シンプルに「決める」。インスタ中の人が、前田裕二密着24時から学んだこと【夕刊ミノ】PRチーム
こんばんは。箕輪編集室PRチームのキョウスケです。12月23日(月)の夕刊ミノをお届けします。
去る11月4日。箕輪編集室を熱狂に巻き込んだ、ニッポン放送×SHOWROOM「前田裕二密着24時」の様子を、箕輪編集室公式インスタグラム中の人目線でお届けします。
24時間で本つくっちゃおう!
さかのぼること10月29日の夕方、箕輪さんから箕輪編集室へ爆弾投稿がありました。
SHOWROOM株式会社の代表取締役社長・前田裕二さんとラジオ番組オールナイトニッポンとのコラボで11月4日に24時間ラジオを開催し、ゲスト対談などを一気にまとめて24時間で本まで作り上げる企画があるとのこと。そしてライターチームを中心に協力できるメンバーを募る! と言う内容でした。
PRチームが関わる可能性について、ほのめかしがあったものの…一体どう関わっていくのか、そもそも全容が見えていなかったので「具体的になってから考えよう」ぐらいの心構えでした。
11月2日の15時ごろ、PRチームリーダーの平部さんから「外だし厳禁!」のメモともに全体の時間割がPRチーム中の人連絡チャットに投げ込まれました。本当に24時間でスケジュールが組まれていました。時間割から詰め詰めタイトなスケジュール感が伝わってきます。
このお祭りをサポートするため、公式ツイッターチームとインスタチームそれぞれで24時間に誰が稼働できるかの確認が始まりました。11月3日の午後にはなんとなく全体の稼働スケジュールが見えました。この時は私も「インスタチームで何かやるんだろうな~」と解像度低めにぼんやり構えていました。
違和感発動、何とかしないと…
24時間の稼働状況も見えたことで何となく安心して、明日はどうなるのかな…と夜遅くまで担当割のシートを眺めていた時にハッとしました。インスタチームの具体的な動きが「決まってない」のでは?
ツイッターチームは飛び出した名言、対談のまとめなど起きていることをドンドン文字にしてラジオの内容を「実況」するだろう。インスタチームで同じような実況は…アレ? できないんじゃない?
インスタチームではイベント対応にストーリーズ投稿の機能を使っています。ストーリーズの投稿は、画像+言葉+スタンプという3つで構成されているので情報量も多く、文字情報だけのツイッターの投稿に比べて単純に作成にも時間がかかります。
情報が多い…時間がかかる…
そんな条件下において、タイムライン上でストーリーズの投稿群をユーザーへどのように見せていくのか。つまり、コンテンツのつくりかたについての議論が不十分でした。
誰が、いつ、何を投稿するのか? の部分が曖昧なままになっていました。「各自の判断」と言えば聞こえが良いですが、どちらかというと自由が迷いを呼んでしまい、インスタのキモである投稿の統一感が出せなくなりそうな状況に陥っていました。
この時すでに、11月3日の23時。企画のスタートは6時間後です! 今からでもインスタチームで方向性について具体的に相談できないかな? と思ったけれど、オンラインになっているメンバーはほとんどいませんでした。
チームの動き方についてメンバー間で議論したり、合意をとったりする時間はないと判断。あれしましょう、こうしましょうと提案を運営チャットに投げ込んでいきながらコンテンツのつくりかたのイメージをラジオが始まる前に「決めて」いく作戦をとりました。
幸い、平部さんとツイッターチームリーダーのもぬんこさんがオンラインだったので、良くない状況があればその場でツッコミもあるだろうし、後でチャットを見たメンバーは何かあれば改善、修正すればいいと言う計算もありました。
「決める」ことでチームが自走し始める
紆余曲折を得て、最終形と言える下記のような投稿の方向性が「決まった」のはイベントが始まって少し経った11月4日の朝10時ごろでした。
・投稿のフォーマットを作って投稿作成時間の短縮
・フォーマット化することで投稿に含む情報のクオリティをそろえる
・ラジオのゲスト1人に対して作る投稿数の目安を設定、作業総量を決める
ここまで内容が固まってくると、稼働時間だけが記されていた当番表も誰が、どのゲストの投稿を、どんな内容で、いつ作るのか? 具体的なレベルまで落とし込めるようになりました。
稼働時間のみの担当割
19:00~21:00 いとりん/とくい
誰が何をするのか明確になった担当割
19:30 蜷川さん予告 いとりん
20:15 蜷川さん対談途中経過 いとりん
20:45 蜷川さん対談まとめ とくい
チームメンバーの動きにも迷いがなくなり、スムーズにストーリーズがアップされるようになりました。
積み重ねたストーリーズ投稿はこちらです。
いま振り返ってみると、11月4日の朝10時にチームが自走し始めたとき、僕の役割はほとんど終わっていました。後は、明け方に本の完成を感慨深く見守ったことくらいしか思い出せません。
前日の夜に「決まっていない」ことに気が付いて「決めた」。ただそれだけなのですが、あのまま「決め」なければ各自が自由に判断した結果、まとまりのない投稿群になっていた可能性は高いです。
公式としてアウトプットの質を高めたい、その一心が空気を読みがちな僕を突き動かしました。インスタ中の人になって早3か月、少しはチームに貢献できたかなと思う24時間でした。
テキスト/キョウスケ
編集/中島 浩希、帆足 和美
バナー/松井 良太
***
お問い合わせ:minowa.et@gmail.com
箕輪編集室公式Twitter