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「その時間はどんな意味を持つの?」可処分時間は自分と向き合うことで増えていく

箕輪編集室で運営チームのリーダーをされている、柴山由香さん

柴山さんのキャリアは、飲食店アルバイトから新卒で社員になり店長、メーカーへと転職の後に起業と、バラエティに富んでいます。
また、現在はラブソルという会社を経営する起業家でありながらも、2つのオンラインサロンで運営チームに所属し、箕輪さんの秘書としても活動しながら、さらには家庭を持つ1児の母。

これだけの肩書きを持って生活している柴山さんの実生活は? 時間管理は? 一体どうなっているの!?
ということで今回は、箕輪編集室随一のスーパーウーマン・柴山さんへインタビューしてきました。

マイナスポイントは尖りになる

ーいきなりでアレなんですけど、柴山さんってスーパーウーマンに見えるんですが、なにか弱点ってあるんでしょうか…?

柴山:そりゃあるよ! 見方によっては子どもがいること自体ハンデになり得るよね。

家庭がある身なので、独身の時ほど自分のためだけの時間は多くないし、身の振り方も慎重になる。あと私の中にずっと残っている言葉でいえば、夫に「転職は自由にどうぞ、ただし年収落とさないでね」って言われたこととかね。

今でこそ起業しているけど、普通に会社で働いていた時は未経験業界に転職しようと思うと年収落ちるじゃない? それをどうするか、その言葉のおかげで戦略を考えるようになった。

例えば、飲食の経験しかないのにメーカーに転職したいと思った時、30歳近かったし子どもがいるような状態で、どうやって年収を落とさないようにするかとね。

ー具体的にはどうしたんですか?

柴山:ハンデは逆に特徴にもなり得るじゃない? 子持ちだから分かることってあるし、母親は家計の財布を握ってるし。私が志望していたメーカーであれば、食品・飲食の部門では、絶対的に顧客層にハマる存在ですよって、その感性を伝えるとか。自分がマイナスに思うポイントって要は尖ってるんだよ。尖ってるから気になるわけでしょ。

自分の弱点だと思うところだって、少し捉え方を変えるだけで尖りにできるなって今は思ってる。

時間を増やすために、その意味を考える

ー柴山さんって会社経営にオンラインサロンの運営と、二足も三足もわらじを履いていながら、どうやって全部を上手に回しているんですか?

柴山:戦略立てて回しているつもりはなくて、大事にしているのは自分のことをよく知ることかな。例えばね、その時間があなたにとってどんな意味を持っているのかを考えればいいと思う。その時間が投資なのか、浪費なのか、消費なのかって考えてる?

飲みに行ったり、遊びに行ったりする時間があるじゃん。その時に、いっつも同じメンバーで飲むとか、あんまり意味のないことはやりたくないわけ。人生は有限だと思っているから、浪費はしたくないんだよね。

ー投資や消費として人と会うってどういうことですか?

柴山:それがこの先に意味のあることに繋がるのであれば投資だし、自分のエネルギーが充填されて元気になるなら良い消費。そうやって考えていくと、使える時間が増えていくよ。

人と会うことってすごく大事で、自分が普通だと思っていることが実は強みなんだって教えてもらえるんだよね。でも、友達よりちょっと距離のある人に会う方が見つけてくれる。私は、そういう時間を大事にしたい。

そのために時間をやりくりしている結果が、何足ものわらじを履いているように見られるのかなと思ってるよ。

自分と向き合い、自分の声に耳を傾ける

ー自分を知るって、柴山さんはどうしているんですか? 自分がやりたくて始めたことでも、それをどこまで続けたらいいのか、やめたほうがいいのかよく分からなくなっちゃいます。

柴山:それは、ちゃんと理由を分解して、本当の問題に自分で気付くしかないと思う。今ある物事をどうするか考えるよりも、足りていないのは「自分と向き合う時間」なんじゃない?

ー柴山さんは、日々どうやって自分と向き合っているんですか?

柴山:私は週1回くらい、カフェに行ってガリガリ書く時間を設けることで向き合っているんだと思う。その時間がとれない時は、ひどい感じになるね。要は周りが見えていないってことだから、この1週間何やったっけ?ってなる

ーどんなことを書いていますか?

