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写真から学んだ、自分のオリジナリティを見つける3つの目とは? 【夕刊ミノ】メディアチーム

こんばんは。箕輪編集室メディアチームの松村拓実です。9月23日(月)の夕刊ミノをお届けします。

8月2日に開催された、カレッジワークスさんと箕輪編集室のコラボイベント「みのカレ」に参加してきました。今回は第一弾として「情報を掴む力 〜写真を”読む”技術〜」というテーマで、箕輪編集室メディアチームリーダーでありテレビで報道番組全般を担当されている森川亮太さんに講義をしていただきました。

講義では、「目に留まる写真とは」についてのお話しでした。目に留まる写真とは、「主観」と「技術」が合わさった写真だそうです。

「主観」とは、撮影するものに対して関心があるかどうか、気持ちがのっているかどうかということです。「技術」は、撮影技術のことをいいます。今回は2つのうちの「技術」について話していただきました。


目に留まる「情報量」と「想像量」

「技術」の視点で目に留まる写真とは、情報と想像を受け手に与えるフックのある写真であると森川さんはおっしゃいます。目に留まる写真には、2つの要素のどちらかが含まれているといいます。

1つ目は、「情報量が多い」こと。そして2つ目は、「見た人にたくさんの想像を掻き立てる」ということで、この要素を含む写真を森川さんは、「想像量の多い」写真と呼んでいます。

まず、情報が多い写真について。下の左側の写真を見てください。

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(写真:森川亮太さん)

「どこかの会場」「人が多い」など、箇条書きされているようにたくさんの情報を得ることができます。この写真から、情報量の多い写真は視界が広い写真と言うことができます。

次に、想像量が多い写真について。右側の写真を見てください。

「前田裕二さん」が「喋っている」という情報くらいしか得ることができません。一方で、「前田さんは何を話しているんだろう?」など、見る人に想像させる余白を与えているのです。

このように情報量、もしくは想像量が多い写真が目に留まるのです。


3つの目でさらに留まらせる

次に、情報量と想像量という2つの要素に「3つの目」を掛け合わせると、オリジナリティのある写真となるそうです。3つの目とは、「虫の目(ミクロな視点)」「鳥の目(マクロな視点)」「魚の目(トレンドをとらえる目)」です。

虫の目は、対象物に近づいた視点であり、先程の前田さんの写真に当たります。

鳥の目は、全体を俯瞰している視点であり、先程の会場の写真に当たります。

魚の目は、今どんなものが流行っているのかをとらえる目です。魚の目をもって撮った写真の例を紹介します。

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(写真:森川亮太さん)

こちらの写真は、森川さんがインスタグラムに投稿された写真です。今、インスタグラムでは情報量の多い写真がトレンドとなっているそうです。この写真は情報量の多い写真だということができます。夏祭りで、賑やかな様子で、ハイボールを飲んでいて、さらにどの飲料会社のハイボールであるかもわかります。

つまり、これら3つの目を情報量、想像量という2つの要素に掛け合わせることで、目に留まる写真となるのです。また、この3つの目を持つという考え方は、なんと自己分析をする際にも応用できるといいます。

虫の目をもつと、自分は何が得意で何が苦手かなど、自分自身のことを詳しく知ることができます。

鳥の目をもつと、自分のバックグランドや今いる環境を俯瞰して見ることができます。

そして、魚の目をもつと、自分が将来どうなりたいのかといったビジョンを語れるようになります。

つまり、3つの目をもつと「目に留まる人物」になれるのです。

このように、目に留まる写真とは? という問いに向き合い続け、ご自分なりの答えを見つけ、さらに写真以外のことにも応用できることを見つけた森川さんに驚きました。また、その気づきを惜しげも無く教えてくれて、なんて優しい方なんだ! と思いました。

皆さんにも写真を撮ったり見たりする際には以上のポイントを意識してみて欲しいです。きっと、これまでと写真の見方が変わるはずです。


テキスト/松村拓実
編集/山口祥平
バナー/YUKIFUMI

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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com

箕輪編集室公式Twitter


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