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人生というゲームをいかに楽しむことができるか

こちらは、5月31日に今井紀明さんをお招きして開催した「次世代の才能を編集する」の書き起こし記事です。

何歳でもやりたいことの根幹は変わらない

質問者:もし今学生に戻ったら何をしますか?

箕輪:もともと僕は成り上がり精神とかがなかったから、働かないでみの邸とかで動画作っている気がする。これで死ななきゃ最高じゃんみたいな。ゲラゲラ笑える動画を作ってればいいやってなってたと思う。結果、それがバズって上手くいっている可能性が一番高い気がする。

今井:僕の場合は、若者が希望を持てるような社会を作りたくて。ずっと根幹から考えるのは、紛争解決。そのために海外へ行きまくって、それを発信して、お金を稼ぐ方法を見つけているような気がします。自分のやってみたいことってあんまり変わらないじゃないですか。だから、(今学生だったとしても)そういうことに対して純粋に動くだろうなって思う。

今、なんで僕が日本でやっているかと言うと、日本の方がひどい状況にあるから。ザンビアっていう国で3ヶ月間働いていたんですけど、あの国は一律で貧しいんですよね。逆に言うと、情報を均等に持っていてこれから経済成長があるから、どんどん上がっていくんですよ。

でも日本って1回豊かになっているから、その中で孤立していくと余計不幸になっていくんですよ。そういう意味で言うと、日本の方が不幸率って高いんじゃないかなっていうのが実感値としてあって。だからこそ日本でやっているっていうのはありますね。

質問者:どういう学生を支援したいと思いますか?

今井:ポルカとか何か支援をお願いされた時に選ぶ基準があって。ある程度何か自分でチャレンジしようと思ってることがまずあって、今は誰からも応援されない環境にある子を集中的に応援しています。箕輪さんはどういう人を応援したいと思いますか?

箕輪:応援したいと思ったことない。

今井:対象が違うのかも。みの編に入っている人だったら、応援っていうより一緒にやってこうってなるのか。

箕輪:そうそう。60歳のおっさんも2歳の赤ちゃんも同じだと思っているからね。むしろ僕が応援してほしい。子どもが今2歳と5歳なんだけど、応援するから僕の応援もしてって思う。だから常にフラットだね。今井さんみたいに誰かを助けようって思ったことがない。

今井:箕輪さんと僕、本当にキャラが違うな。

箕輪:全然違う。僕は人のために生きようと思ったことが1回もない。いつも破壊と快楽を考えてる。

今井:僕も破壊と快楽とか言ってみたいわ(笑)。あまり僕の本質じゃないかな。

箕輪:みんな破壊と快楽じゃないの?

今井:だって、僕のこのキャラで破壊と快楽って言ったら怖いでしょ? サイコパスだと思われますよ(笑)。

箕輪:怖い(笑)。破壊と快楽の本物だわ! でも、イノベーションとハッピーってことだよ。要は、今ある既存のくだらないものを変えて、もっと幸せなものにアップデートしたいってこと。

質問者:NPOだからできることは何ですか? それと、なぜジャーナリストを選ばなかったのかも知りたいです。

今井:NPOだからできることは、誰も注目していないことができる。企業や国が全く関心のない対象をターゲットにできるっていうのが強みとしてあって。

ジャーナリストの場合は伝えることしかできないかもしれない。けど、僕たちは課題解決のサービスを作って、それを政策提言までできる。もしくは、自分たちでそういう社会やコミュニティを作ってしまうっていうことが、やっぱりNPOの役割だと思っていて。それをできるのが日本のNPOの面白さだなと実感しています。

僕たちは寄付型のNPOで年間7、8000万円くらいいただいて運営していて。そういったお金は行政とか企業が持っていない生活指標で動けるんだよね。そこがNPOの強みだなって思っていて。

例えば、進学させなくてはいけないとか、就職させなきゃいけないっていう既定の路線で支援するわけではなくて、他の路線も選ばせることができる。そして、それをもとに結果を出して政策提言ができる。そういう強みがすごくあるかなと思っています。

若さを強みとして活かせるか

質問者:箕輪さんは動物的であることに対してリスクはないんですか?

箕輪:リスクなんてないよ。殺されること以外リスクじゃないじゃん。全部エンターテイメントで、100年の中でどれだけ面白いことができるか戦争じゃないですか。人生を100年のゲームと考えた時、全てはイベントだからね。

リストラされても、文春に撮られても「きた! イベント発生!」みたいな。だから、そんなものはリスクじゃないよ。

今井:箕輪さんに1つだけ聞きたかったんだけど、死ぬのは怖くないの?

箕輪:死ぬのは怖くないけど、痛いのは嫌だね。もしイラクで9日間拘束されたらすぐツイートしたい(笑)。

箕輪編集室でもNPO未来ラボでも興味があったらぜひ入って楽しんでほしい。箕輪編集室は大学生が多くて、すごく活躍している。変化に対する速さと時間があるってことはやっぱ強いよ。

今井:うちも10、20代が70%くらいですごく多い。企業で働いている人が半分くらいなんだけど、関心を持ってくれてる人がいるっていうのはすごい面白いなと思ってて。

自分が社会をよくしていきたいという思いがあるなら、NPO的な手法ってすごい学べるから、一緒にコラボするのもいいと思う。ぜひ関心を持ってくれたらいいなと思います。

箕輪:本当に若さが力だっていうのは間違いない。今単純に時代の変化が早くて、既得権益や人脈、お金とかが無力化しているから本当恵まれてるよ。

今井:あと1つ言えるのが、僕らの世代は20代から学ぶことが多い。

箕輪:頭角を現すチャンスはありまくりだから、ぜひ頑張ってほしい。


今井さんが代表を務める認定NPO法人「D×P」への寄付については以下をご覧ください♩

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テキスト 酒井琢磨
編集 橘田佐樹

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