【取材編】なにそれ!? 知ってそうで知らなかった記事制作の流れ 【夕刊ミノ】ライターチーム
こんばんは。箕輪編集室ライターチームの池田悠真です。8月30日(金)の夕刊ミノをお届けします。
8月9日、カレッジワークス×箕輪編集室のコラボイベント「初心者向け! 記事制作講座」に参加してきました。
箕輪編集室ライターチームの金藤さんと橘田さんのお二人が講師を担当し、企画から取材準備、記事編集と内容盛りだくさんだったこのイベント。
本日は、橘田さんの「取材」パートをお送りします!
金藤さんのお話した「企画」パートはこちらからご覧ください。
取材前に知っておきたい5つの準備
今日は、橘田さんの説明を聞いて特に印象に残った内容をお伝えしようと思います。
まず、取材前は5つの準備が重要です。
・カメラマンのアサイン
・ICレコーダーの準備
・取材場所の確認
・インタビュー本番で意識しておくこと
・インタビューを聞く姿勢や顔の向きについて
・カメラマンのアサイン
カメラマンさんには「どんな写真を撮ってほしいのか」「何枚くらい撮ってほしいのか」を事前に伝えておくことが大切です。伝えていないと、自分が想定していた記事構成に適した写真が撮られていない、ということが起こってしまいます。
・ICレコーダーの準備
レコーダーの不具合で音声が録音されていないことが時折あるそうです。そのため、ICレコーダーは最低でも2台用意することをおすすめします。
・取材場所の確認
自分で取材場所を設定する場合、取材前までに場所を下調べをしておく必要があります。注意する点は、BGMの音量は録音するのにうるさくないかどうか、いい写真は撮れそうかなどです。録音した音声が聴きづらい、記事に使えそうな写真がないといったことが起こりうるため、チェックする必要があります。
・インタビュー本番で意識しておくこと
インタビュー時に、印象に残ったキーワードやフレーズをメモしておくことが大切です。記事の構成をつくる際に、思い出して考える時間が省けて、素早く構成を決めることができます。
・インタビューを聞く姿勢や顔の向きについて
金藤さんや橘田さんは、インタビューではいつも机に身を乗り出すように聞いているそうです。そうすることで相手に真剣さが伝わり、さらに深い内容を聞き出せるようになるからです。
書き起こしも侮れない、文章ができるまでの流れ
取材が終わったら、書き起こしをしていきます。
書き起こしとは、インタビュー取材や講演の音源を聞いて文字に起こしていくことです。この書き起こし、一見地味な作業に見えますが、とても重要な作業です。これをすることで、以下3つのメリットを享受することができます。
・話し手の思考や意図を深く理解することができる
・編集された記事からは感じ取れない、話し手からの生の情報を知れる
・書き起こしの仕事に繋がる
書き起こしの次はライティングです。
ライティングとは、書き起こされた文章を、掲載するメディアに合わせて構成を整えて執筆していく作業のことです。この時、メディアのコンセプトおよび読者層をきちんと想定して書くことが大切です。それらによって、書き起こし内容から抽出してくる内容が変わってくるためです。
最後に、ライティングした文章を編集していきます。
編集とは、客観的な目線(第三者からの目線)で修正していく作業のことです。構成の流れ、文章の過不足、トーン&マナー、誤字脱字などをチェックしていきます。
相手の心を動かす取材依頼
最後は、取材依頼をする際のポイントについて。
橘田さんが解答した内容にかなりの衝撃を受けましたので紹介します。
「コネがない状態から大物にアポイントをするには?」という参加者からの質問に、橘田さんは「ジブリのプロデューサー鈴木さんに手紙を送って、取材の了承を得ることができました」と答えてくれました。
鈴木さんに手紙を書いた時は、メディアの種類となぜそのメディアで取材をしたいのかを明確にし、自分語りはせず「あなたに興味があります」ということをきちんと伝える。この2つを意識して作成したそうです。
以上が、私の心に残った橘田さんのプレゼン内容です。
今回の記事制作講座を通して、自分が知らなかった知識を多く得ることができました。そして、実際にアクションして、情報を掴みにいくことがどれだけ重要か改めて実感できました。今後もどんどん行動して、自身の成長に繋げていきたいと思います。
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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com