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場を支える人。『多動力』に触れて広がる世界

箕輪編集室メンバー紹介企画です。今回はインタビューしたのは運営メンバーの一人で、箕輪さんの秘書でもある 柴山由香さん

箕輪編集室をはじめ、櫻田潤さんのオンラインサロンなど様々なコミュニティの運営にも関わりつつ、会社経営者、母親としての顔を併せ持つ柴山さん。

当時10名からスタートした箕輪編集室1期生として、箕輪編集室の成長を近くで見てきた存在です。箕輪さんとのリアルなやりとりを含め、コミュニティへかける想いを伺いました。

変化を楽しむマインドから生まれるもの

守隨:箕輪さんとはどのように出会ったのですか?

柴山:もともとは数か月入っていたHIU(堀江貴文イノベーション大学校)の編集学部で箕輪さんが特任教授をされていたことがきっかけなんです。

箕輪さんから「『多動力』(NewsPicks Book 幻冬舎)」っていう堀江貴文さんの本を僕が編集して出すから、一緒にプロモーションしてくれる仲間募集!〇月〇日に幻冬舎に集まってください」という投稿があって。

その時は、堀江さんの『多動力』ってすごくキャッチーでいいなあと思ったけど、そもそも「箕輪さんて誰だろう?」と。それですぐに調べてみたら、『たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-(見城 徹(著)双葉社)』などを編集した人だってわかって。

守隨:箕輪さんの存在があったから『多動力』のプロモーションに参加することにしたんですか?

柴山:正直に言うと、一番は「幻冬舎に行ってみたい」だったかな。面白そうだなと思って参加したのは確かです。そこで『多動力』のゲラが配られたんです。

箕輪さんが設計した本だから、こう…見出しのところに「会議中にスマホ見ろ!」みたいなすごくキャッチ—な文言があって、その後に短い文章がある。それを写真に撮って、Twitterにアップしてみんなで騒ごうと。

柴山:まだ発売前でゲラしかない中、箕輪さんは「もう全部出してほしい。むしろゲラとか電車の網棚とかに忘れてほしい」って言ったんです。問題にならないのかって声にも、「むしろ話題になるじゃん。それで本が売れるなら俺は全然良い」みたいな。すごくびっくりしました。

当時の私は情報を受け取るだけの人だったので、Twitterのフォロワーも80人しかいないし、匿名で、アイコンも変なケーキだった。「つぶやいても全然意味ないかも」って言ったら、箕輪さんは「全然問題ないから。ホリエモンとか絶対見つけてリツイートするし。俺もするから」と。

私はわりと素直で、本も読んだらその通りやるタイプ。だから顔と名前を出してプロモーションを本気でやろうと思って始めました。それで、やってみたらほんと楽しくて。

そうしたら、本当に堀江さんがリツイートしてくれて、自分のツイートや発売前の本のことがバズったりして、面白かったです。

守隨:箕輪編集室にはどのような経緯で入ったんですか?

柴山:箕輪編集室の初代管理人の方が、そのプロモーション準備の時に一緒にいたんです。「箕輪さんは面白いから、HIUで箕輪さんトークショーみたいなのをやろう」と言い出して、私も手伝うことになりました。

柴山:一度顔は合わせてるから、そのトークイベントでは箕輪さんの連絡係もやったんです。飲み物確認で連絡したら、自分のメッセがTwitterに出ていて「氷結!」って返ってきた(笑)。

守隨:連絡もやっぱりTwitterなんですね(笑)。

柴山:そう。自分のメッセがTwitterに出ていて。「飲み物決まった」ってつぶやかれて。こういう風に全部出るんだ、特に許可とかないんだって。『多動力』のプロモーションの時も写真撮って、その場でTwitterでつぶやかれていたんです。「今、幻冬舎で会議中」って。

箕輪さんといると色々カルチャーショックがあったな。そのトークショーもすごく盛り上がって、その後に箕輪さんが「サロンを作ろうかな」とおっしゃいました。

編集をよく知らない自分が入ってもいいのかなと迷ったけれども、とりあえずやってみようと思って入りました。

守隨:それで1期生なんですね。

柴山:もう瞬殺でしたよ、1期生(笑)。

実践の積み重ねが、次の場を作る

守隨:柴山さんは目の前のチャンスを逃さず掴みにいくという印象があります。そういう姿勢は以前から意識されていたんですか?

柴山:どんなに小さなものでもいいんだけど、チャレンジして成功した体験がないと、手は挙げられないと思う。私はオンラインサロンというものに2011年から入っていたから、それがどんなものかわかっていました。

箕輪さんはHIUの編集学部の教授をやっていたから、サロンもHIUっぽいんだろうなって想像はつきました。だから、そんなに怖くはなくて。ぱっといけましたね。

守隨:素直に実践することが大切なんですね。

柴山:はい。でも素直さは全然足りてないと思うから、素直でありたいといつも思っています。せっかく人が良いこと言ってるのに素直に聞けなかったり、本も読むだけだと本当に意味がない。

特に本になるくらいのことって絶対意味があるから、「自分は違う」と思っても、ひとつでも良いからとりあえずやってみる。『多動力』で言うと、会議中でも常にスマホでメモを取りますね。何かやってみる素直さは絶対に大事だと思う。

守隨:箕輪編集室内だけでも多くの案件に関わっていながらご自身も会社を経営されている柴山さんですが、箕輪編集室と本業の両立は、どのようになさっているのですか?

柴山:会社の経営って、掛けた時間と出る成果はあまり比例しないところがあるんです。もちろん会社の経営はものすごく大事に思っているので死ぬ気でやっているんですけど、1日は24時間もあるし、1週間って7日もあるから大丈夫ですよ。それだけあったら色々なことできません?そこは大変ではないです。

守隨:柴山さんから忙しいって言葉を聞いたことがなくて…。

柴山:あんまり忙しいと言いたくないんです。忙しいって漢字自体あまり好きじゃない。心を亡くすって書くし、忙しい忙しいって言っている人に魅力的な案件は舞い込んでこないと思います。

箕輪編集室にいると、箕輪さんや前田裕二さん、落合陽一さんとかを身近に感じるじゃないですか。そうすると「私ひまだな、まだできるな」って思っちゃいますね。

もちろん会社の経営は常に右肩上がりを目指してやっと現状維持くらいだから、そこはやっているけれども。私の成長がイコール会社の成長なんですね。お金が発生していたら仕事で、お金が発生していなかったら仕事じゃないという観点で分けることができるけども、自分にとってはそれは重要ではなくて。

私にとって、会社の経営も、箕輪編集室も、秘書も、櫻田サロンなど他のサロンも全部一緒ですね。

連載第二回はこちら

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聞き手・編集 守隨佑果 石川遼
テキスト 谷下由佳
写真 池田実加
カバーデザイン 前田高志

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