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マンガ 死ぬこと以外かすり傷

みなさん、おはようございます!

明日から仕事初めの方も多いかと思います。
憂鬱だ、とか、めんどくせぇとか感じると思うし、僕もそういう気持ちはあります。

でも社会人当初に比べると、遊びと仕事の境目がなくなってきて、いわゆる月曜日の憂鬱みたいなのはかなり少なくなりました。

でも実は、僕は新卒で入った出版社で、広告営業という部署でスーツを着て働いてました。今では考えられません。

当時はパソコンも打てず、ネクタイもしめれず、典型的なダメ側のサラリーマンでした。

なーんも出来ない。でも、自分が心からやりたいってことに出会うと誰よりも頑張れるという性格で、無我夢中に頑張ってここまで生きてきました。

自分が何も出来ない代わりに、誰よりも手を動かし、周りに甘えまくって、カタチにしてきました。

いろんな仕事をしている人がいると思いますが、

『マンガ 死ぬこと以外かすり傷』では、

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自分の内なる衝動に耳を傾けて、短期間でも極端に頑張ると、
周りに仲間が増えて、大きなことも達成できるようになり、なんだか楽しいっていうメッセージを伝えられたらなと思ってます!

西野亮廣エンタメ研究所限定で公開した「はじめに」を無料公開します。

「はじめに」を読んで、いいなと思ったら是非マンガを読んでみてください!

では、どうぞ!

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「はじめに」

あなたはもっとデタラメだ。
世界はもっと面白い。

「この先、やりたいことは何ですか?」とよく聞かれる。
トークイベントや講演会に行くと絶対聞かれる質問だ。

ちゃんと答えられたためしがない。

僕は何か高尚なビジョンや目標に向かって生きているわけではない。
その瞬間瞬間。なんなら、その日のことを、起きたその瞬間に考える。

明日、何があるかを把握していない。先のことは特に考えず、朝起きたその瞬間から、その1日の衝動に従って行動している。それが積み重なった先にただ1年後があり、5年後がある。

僕はそうやって生きてきているから、1年前、自分がこんな状態になっているとはまったく思っていなかったし、1年後自分がどうなっているかもわからない。

この漫画は僕が新卒で双葉社という出版社に入社してから、今に至るまでの約10年を描いたものだ。特に、編集者になってからの5年をメインにしている。

僕は編集という仕事に出会い、目の前の著者の生き方に刺激され、原稿作業に没入し、それを一人でも多くの人に届けるために、ありとあらゆる手段を使ってきた。
 
そこに、何かくっきりとしたビジョンなどなかった。ただ熱狂し、酔っ払って、塀の上をダッシュするかのようにここまで来た。

最近、朝の情報番組や夜の討論番組で社会問題をズバッと斬り、なんか偉そうなコメンテーターっぽいことをやっているけれども、

学校でも会社でも家庭でも、常に問題は起こす側だし、コメントしている手元ではスマホをいじっている。最初に言っておくが、僕はまったく立派な人間ではない。テレビを信用してはいけない。

であるからして、この漫画を読んでも、「まとも」な人間になれるわけではない。

僕は、ただ放火魔のように、テロリストのように、火を付け、騒ぎ立て、野次馬が集まってきた時には、他の所にまた火をつけに行く。愉快犯として日々を生きている。

オリエンタルラジオの中田敦彦さんが“パニックメーカー”と言ってくれたのだが、まったくその通りで、周りから見たらただパニックを起こしているように見えるに違いない。 

僕自身もそう。自分が一体何をやりたいのかわからない。頼む。誰か止めてくれ。

僕は出版不況と言われるこの業界で、陰で悪口を言われまくる程度には結果を出してきた。個人でも税務署に狙われるくらいには金も稼いできた。さらにラーメン屋で店員に写真を撮れるほどにはメディアで名前も売ってきた。

仕事で圧倒的な結果を出す、個人で金を稼ぐ、自分をブランディングする。そういった方法論は紙の本の『死ぬこと以外かすり傷』にたくさん書いたのでそちらを読んでほしい。

この漫画は、無茶苦茶、トラブル、予定不調和なことに直面すると、頭からアドレナリンが出まくってラリってしまう、僕のもっと根源的なとこを描いている。

昨日カンボジアから帰国し、成田エクスプレスに乗ると、アナウンスで「携帯の通話は周りのお客さまの迷惑になるのでお控えください」と流れてきた。

カンボジアでは、誰もが自由に、ある意味で無秩序に商売をしたり、ご飯を食べたり、地べたに寝たり、走り回ったり、喧嘩をしたりしていた。

しかし、この国は「まとも」だから、電車の中で携帯ひとつかけることですら誰かに管理される。

今の日本は、ルールや常識というものを、みんなで守ろう守ろうとして、何かの間違いで一歩はみ出した人がいると、徹底的に叩き、排除しようとする。

しかし、本来、僕たちはルールや常識をつくる側なのであって、管理される側ではない。

新しいものを創造するために生まれてきたのであって、過去の誰かが作ったものをただ維持するために生きているわけではない。

世界は常に、まだ不完全なのであって、今よりもっと自由で、もっと楽しくできるはずだ。

しかし、国やテレビやSNSの生み出す「正義」に盲目的に従い、こうあるべきだとか、こうあらねばならないという枠にはめられ続けて、気付いたら自分がその枠にはめられていることすらも忘れてしまう。

「その枠なんて嘘だ」「本来、こんな枠なんてあるわけがない。自分たちはもっと自由でもっと楽しい世界を謳歌できるはずだ」

こう言うと、「まとも」な人たちからは「頭がおかしい」と攻撃される。

しかし、「まとも」なことをやっても「まとも」なモノしか生み出されない。

「まとも」しかない世界で生きていきたいか?

多くの人の心を動かすコンテンツや世界を変えるイノベーションはいつも頭のおかしい変人が作り出す。

「狂ってる」そう馬鹿にされる人間が新しい世界を作る。
作る側に行こう。こんな常識なんて破壊し、新しいものを創造しよう。

今、若者はチャンスだ。
これまでのルールとシステムが通用しなくなっている。
古い世代にはわけの分からない変化が今まさに起こり始めている。
ワクワクする未来が迫っている。この波に乗ろう。
自分たちの手で、世界の輪郭に触れ、自由で新しい秩序を作り直そう。
おっさんの言うことはすべて聞かなくていい。
その代わり、誰よりも考えて、誰よりも動け。
語る前に手を動かせ。語りながらでもいいから手を動かせ。
能書きじゃなく数字やプロジェクトで示せ。
何をやりたいか、何をやっているか、明確に答えられる人間であれ。
狂え。生半可な人間が何も成し遂げられないのは、いつの時代も変わらない。
絶望を感じながら、それでも信じて走り抜け。
守るより、攻めろ。そのほうがきっと楽しい。
必要なのは「知」と「熱狂」だ。
若き読者の武器となる本を僕は作り続ける。
こっちの世界に来て、革命を起こそう。

朝起きると、つまらない日常があり、決まりきったルーティンが待っている。しかし、それは幻想だ。

しかも、自分で作り出している幻想だ。「自分とは本来こういうものなんだ」「世界とはこういうものなんだ」というふうに自分で決めてしまっている。

あなたはもっとデタラメだ。世界はもっと面白い。くだらない常識を無力化するために必要な衝動を、この本で受け取ってほしい。

箕輪厚介

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どう?よかった?
是非、マンガ本編も読んでみてください!

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