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遅いインターネット

ついに宇野 常寛さん新刊『遅いインターネット』アマゾン予約開始した。

今までの僕の本はすでにあることを、分かりやすく、角度をつけて、かっこよくパッケージにして世に出していた。

つまり著者の頭の中には、すでにあることだけど、世には出てないものをいかに引き出すか。

秘伝のタレを紹介する。それをやってきた。

でも編集者として、一人の人間として、著者たちと同じようなの思考や行動をするようになると、

そのすでにあるものに僕自身は昔のようにはピュアな興味が持てなくなってくる。

だからいわゆるビジネス書みたいなのはお金を払っては読まない。だいたいもう俺は、自分で編集者をやってたりするし。分かってるから。うん、だよね。みたいな。

こうなってくると、いわゆる純粋に自分の興味から熱狂するのではなく、テクニック的に、いかに著者の思考エッセンスを引き出して並べるか、みたいになってくる。

それ自体は編集者の仕事としては大事なんだけど、僕は自分が前のめりにならないと熱が入らないタイプだから、最近、現場は熱狂できるひとに任せたいなと思ってる。

逆に僕は、まだ答えが出てないこと、著者も悩みながら書くこと、書き始めるまでは誰も分からないことを本にして、読者と考える。みたいなことをやりたいと思ってる。

目次↓

宇野さんの『遅いインターネット』はまさにそういう本で、考えながら読み、読んでは考える本で、答えは書いてない。

アマゾンランキング1位!いえい!

みたいなものには、ならないとは思うけど、

NPブック読者は、こうゆう本を読み始めるフェーズに入ってきたなと僕は思ってる。

年に一回か二回は疲れるけど残る読書をしよう。

↓ここから予約してください。


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