熱狂的なコミュニティで自分を表現するには
熱狂的なコミュニティを作るためには
MYO:よろしくお願いします!
この間はありがとうございました!
箕輪:よろしくお願いします!
こちらこそありがとうございました。
最近はどんな感じですか?
MYO:最近はFortniteにだいぶ力入れてます。
前回めちゃくちゃフワフワした話ばかりしちゃったので、今回軽く僕が作ったものをお見せしても大丈夫ですか?
箕輪:もちろん、お願いします。
MYO: 今日箕輪さんにお聞きしたいことが2つあって、時間が無ければ1つで進めていきます。画面共有しますね。
前回、コミュニティのアドバイスいただけるっていう話になったと思うんですけど、どんなコミュニティを作ってるのかを軽く説明して、最後に質問させていただきます。
これらの作品はここ3年以内のアウトプットになります。
これは個人の動きで、会社としてはFortniteとオンライン美術館、公共施設やファッション系にデジタルコンテンツを導入したりしてます。
あと、僕がおじいちゃんになった後のことを想定して作ったアバターもあります。
箕輪:なるほどね。
MYO: なので基本的に顔出さずにやってます。
コミュニティの概要なんですけど、元々はどうやってメタバース制作会社としての力を付けるのかを考えていて、この一年で、なんとか力をつけてありがたいことに大きな案件をいただけるようになりました。
次のステップとして箕輪さんにお力添えいただきたいなと思いまして。
ざっくり言うと3DCGで、稼ぎたいコミュニティを作りたいと考えています。
Fortniteの盛り上がりとかを見てるとかなり数が増えてきてるので、ゲーミフィケーション×3DCGのストーリーを使って熱狂的なコミュニティみたいなものをギルドのような見せ方で。
例えばどんどんレベルが上がって、レベルの高い人しか入れない掲示板を作って、そこでは求人が来るとか仕事のやり取りがあるとかそういう感じにできたらいいなと思ってます。
それで質問なんですけど、箕輪さんのメタバースの動画とか拝見させていただいたのですが、メタバース時代にクリエイターが熱狂する思想についてお伺いしたいです。
箕輪:なるほどね。
一般論で言うと自立分散的な、中央に集まった権力と金を解放しようってことですよね。
MYO:そうです。
箕輪:世の中常にそうで、web2.0の時もみんなそう言ってて、政府とかマスメディアとかに集まった権力や金や情報を解放して分散するんだってなったけど、結局GAFAM的な既得権ができて、今度またweb3ができてメタバースとか仮想通貨とかで分散するんだって永遠に螺旋階段みたいに中央集権と分散の波の行ったり来たりみたいなことだと思いますけどね。
熱狂の源泉はどこか
MYO:ちなみに、もともとひろゆきさんとかカウンター側にいた方がど真ん中にいたりして、ロジカルポルノみたいなものが流行ったり、逆の反動が来てる感じがするんですよ。
例えば、昔だったらより優秀な人はうまくGoogleを使いこなせる人ってイメージだと思うんですけど、それが色んなステーブルデヒュージョンとか簡単に出力できる世界になってきた時に、熱狂がどこに溜まるのかなって言うのが全体の流れの中で、振り子で言うと今どこにその力が偏っているのか箕輪さん的にどう思いますか?
