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ぼくの荒野を征く 見城徹著『読書という荒野』 #熱狂書評

早くも5回目を迎えた「熱狂書評」。燃え盛る炎に、いまだ薪をくべ続ける『読書という荒野』の読者。

タイムラインに投下され続ける「#熱狂書評」。

そして、これまでの「熱狂書評」で出た数々の名言をまとめたPR映像を、箕輪編集室のトップクリエイター吉田貴臣さんが作ってくれました。

こうして見てみると、本当に数多くの「熱狂書評」が集まりました。しかし、これだけ盛り上がっている今だからこそ、いま一度考えてみたい。

― 書評って、何がそんな重要なの?
― どうしたら上達するの?

書評が増えれば増えるほど、俄かに湧いてくる疑問。その答えは、箕輪編集室の定例会にありました。

遡ること、5月26日に開催された『前田裕二の夜会』。

箕輪編集室主催のこの会で、SHOWROOMの前田さんが書評について語ってくれました。

書評を書くのいいかもしれないですね。言葉が大事だと思ってるんで、短いセンテンスでズバッと人の心に刺さる表現をする訓練をするってのは大事だと思っていて。

これは、箕輪編集室メンバーの「ビジネス書を実践に移すにはなにが重要か」という質問に対する前田さんの回答です。

前田さんに同意した箕輪さんは、自身が思う良い書評について語ります。

書評でも、「『人生の勝算』を読んで気づいたこと」とかは全然面白くなくて、もっとそれだけでバズるようなタイトルがいい。例えば『なぜさおだけ屋はつぶれないのか』みたいに「なぜ床屋は潰れないのか」みたいな。その本とか関係ないけどそのタイトルだけで、えっ、なんで?って思うようなことを書いて、気付いたら本の紹介になってるとかいいですよね。

では、どうしたらそのような良い書評が書けるのでしょうか。その鍵は、前田さんの読書の仕方にありました。

本をアウトプット前提に読む。僕がおすすめなのは『領域特化』
本ってもう、すごいシンプルで。各章、各項目ごとに、命題と具体例のセットの連続じゃないですか。
「この命題に対して、このエピソードを紐づけるんだ、面白いな」って感じで、パッとそのページを見に行くとか。あと「この命題は、自分が知っている言葉と違うぞ」という時に見に行くとか。そういう見方をすると、そもそも贅肉を省くことができて、本当に読むべきところだけ読むことができる

「本当に読むべきところだけを読む」ことで、アウトプット(書評)する際の視点を絞る。そのためには、「命題」と「具体例」の構図を理解し、「領域特化」しながら読む。

つまり、「読書」の時点で「書評」は始まっているということ。

その上で、前田さんはこう続けます。

良い書評を沢山見て真似て、そのアウトプットができるようにしてくといい。

良い書評を読んで、初めはその形を模しながら書く。その繰り返しで、上達していく。この「熱狂書評」では、その一助となるような質の高い書評を紹介し続けたいと思います。

そしてそんな折に届いたThe BreakThrough Company 株式会社GO 代表取締役の三浦崇宏さんの書評。良い書評を書く際の、参考にさせていただきたいと思います。

果たして、「『読書という荒野』は劇薬だ」と語る真意とは。

(写真右が三浦さん)

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幻冬舎の箕輪くんと山口さんからご送付いただいた本を出張先のホテルで読み終えた。想像通り、後悔に頭を抱えることになった。『編集者という病』を読んだ大学一年生の頃を思い出す。また人生を変えられてしまう。

『読書という荒野』は劇薬だ。安易には読まないほうがいいんだ。“見城社長が有名だから” “NewsPicks Bookは仕事に役立つから” そんな生半可な覚悟で読み始めたら取り返しのつかない事故になる。この本を一度読んでしまったら、もうそれまでと同じようには本を読めなくなる。映画を見られなくなる。旅も、恋愛もできなくなる。安易な楽しみが人生から消え去る。

それらすべての体験が自分自身を賭け金に、命がけで向き合わないと意味がない対決なのだと気付かされてしまう。この本を読んで、過酷な、だからこそ、価値のある人生に向かう決意をしないでいることは困難だ。これだから、読書はおそろしい。

『読書という荒野』を読み終えた瞬間、そこがホテルの一室であろうが、愛する人の部屋であろうが、オフィスの休憩所であろうが、自分がたった一人、人生という荒野に立ち尽くしていることを自覚するだろう。そして、その荒野を踏み進めるかどうかを判断せざるを得なくなる。 

ただし、この本が親切なのは、荒野を一人歩むための羅針盤としてのブックガイドになっていること。そして、その荒野を踏破しようとしている先駆者がいる事実を示していることだ。

その男の名は、見城徹。

そしてまた、夜明けにも関わらずぼくはノートパソコンの電源をつける。ぼくはぼくの荒野を征かねばならないから。

三浦 崇宏
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「劇薬」を手に取るには、確かに覚悟を必要とします。

そんな「劇薬」も、実践することで初めて効果を発揮するのかもしれません。その実践の一つに「書評」がある。そして、前田さんの言う通り、「良い書評」を書くには、「良い読書」をする必要があります。

読書という荒野を歩きながら、自分が進みたい道を決める。そういう風に「領域特化」しながら、歩を進める。途中、転がっている「命題」と「具体例」を見失わないように、ただひたすらに歩き続ける。

振り返ると、その軌跡はくっきりと色濃く残っている。あとは、それを未来の読者に伝えるだけ。「険しかったが、楽しい旅だった」と、自分の読書体験を語る。

それが「熱狂書評」であり、「ぼくの荒野を征く」ということなのかもしれない。

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テキスト 清水翔太
編集 篠原舞
写真 大竹大也

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『多動力』を始めとするヒット作を多く手がける、幻冬舎 箕輪厚介が運営するサロンの公式note。箕輪編集室→https://camp-fire.jp/projects/view/34264 箕輪厚介の会社→https://naminoueshoten.com/

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箕輪書店(※)でいち早く入手した本や、メンバーが熱狂した本にに没入する。そして読後は、誰よりも熱狂的で質の高い書評を、自分の言葉で、ときに自身の経験になぞらえて書く。そうして出来上がった温度の高い書評を熱を保ったまま記事の中で紹介していくのが、この企画です。 ※箕輪書店:箕輪さんが「ほしい!」と思った本を買い取り、販売するかたちの書店

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