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自分に合う武器を見つけ、好きなことにベットしていく

箕輪編集室メンバー紹介企画!

今回は、東北大学3年生でありながら、箕輪編集室で運営やみの邸チームリーダーとして活躍する堀基晴さんにインタビューを行いました。

箕輪編集室に入会してすぐ、初心者でも参加できる動画勉強会を開催したり、運営に任命されたりととても活躍されている堀さん。その行動力や愛される人柄、箕輪編集室への想いなどを伺っていきます。

飛び出せば見つかる

―大学に2年間通われた後に1年間休学したそうですが、いつから大学へ通うことに違和感などを感じていたんですか?

堀:いつからだろうな...わりと早かった。1年生の前期とかではもう思っていました。なんか違和感というよりは向いてないなって。大学も友達といるのも楽しかった。

でも、すげぇ天気いい中、講堂の後ろの席でTwitterとか見てるんですよ。その時「自分は何してんだろう」みたいに思って。

ー大学を休学するというのは大きな決断ではなかったですか?

堀:全然大きな決断でも何でもなくて、ただ大学に行きたくなかったから休んだだけです。僕の好きなバンドMONO NO AWAREの「東京」の歌詞に「飛び出せば見つかるのに、見つけなきゃ飛び出せない」っていう言葉があって、休学もそうだなって。

別に目的がなくても休んじゃえばいいと思ったんです。だって人生のたった1年ですよ。ずっとストレートで行かないとなんかもったいない気がしてたんですけど、そんなことはないなと。

(今、高校や大学へ通っている人にも)大学が全てではないので、いろんな選択肢を知ってほしいなと思います。ホリエモンが始めたゼロ高N高DMMアカデミーとか学びが多様化していますよね。

そんな中で、絶対大学に行かなきゃいけないことはないと思うので、本当に好きなことにベットしてほしいなと思います。

もし今僕が18歳だったら、大学行かないでめっちゃドローンをやるかな。(ドローンを)持ってはないけど、この前やったら超楽しかったんです。

好きだから動く、好動力

―休学中にオンラインサロンに入ったり、ヒッチハイクや移住体験をしたりととても挑戦されていますが、その行動力はもともとあったんですか?

堀:好きなものだからやるってところがありますね。例えば、今日お昼ご飯を食べていないんです。泊まっているところから、1分歩けばファミマがあるから買いに行けばいいんですけど、なんかそれは面倒くさくて。

そういうことに対しては行動力がないんです。ヒッチハイクするのは楽しいからやるんですけど、お弁当を買いに行くのは楽しくないじゃないですか。本当に楽しいとか好きなことだったらフットワークが軽くなります。

―昔からそうなんですか?

堀:わりと三日坊主でいろいろ手を出しても、すぐ飽きちゃいます。

―意外な一面ですね。その過程でハマったものは続けてるっていう感じですか?

堀:何かが続いているわけじゃないと思います。動画勉強会は定期的には行っているけど、何かを続けてやり遂げましたみたいな感覚はずっとないですね。

―行動する前に迷いや不安が生まれることはなかったんですか?

堀:不安になる瞬間はもちろんあります。寝る前とか何もしない瞬間に考えちゃうことはあるけど、何かをやってるときは不安にならないです。だって好きでやってるから。

鬼に金棒でも、鬼でないなら金棒は使えない

堀:本当は今年も休学してればよかったなってすごい思うんです。 例えば「今日この後、箕輪さんの取材あるから行ける?」って言われて「行けます」って言えるのは暇だから。そういうチャンスがきた時に、飛びつける余裕がある方が強い。

若い人は、金銭的余裕はないかもしれないけど、時間があるのが強みですよね。それに、休学してる大学生は単なるフリーターよりも世間的に信用があります。だって、ただの22歳がフラフラしてたら怪しいじゃないですか。

時間はリソースで限られているから、自分がどっちにベットするか。大学とオンラインサロンでやることのどっちが自分にとって役に立ちそうか、楽しいかっていう観点で考えています。

そういう意味で大学は利用する場所だと考えてます。結局、マルクスの経済学とかを学んでも僕は使わないと思うんです。鬼に金棒な知識だとしても僕は鬼じゃねぇよみたいな。僕は鬼じゃなくて桃太郎だから、金棒を振り回しても力は発揮できない。

要は、刀の方が小回りが利いて立ち回りが上手くいくんですよ。その刀が僕の場合はオンラインサロンだから、その活動に時間を割いています。

だからと言って、大学で学ぶことが無駄だと言いたいわけではありません。金水敏さん(大阪大学文学部長)の卒業式での式辞がすげぇよかったんですけど、文学部で学ぶことは無駄にはならないみたいな。

「文学部で学ぶ哲学・史学・文学・芸術学等の学問を学ぶことの意義は、どのように答えたらよいのでしょうか」
「人間が人間として自由であるためには、直面した問題について考え抜くしかない。その考える手がかりを与えてくれるのが、文学部で学ぶさまざまな学問であったというわけです」
引用:「文学部って何の役に立つの? 阪大学部長の式辞が話題に 思いを聞く」

大学で学ぶ知識を体系的に自分の中に組み込んでしっかり使える人は、それが合ってるんだと思います。

鬼に金棒って力が増すみたいなことだけど、僕が鬼じゃなかったら金棒を持たされても重いだけです。僕にとって大学の知識はそのように感じるものが多かったんですよ。オンラインサロンの方が合ってるなと。

*第2回はこちら

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聞き手 壁井裕貴 渡邉淳 橘田佐樹
テキスト 柳田一記 Nobuhiro Arai 荒谷総一 宮崎忍 松儀愛侑
編集 壁井裕貴 鳥井美沙 橘田佐樹
写真 山﨑凌
バナーデザイン 前田高志

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