見出し画像

全てを捨てて沖縄へ遁走 そして再起 “切り替え力”と”柔軟性”で道を開く

箕輪編集室のメンバー紹介企画! 今回は定例会等で配信を担当している児島大さんです。

児島さんの経営していた製菓店が黒字倒産の危機に陥りました。銀行の資金貸出条件は事業規模を縮小すること。約束さえ守れば会社は存続できる。しかし、児島さんは銀行との約束を破ってしまったと言います。

*前回の記事はこちら

どうしても従業員が切れなかった

柳田:なんで約束破っちゃったんですか! 銀行の言うことを聞いていれば製菓店は存続できたんですよね。

児島:結局のところ、規模縮小というのは従業員をカットしなくちゃいけないんですよ。銀行から求められたのは約4割の従業員を解雇しろってことだったんです。

当時、僕の製菓店ではアルバイトを含めると120人くらい雇ってたんですね。そして、店舗を増やせば増やすほど売上は上がっていました。押せ押せのムードで、従業員はみんな儲かってると思っているわけですよ。

「会社がやばい」ということを知っているのは僕一人です。そんな状況で「すいません、僕のミスで...」ということが言えなかったんですよ。

柳田:どうして!?

児島:失敗を人に伝えることを恥じていたのかな...。周囲から「成功した社長」と思われていたので、「失敗した」と白状する勇気が持てなかった。失敗ほど早く言わなくちゃいけない。それは分かっていたけどなかなかね...。

結局、隠して隠して隠し続けた。しかし、とうとう隠しきれなくなって、またお金が足りなくなったんですよ。もう一度銀行に頼みに行ったけど、今度は駄目だって言われてしまいました。

柳田: 従業員に頭下げて解雇すれば存続できたのに...。

児島:いやー、できないですよ。それはできない。 従業員を切るっていう決断はできない!

だから、そういう決断ができるカルロス・ゴーンとかすごいなと思いますよ。現在経営している会社で、従業員を持たないのはその時の体験があるからです。 必要な部分は全部他社との提携で済ませています。

誰かに「雇って」と言われても、絶対雇わない。従業員を持った時のプレッシャーが嫌なんですね。

(「できない!」と何回も連呼した児島さん。今でも当時の従業員たちのことを思い、悪夢にうなされるという)

柳田:資金ショートしたということは会社を畳んだってことですよね。

児島:うん、まあそうなんですけど、僕は直接その手続きをしていないんですよね。

柳田:社長だったのに?

児島:えっとね...僕は沖縄に逃げたんですよ。

柳田:...ファ!?

「逃げるが勝ち」 抜群の“切り替え力”と“柔軟性”で次につなげる

児島:いわゆる夜逃げです。工場は通常どおり稼働している。従業員は普段と同じように働いている。

そんな状況のなかで、ほとんど手を付けていなかった役員報酬から数百万だけを握りしめて逃げ出しました。すべての後処理を取締役だった僕の母と弁護士に任せてね。...とんでもないやつですよね(笑)。

柳田:ははは、そんなことないですよー。(とんでもねぇな...)

児島:「ここにいると自分は病気になる」と思ったんですよね。これはもう「逃げるが勝ち」だなと思ったんです。当時はそこまで冷静に判断してなかっただろうけど、今思うとそうなんだよね。きっと心の中では「逃げるが勝ち」と思ったんでしょうね。

柳田:なるほど。沖縄では何をしてたんですか?

児島:そりゃ、次のビジネスのことを考えてましたよね。

柳田:すごい切り替え力!(残してきた会社の心配じゃないんだ)

(決断したら迷わない性分なんです!)

児島:だいたい9ヶ月間くらいかな。宿泊先のホテルで当時流行っていた FXの取引をしながら、今度こそ成功するぞと意気込んで、次のビジネスを探してたんです。  

でも、何ができるのか考えてる間に、 片手間でやってた FXで成功しちゃったんですよね。 東京の税理士さんに相談したら会社を設立した方がいいと言われて、それで会社を作りました。それが今経営している株式会社296です。

手に入れた安定収入 しかし今度は別の問題が

柳田:うまくいったところから大きくしていく柔軟性と行動力がすごいです。

児島:その後、プログラミングを独学で勉強して、手動でやっていたFXの取引をシステム化しました。簡単な設定以外はすべて完全自動にしたんです。これでようやく安定的な収入が得られるようになりました。

柳田:本当に元・お菓子屋さんですか(笑)?

児島:でもね、いいことばかりじゃないんですよ。今度は別の問題が発生したんです。

柳田:というと?

児島:まあ暇なんですよ(笑)。とにかく暇! 取引を自動化しちゃったから家にいてもやることがない。それで、約10年ぶりくらいにゲームをやり始めたんですよ。ドラゴンクエスト10。

柳田:おお! 僕はまだ現役プレーヤーですよ。あれ面白いですよね!

児島:暇だったから、FXのチャートを眺めながらドラクエ10をやってたんですよ。そしたら立派なドラクエ廃人になっちゃった(笑)。

柳田:...。

(なんだろうなぁ。僕ハマっちゃうんですよね〜...)


(次回に続きます)

***

聞き手 柴田佐世子 柳田一記
テキスト 國友克弥 氷上太郎 柳田一記 高橋千恵 湯田美穂 原田美鈴 佐々木信行
編集 柳田一記
写真 泉光太郎
バナーデザイン 前田高志

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
32
『多動力』を始めとするヒット作を多く手がける、幻冬舎 箕輪厚介が運営するサロンの公式note。箕輪編集室→https://camp-fire.jp/projects/view/34264 箕輪厚介の会社→https://naminoueshoten.com/

こちらでもピックアップされています

みの編メンバー図鑑
みの編メンバー図鑑
  • 53本

箕輪編集室にはどんな人がいるの? 何をしているの? 箕輪編集室での活動が、どう仕事やプライベートに活かせるの? …と気になる方に、個性溢れるみの編メンバーの魅力をお伝えします!

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。