チームって、やっぱり楽しいかもしれない【夕刊ミノ】『BRUTUS』プロジェクトチーム
こんばんは。箕輪編集室『BRUTUS』プロジェクトチームの奥村佳奈子です。昨日9月2日、箕輪編集室が携わった『BRUTUS』900号、真似のできない仕事術特集が発売されました! みなさん、もうご覧いただけましたか?
9月3日の夕刊ミノは、今回編集サブリーダー、キングコング西野亮廣さんのページ担当者として関わらせていただいた、私の所感をお伝えいたします!
ファンの一人として、完成を楽しみに取り組んだ
私はかつて、京都でガイドブックや情報誌の編集をしていました。編集プロダクションの一員として、出版社とやり取りしながら進めていたので、まさに今回の箕輪編集室『BRUTUS』プロジェクトチームとマガジンハウスさんとの関係みたいな感じです。
と言っても、ベテラン編集者のもとで短期間していただけなので、「私、編集の経験者です」なんて胸を張って言えるほどではありません。経験も知識も全然足りないし、編集業務のハードさを知っているだけに尻込みしていました。なので、「一人のライターとして関われたら嬉しいな」という想いで、このプロジェクトに手を挙げました。
が、プロジェクトリーダーの金藤くんのもと、私はサブリーダーに任命。尻込みしていただけに、私に務まるのか不安が大きかったです。でも、このタイミングでこのポジションを貰えたのは、箕輪編集室ライターチームで手を動かしていたことが少しでも認められた結果なのかもしれない。そう思ったら、このチャンスは手放してはいけないし、断る選択肢はありません。
何より、『BRUTUS』は以前から大好きな雑誌。「真似のできない仕事術」と聞いたときも、すぐにあの名刺の並んだ表紙が頭に浮かんだほど。滅多とない機会なのだから、全力で取り組みたい!
制作チームの一員ではあるけど、自分自身も完成を楽しみに取り組んでいました。
※ちなみに、私の本棚に残しているもっとも古い『BRUTUS』は2009年のものでした。
執筆、撮影同行、校正、取材先との調整…編集者の仕事は多い
西野さんのページについては私はサブの担当者で、メインはライターチームサブリーダーのさよちゃん。さよちゃんが執筆担当で、私は素材集めと校正くらいかな(そんなにヘビーにはならないな♪)。と思っていたら、素材集めが想像以上に大変…。
誌面に使う画像は借用するほか、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のイベントにお邪魔し新たに撮影もすることに。撮影をえんどぅくんに依頼し、私も同行しました(ディレクションのニトロくんに依頼し、私も同行しました。ニトロくんは名古屋からはるばる…!)。
猛暑日の午後に植物園(温室あり)見学、草刈りなど…。「雑誌の撮影なんですが、顔出しOKですか?」と西野サロンのメンバーさんに確認しつつ、西野さんの魅力を伺ったり。写真のキャプションは現場を見てきた私が書いた方がいいかもと思い、執筆箇所も徐々に増やしていきました。
その前後には、取材依頼、校正など、先方との連絡が何往復も必要。その度に運営の柴山由香さんに窓口をお願いしたのですが、夜遅くても即対応してくださり…本当に助かりました。
メールもFAXも設けていない掲載店もあったガイドブック編集時代、校了ギリギリまで取材先の合意を得られない、というのはたびたびあったし、きっちりスケジュール通りに進むことの方が稀とも言えます。今回もスムーズに連絡が取れず相当ハラハラ。この夏、どのお化け屋敷よりも背筋の凍る思いを味わえたのでは…。
「チームって楽しい」を久しぶりに感じられた
キックオフミーティング、担当ページのやり取り、プロジェクトリーダー陣とのやり取り。夜通しでスレッドやメッセンジャーの通知が届く日もありました。1年前に箕輪編集室に入って以来、もっとも濃密な1ヵ月半となったのです。
ふだんはフリーランスとして活動しているので、チームプレイは久しぶり。ここだけの話、団体行動がで苦手で会社員をドロップアウトしたという経緯がありまして…本来はプロジェクトの中枢にいるべき人間じゃないと思っているんです。
それでも、おもしろいアイデアがポンポン飛び交うのを見るのは刺激的だし、困ったときにサポートしてもらえるのはとても嬉しくて。「チームでものづくりをするのって、やっぱり楽しい!」と思えたことはすごく大きな経験でした。忙しかったし、体力的にも能力的にもしんどいことはあったけど、それ以上に「楽しさ」が勝っていたので走り続けてこられました。
まだまだ続く『BRUTUS』プロジェクト
プロジェクトのリーダー陣については、私からは説明が要らないほど行動量は圧倒的でしたよね。朝・昼・晩・深夜、時間を問わずメッセージが届き、こちらが送ってもすぐに返信が…みんな、いつ寝てたん…?
プロジェクトのリーダーとして、箕輪さんやBRUTUS編集部の神谷さんとも連絡を取り合い、全体を統括していた金藤くん。デザイン部門の平岡さんはアートディレクターとして、最後の最後までデザイン調整に対応してくださっていました。平岡さんは仕事としても雑誌デザインをされていますし、とても心強かったです。この二人を前にすると、私の「大変」なんて全然大したことないな…(と、たびたび寝落ちしながら思っていました)。
今もなおやり取りの続くリーダー陣、各ページ担当のみなさん、終盤に深夜作業をしてくれた校正担当のみなさん、本当にお疲れさまでした!(今回のメンバーは総勢50名ほどに上るとか…!)
『BRUTUS』購入者限定イベント開催決定という形で、今回のプロジェクトはまだまだ続きます。それに伴い新たなメンバーも加わるはず。最後までよろしくお願いします!
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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com