オールナイトでも語れます、箕輪編集室の魅力。【ラジオ「渋谷のミライ」】
毎週水曜の朝8時から放送されているラジオ「渋谷のミライ」。2019年6月26日(水)、ゲストとして箕輪編集室で運営メンバーとして活動されている柴山由香さんと浅見裕さんが出演しました。
ラジオパーソナリティーの中島悠さんが、オンラインサロン「箕輪編集室」の実態について詳しく聞いていきます。
みの編は、好きなことをやる自主運営組織
中島:はじめに、箕輪編集室の紹介をしていただきたいです。
柴山:箕輪編集室は、幻冬舎の編集者である箕輪厚介さんが約2年前に立ち上げたオンラインサロンです。当時、彼は月に1冊本を出すことを目標にしていて、異常なスピードで仕事をやっていました。
それを手伝ってくれる人がほしいということから箕輪編集室は始まりました。それがどんどん勝手に進化して、今では1300人(2019年6月当時)を越える大きなサロンに成長しています。
中島:1300人ですか! ただの「サロン」じゃなくて「オンラインサロン」なんですね。
柴山:基本は、Facebookグループで活動しているんですよ。チームが20ほどあって、イベントをプロデュースするチームやライターチーム、動画や写真を担当するメディアチームなどがあります。
具体的には、箕輪が編集した本のプロデュースをする、何かイベントを開催するということをやっています。全国にメンバーがいるので、大阪でも、九州でもメンバーたちが盛り上がってイベントをやっちゃうという感じですね。
中島:分かるようで分からないことがたくさんありましたね(笑)。箕輪厚介さんの仕事をみんなでサポートするために箕輪編集室ができた、というところまでは分かったんですけど、メンバーが全国に1300人いるとか、何チームがあるとかはさっぱり分からないです!
柴山:最近は、箕輪さんも「俺ですらもよく分かってない」と言ってますね。
浅見:誰も全体を把握しきれてないですね。
中島:箕輪さんの仕事のサポートメンバーから、自主運営組織に進化しているってことですか?
柴山:まさにそうです。自分のやりたいことをやろうという流れになっていますね。
中島:例えばプロジェクトができると、どういう流れになるんですか。
浅見:箕輪さんが「この人と対談イベントすることになったから、よろしく!」っていきなり箕輪編集室のFacebookグループに投稿するんですよ。そして、運営の僕らが「分かりました。やりたい人いますか?」ってコメントすると、一気に20人くらいが「やりたいです!」と集まってきます。
それからプロジェクトとして動き始めて、プロモーションを含めて当日までそのメンバーでやりきるという流れになります。
柴山:細かい指示は全くないんですよね。
浅見:箕輪さんの特徴は「これをやるからよろしく!」とメンバーに任せてくれるところなんですよね。あとは僕たちが考えて、どういうイベントをやりたいのか、どうしたら自分たちがワクワクするか、お客さんはどういうものを求めているかを考えて、0から作るというふうにやっています。
中島:クライアントや予算の問題はどうしているんですか?
浅見:クライアントさんがいる場合は相手の意向を汲みますし、予算の範囲内で実現していきます。ただ、あくまで箕輪編集室がやる場合は、僕たちや箕輪さんがやりたいと思えることだけをやってます。
「報酬を払うからやれ」というプロジェクトは1つもなくて、本当にやりたいと思えることをやる。それがメンバーの良いパフォーマンスにつながっていて、結果的にいいイベントを作ることができるんですよ。
中島:現在進行中のイチ押しのイベントってありますか?
柴山:6月27日にLINEさんの事業戦略発表会があるんですけど、箕輪編集室からグラフィックレポーターというグラフィックでイベントの内容をまとめる人たちが参加することになってます。LINEさんの公式Twitterからグラフィックレポートが発信されるので、ぜひ見ていただきたいですね。
中島:LINEさんから箕輪編集室に相談がきて、箕輪さんが「やろう」となったわけですか?
柴山:箕輪さんは関係ないですね。箕輪編集室の公式サイトからオファーが来ました。もちろん箕輪さんに「こんな依頼が来ましたよ」と報告はしますが、常に箕輪編集室は自走しています。
中島:プロデューサー、ディレクター、メンバーときっちり役職があるわけではなく、アメーバのように広がる組織になっているんですね。
柴山:まさに、アメーバです。
遊びが仕事につながる
中島:お二人についてもお話を聞いていきましょう。まず、浅見さんは普段何をされているんですか?
