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礼儀はやればやるほど自由になる #学生定例会 #会社員の教科書

3月5日(木)の今日、『これからの会社員の教科書』を著した田端信太郎さんと編集者の箕輪厚介さんが「これからの会社員」をテーマに60分間にわたる対談を配信。学生をはじめとした箕輪編集室(以下、みの編)のメンバーは画面を通じて、仕事について真剣に考えました。

その内容とはいったい……?! 

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<Profile>
田端信太郎(たばた・しんたろう)
ビジネスの法則やマナーについて記した『これからの会社員の教科書』の著者。慶應義塾大学を卒業後、リクルートにてフリーマガジン「R25」の立ち上げやLINEの株式上場への貢献など数々の会社で活躍。2018年の2月末には、ZOZOで有名なスタートトゥディ社の前澤友作社長(当時)の招きで執行役員に就任。現在はオンラインサロン「田端大学」主宰やトゥモローゲート社のCTO(Chief Twitter Officer)などの活動をしている。
<Profile>
箕輪厚介(みのわ・こうすけ)
2019年で一番売れたビジネス書『メモの魔力』(著・前田裕二さん)を生んだ幻冬舎所属の編集者。オンラインサロン「箕輪編集室」の主宰や、本田圭佑氏が運営するサッカークラブ「One Tokyo」に選手として参加し、エースを意味する”背番号9番”を背負うなど挑戦の幅は広がりを見せる。とはいえ「言わずと知れた天才編集者」であることには変わりない。


18時半頃、オープニング動画が流れ、視聴者のボルテージは上がります。

「『これからの会社員の教科書』、ほんとすごい本だなと思っていて」と箕輪さんは口火を切ります。

何がすごいかというと、「当たり前のことができない人が多くて。それを注意するのが嫌いなんだよね」と続けます。「報告・連絡・相談(報連相)」といった社会人の基本を言いたくないし、それを語っている自身の姿も嫌なのだそうです。

「名刺交換とかビジネスの基本を部下に言いたいけど、パワハラとかで言いづらいんだよ。でも、本とかYouTubeでは言いやすい」と田端さんも続けました。

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礼儀は自分の身を守るためにある

田端さんは「礼儀はやればやるほど自由になる」と言います。自分一人で生きていこうとする人ほど、“礼儀”が欠かせないということ。

そして、「礼儀とは用心」と続けました。“礼儀”は他人のためにやるのではなく、自分の身を守るためにあるという訳です。

続けて箕輪さんも「「好きなことやろう」とか「自分らしく」みたいなことができている人って、礼儀の部分はクリアしているよね。でも、みの編の人とか勘違いしやすい。僕と同じように振る舞おうと、会社で挨拶している時にスマホを触ったりしているんだよね。でも「お前違うぞ」って。見た目だけ自由に振舞う人は、一瞬で終わる」と続けました。

自由に活動していく前に、礼儀を無視しては進むことができない。現実は、無礼であると上司や周りの人から煙たがられて制限されてしまう。ですが、礼儀をやればやるほどかえって自由になるということです。

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技術は進歩しても人間は変わらない

「『これからの会社員の教科書』でいいなと思ったのが、「正しいことが通るわけじゃない」とか「根回しが大事」とか合理的なことが書かれているじゃないですか」と箕輪さん。

箕輪さんは幻冬舎に勤めるサラリーマン。だからこそ、仕事は人間の中の営みだということ言います。そして、「社内政治めっちゃ好きなんですよ。得意」と笑いました。

田端さんは意外と思ったのか、「社内政治興味ねぇ!俺は本質的に正しいことやって読者にとっていい本をつくる!」というキャラクターで箕輪さんを見ていたそうです。

ですが、その裏では「生意気そうなのに、めちゃくちゃ腰が低い」と礼儀を尽くす面もしっかりあると箕輪さんは答えます。

本当にうまく仕事ができる人は、社内政治的なことを頑張って、礼儀正しい態度を取ることが欠かせないそうです。そして、それは目的を達成するためには重要だそうです。

テクノロジーが発展して社会が変わっていっても、人間関係といった部分は変わらない——。

二人は語り合いました。

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そして、田端さんは本を書こうと思った理由を口にします。

「社内政治とか、根回しとか交渉術とか。自分としては当たり前のことを記事に出してみたら、意外とウケたから、本を出した」

ですがその裏には……

「常識とかは誰かが言ってあげなきゃわからない。けど、言いたくない。ただ、自分の無礼な態度を無礼と理解してやっているなら良いけど、知らないでやってしまっている人がいる」という悲しい現実。

「この本には、いわゆる”ブラック企業ノリ”みたいなことの重要性も書いてある」と箕輪さんは言います。

「飲み会に行かなくてはいけない」や「槍が降っても会社に行け!」といった古いサラリーマンの価値観にも思えてしまう内容。ですが、言葉通り受け取るのではなく、その理由を知ることで「やりたいこと」や「できること」ができるかもしれません。

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社会人になる準備をしている学生や、この春から心機一転頑張ろうと思っているあなた。箕輪編集室ではきょうの配信が、アーカイブとして視聴できるようになっています! 

一度、二人のトークを見て、そして『これからの会社員の教科書』を読んでみてはいかがでしょうか! 



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編集/永原尚大(ながもん)鈴木優人
写真/梅澤芳騎松村拓海
グラフィックレポート/櫻井恵
OP動画制作/松本滉平
バナー制作/ニトロ


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