箕輪:僕の本とか今の時代を捉えてるとか捉えようとしてるって言われることあるんですけど、ぶっちゃけどっちでもよくて、世界に色んなこと思ってる人がたくさんいて、今の流れとかって実際ないんですよ。
脱成長とかZ世代とかきてるってみんな言うし、そんな気がするけど、実際そんなことなく、広告代理店がそう見せてるだけで。じゃあZ世代と環境に配慮してて優しい感じでみたいなこと言うじゃないですか。あんまりガツガツしてないと言うか。でもそんなの嘘だろって思ってて。そんなの広告屋がラベリングしてるだけで、はっきりブレイキングダウン出てるやつもZ世代ですけどって思います。
だから全部嘘なんですよ。ラベリングしてるだけ。一定そう言う人いるんですよ。世の中全体としてこっちの空気とかなくて、自分が思う思想を言ってしまえば、そこに共感する人が集まるだけです。だから今の時代を捉えようとするんじゃなくて、自分が思うこと伝えたいことをやる、それが時代とクロスする瞬間があれば凄いことになるし、しなくても思想がちゃんとしたものなら一定の共感する人は集まる感じです。
MYO:なるほど、めちゃくちゃしっくりきました。文脈のゲームと実態はかなり離れてるんですね。個人で文脈作れる時代なんですね。
箕輪:まさに。都合よくそういうと本当に思っている人は集まるし、それで流行ると人間みんな忙しいから自分がどんな思想持ってるかなんて分かんないんですよ。色んなことがある中で、言葉が強い人が言うからそう思うだけですよ。僕が脱競争とか言いだして、死ぬこと以外かすり傷とか言ってたのに今更超都合いいよなってなりますよ。ただ、そこに一定共感する人がいて、「死ぬこと以外かすり傷の時に死ぬほど頑張ってだけど、今は人と争うことの無意味さ感じてたわ」みたいな、箕輪さんが言ってること俺も考えたって思う人がいるんですよ。
MYO:てことは箕輪さん個人が箕輪さんの人生を通じて世の中に文脈を作ったってことですか。
箕輪:まさにそうです。全ての小説でも個人的なこと、個人的なことが1番普遍性があるんですよね。自分にしか無い切なさとかを形にしていくと、多くの人が「自分だけだと思ってたけど言ってくれた」ってなるんですよ。逆に今の時代はこうだってキャッチコピー作ったりデザインすると、すごい薄っぺらいどこにでもあるようなものになる。
MYO:今の箕輪さんのお話を僕がコミュニティに活かすとすれば、僕の持ったストーリーとか歩んできた道をうまく使って、それに共感してくれる人がいなかったら面白くない人間として消費されるってことか。
箕輪:いや、面白い面白くないとかは関係ない。自分の思ってることにいいも悪いもないじゃないですか。たまたまそれが多いか少ないかってだけで、少ないから悪いってことじゃないです。
MYO:なるほどです。
箕輪:人間ってそんなに細かくは違うけど大きくは違わないから、しっかりと本質をついてれば共感する人がいるって感じです。変に今メタバースやるからって、中央から力を奪う世界を実現するんだってのは、よくあるなぁって思うだけ。そうじゃなくて自分の内なるものを表現するのが大事です。
MYO:なるほどです。ありがとうございます。
本当に表現したいことは何か
箕輪:究極新しい中央を作るってのは全然違うと思うんですけど、そもそもなんで自分がメタバース的な世界観に惹かれたのかを深掘りするべき。
MYO:今僕の中でメタバースの中で表現したいものは僕自身の課題と似てるんですよ。ユニークでいることの難しさとか。
箕輪:うん。
MYO: サラリーマン時代に自分が思ったこと言えなかったり、やりたいことできなかったり、僕にとって重要なことに時間を使えないのが辛くて、そんな現状を変えるために独立するに至ったんですよ。
ある種このメタバースみたいな視覚的な表現がワクワクすることを表現できる場所だったので、僕みたいに今の世界に居てもいられないと思ってる方は僕の言葉を通じて、「あ、こんなんでいいんだ」ってそこに共感する人がいるんじゃないかと思ったのが出発点というか、根幹にあるものです。
そこでユニーク思想みたいなのができて、朝倉未来さんみたいに色んな人を巻き込めるようになればそこに産業ができていくって感じですかね。
箕輪:うん。思想とプロダクトが良くても、仕組みがしっかりしてないと回ってかないから。例えば朝倉未来で言うと、朝倉未来が弱かったら誰も見ないし、強くて朝倉未来の思想がちゃんとしてても、YouTubeという仕組みをうまくハックしてなかったらここまできてないわけで。全部揃わないとなかなか上手くいかないんですけど、そういうコンセプトっていうことを考えると、あくまで自分の内側から捻り出したものじゃないとなんか薄っぺらいなぁってなる。三流クリエイターとかでよくあるのが、大きなこと言ってみたり、脱成長とか言ったり、自立分散とか言ったり、なんか聞いたことのあることだなと思う。コンセプトってところで言うとそれは避けたほうがいい。最後に言ったみたいなことはすごくいいと思う。
MYO:ありがとうございます。
ちなみに合宿行かせていただくことにしました。
箕輪:お、ちなみに10人くらいしかいないからゆっくり話せると思います。
MYO:サウナとBBQも楽しみにしてます。
ありがとうございました!
箕輪:ありがとうございました。
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