浅見:フリーランスとして、ウェブ制作とメディア運営をしていますね。
中島:プロフィールを見させてもらいました。箕輪編集室から仕事につながってインフルエンサー周りのウェブ制作もされているんですね。それから河原でサウナをするイベントを運営をしているとのことですが、これは何ですか?
浅見:テントの中を薪ストーブで加熱してサウナ化するテントサウナというものがあるんですよ。一般的にサウナと水風呂はセットなんですけど、その水風呂の代わりに川に入るんです。これが最高で、田舎ならではの体験ができるんですよ。
中島:川原でサウナに入るというイベントを参加するだけじゃなくて、主催しようと思ったのはなんでですか?
浅見:サウナが好きで、サウナが気持ち良すぎるんですよ...!
中島:でも、なぜわざわざ川原でサウナを?
浅見:わざわざ田舎の川原でするのがいいんですよ。非日常空間に行くというのがポイントです。箕輪さんも「川とサウナ」を気に入って、何度も来てくださっています。
これは地元の秩父でやっている活動なんですけど、箕輪編集室で経験したことが生きてくるんですよね。
それと、箕輪さんはおもしろいと思ったことなどをわかりやすく言語化してグループに投稿してくれるんですよ。そういった情報も自分の活動に転用していけるので、役立ちますね。
中島:箕輪さんの発信やサロンでの経験をきっかけに、箕輪編集室の魅力にハマっていく人も多いでしょうね。柴山さんは宝塚ファンクラブの経験を生かして、現在は会社を経営をされているそうですが、かなりの宝塚ファンだったんですか?
柴山:1か月に20公演くらい見に行ってましたね。あとは、宝塚のファンクラブのボランティアスタッフも本気でやっていました。グッズの作成、販売やお茶会というタカラジェンヌさんとファンの交流パーティーを運営していました。会社員の傍らでやっていたんですけど、会社では身につかないスキルが得られて、めちゃくちゃ楽しかったです。
むしろ会社の会議中は眠くてうとうとしていました(笑)。だから、グッズ制作やイベント運営を本業にしたいなと真剣に考えて、今の会社を作りました。
中島:宝塚のファンクラブの経験から、起業したってことですね。
柴山:そうですね。例えばファンクラブでグッズを作る時に、20個だけオリジナルグッズを作りたいと思っても作れないんですよ。業者に問い合わせても、ほとんど門前払いを食らいます。手間がかかるわりには利益が薄いからです。
私たちは同じような悩みを持っている人の需要に応えようと思って、小ロットでグッズを作れるようにしました。例えば、株主総会で配るグッズとかですね。
中島:宝塚の経験がお仕事、ビジネスにつながるのはすごいですね。
ありそうでなかった価値観でつながる体験
中島:1300人もいてオンラインだけの活動だと、チームを越えてつながることはできないんじゃないんですか?
柴山:確かにそういうこともあります。ただ、箕輪編集室では年に数回はチームをまたいだプロジェクトがあって、そういった時に一気に混ざり合いますね。
直近だと、箕輪編集室とダイヤモンド社さんが組んだプロジェクトがありました。それはいくつかのチームが一緒になって取り組んでました。取材・ライティング、表紙の装丁、本文のレイアウトまで箕輪編集室のメンバーが関わったというビジネス書がダイヤモンド社さんから出版されるんですよ。
(7月24日に発売)
中島:たくさんプロジェクトがあってすごいですね。今は1300人のメンバーがいるということですが、どんなメンバーがいるんですか?
柴山:下は中学生から上は還暦を越えている人もいるんですよ。
中島:箕輪編集室はそれぞれの得意なこと、やってみたことに参加できる場所ってことですよね?
柴山:そうですね。遊び仲間を見つけて、ただ遊ぶだけの人もいますよ。箕輪さんのことはみんな好きで、同じ価値観を持っているので、すぐ仲良くなれるんですよ。
浅見:価値観でつながる経験ってあまりないんですよ。会社、学校、地元でつながるのがほとんどですよね。
中島:所属でつながるってことですよね?
浅見:そうです。価値観や好きなものでつながるって最高なんですよ。めちゃくちゃ心地いいんです。だから自然と遊びに行こうってなるんですよね。これも箕輪編集室の良いところです。
中島:価値観でつながるって、意外とありそうでないですね。
柴山:面白いことが好きな人たちが箕輪編集室にはたくさんいるって感じです。
ラジオの内容をもっと知りたいと思った方は、「渋谷のラジオ」さんの公式noteに音源があがっていますので、以下のURLからぜひチェックしてみてください。
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