所のコワーキングスペースで仕事をする)」とか、「家で仕事をするにしても、始業前にかならず一度外に出る」とか、「きちんと着替えをしてから仕事を始める」といったことを試してはいるのですが、いずれも小手先のテクニックであり、根本的な解決には至っていません。
じゃあどうやってオンとオフをきりかえればいいの?
いろいろと試してみた結果、効果がありそうなのは以下2点です。
1.強制的にオフラインになれる仕組みを作る
2.オンライン上にオンとオフの切り替え先を作る
1は、簡単にいうと、常に人間をオンライン状態にしてしまう悪魔のツール「スマホ」をどうにかするということです。
物理的に体から離すのもそうですし、通知の仕組みを設定で変えたりするのもそうです。
わたしの場合、スマホからFacebookとTwitterのアプリを削除し、どちらもブラウザで見ています。こちらの状況にお構いなしに割り込んでくる「通知」がなくなるだけで、オフライン状態を保ちやすくなります。
そういった仕組み化の例は「時間術大全」あたりの書籍が詳しいのでここではおいておきます。
その他にも、「サウナに入る」とか「映画館で映画を観る」なんてのもあります。スマホをもってサウナには入れませんし、映画館では電源を切りますよね。こういう風に強制的にオフラインになれる状態をつくってしまうわけです。(いずれも感染対策は必須ですが…)
続いて対策の2番目。ここでようやく今日の本題である「オンラインコミュニティを上手に使って、オンオフを切り替える」話につながります。
デジタル化が進み、「常時オンライン状態」を抜け出せない状況なのであれば、「オンラインの中にオンとオフを切り替えられる場所を持てばいいんじゃない?」という提案です。
オンライン上でオンオフを切り替えるとはなにか
私が運営のお手伝いをしている「箕輪編集室」や「前田デザイン室」を見ていて気付いたことがあります。
在宅ワークでもストレス無く過ごせている人を観察してみると、仕事の息抜きをする「喫煙室・給湯室」や「居酒屋」、趣味を追求する「習い事」、自分を磨くための「スポーツジム」みたいな感覚で、オンラインコミュニティを活用しているんですよね。
常にPCやスマホに向かってはいるのですが、接続先を「学校・会社(オン領域)」から「オンラインコミュニティ(オフ領域)」に切り替えることで、上手にストレスを解消したり、気分転換をしたりしていらっしゃいます。
前述したように、息抜きをする場として活用している人もいますし、趣味に没頭する人もいます。仕事ではできない「やりたいこと」をやるために、オンラインコミュニティのプロジェクトにがっつりコミットする人もいます。
常にオンラインでつながっている中でも、気持ちの向け先として「没頭できる場所・息抜きができる場所」をもうひとつ確保しておくことで、精神的にぐっとラクになるんみたいなんです。
リモートワーク等で、オンとオフを上手に切り替えられずにもやもやしている人は、ぜひどこか興味のあるコミュニティに参加してみましょう。
※「忙しくて時間がないよー」という人も、まずは参加して雰囲気を感じるところからスタートしてみてください。
うまくハマってオンとオフにメリハリがつけられるようになると、ストレスが減り、仕事の効率が上がって時間に余裕が生まれるかもしれません。(「早く仕事を終わらせて、そっちの活動に注力したい!」という気持ちから日中の仕事にエンジンがかかる効果も期待できます)
そうなったら、「ますますコミュニティが楽しめるようになり、それによって仕事の効率も上がる」という、好循環が回り始めます。
まとめ
最後に、没頭するもよし、息抜きするもよしのオススメコミュニティをご紹介して今日の文章を締めたいと思います。
そんなオススメコミュニティはこちら!
みなさんのご参加お待ちしています!
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テキスト / 三浦 俊平
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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com