柴山:これから自分がやりたいことを、とりあえず出し切ってみるかな。考えちゃうと書けないから、今週マツエク行くとか小さなことでいいと思うの。とにかく100でも200でも書いてみる。そうすると段々やりたいことが磨かれていくのね。人生でやりたいことを100個とか出し切ると、自分が何がしたいのかが少しずつ見えてくると思う。

例えば木彫りの仏像って、一本の木の中に仏様がいて、余分なものを彫っていくことで仏像が出てくるんだよね。ああいうふうに、とにかく彫って彫って一回出し切ると見つかることもある。

ー他にも何か考えるお題はありませんか?

柴山:明日から学校・会社に行かなくてよくなったら何する? って考えてみればいいよ。私、いっぱいやりたいことある!! でも今、もうそれをやりながら会社してるから、私の毎日は明日からも変わらないよ。そこまで持っていけたら迷いはないよね。

ーかっこいい!! 私も今すぐ帰って内省したくなってきました(笑)。

自分が幸せになるための意思決定が誰かのためになるように

ーここまで柴山さんの時間の使い方についてお伺いしてきましたが、柴山さんがオンラインサロンで運営をされている意味って何ですか?

柴山:これは私にとって「投資」なんだよね。

私、人生の幸せって経験の総量だと思ってるの。悲しいことがあったから幸せがより幸せなんだって思えることもあるよね。だから、人生において「悲しい・暗い」が少なければ幸せかっていうとそうでもないと思っていて、たくさんの人に経験の総量を増やしてほしいの。

ー経験の総量って、どうやって増やすんでしょうか?

柴山:どれだけ自分で意思決定をしたかってことだと思う。

今って、ぶっちゃけ会社に勤めていたらそんなに自分の意志で物事を決めることって少ないと思うの。何の判断をするにしても誰かの許可がいるでしょ? 自分の権限だけでできる領域って少ないと思う。この人を採用するかどうかも、社長面接しなきゃダメってなるじゃん。

ー確かに。そう考えると意思決定って普段あんまりしてないかも。

柴山:でしょ。でも、オンラインサロンでは早いうちから意思決定をできるの。「次のリーダーは○○さんがいいです。」って言えば、あんまりダメって言われない。

その中でも特に箕輪編集室が他と何が違うかっていうと、その意思決定に対する「インパクト」だよね。箕輪さんは編集者だから、用意される打席も多種多様なの。みんなにそれをもっと活用してほしいなって思ってるんだよね。

ーたくさんの人に打席に立ってもらいたくて運営をされているってことでしょうか。

柴山:そうなるかな。自分が若い時にいろんな価値観に触れさせてもらったから、それを与えられるような場所を作りたいなって思ってる。みの編にはそういう可能性を感じているから、お金にならなくてもやってるよ。

ー私たちにとってはとてもありがたいことだけれど、それは柴山さんにどう繋がるんですか?

柴山:そうやることが息子のためにもなると思ってるの。お母さんはそうやって生きている人だよって見てもらいたいし。

あと、私がしていることが回り巡って、いつか息子と出会った人が同じように手を差し伸べてくれるかもしれないし。私、人のためになんて行動してない。全部自分のためです。じゃないと嘘でしょ。でも、自分のためにやるって前提の中で、ついでに誰かのためになるならそっちの方がいいなって思ってやってるかな。

柴山さんは、自分に向き合うことで、自分らしく生きる努力をしている方でした。

それは、この記事を読んでいただいている一人一人が手に入れることができる生き方だと思います。

でも、何気なく過ごす日々の中では、自分の声はとても小さくて中々聴こえないかもしれません。

あなたも、まずは自分と向き合う時間を作って、自分の声を聴いてあげてみませんか?


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ヘアライターさとゆみさんから、企画の立て方から稼ぎ方まで、さまざまなことを深く話していただきます。2月1日(金)、お時間ある方はぜひご参加ください。

*こちらは箕輪編集室メンバーのみが参加できます。興味がある方はぜひ箕輪編集室へ入会して、女性チーム「Lily Prima」のイベント欄をご覧ください!

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取材:こいしはらみか 橘田佐樹
書き起こし:Sato Shiho 湯田美穂 永田かなで Ryuji Miyauchi 沖山緑 氷上太郎
編集:こいしはらみか Sayoko Shibata
写真:Sayoko Shibata

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