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『戦略と情熱で仕事をつくる』出版記念! 目次になる人生を生きよう@青山ブックセンター #情熱戦略

本日、2019年8月10日(土)青山ブックセンター本店にて、松永直樹さんの著書『戦略と情熱で仕事をつくる』の出版記念イベントが行われました。
渋谷区にある3つの書店で連続開催しているイベントの、第二弾です。

今回は青山ブックセンターでの開催ということで、対談相手には山下店長をお迎えしました。また、モデレーターは本書のブックライティングを担当した箕輪編集室ライターチームリーダーのさきが務めました。

<著者プロフィール>

<登壇者プロフィール>


<モデレータープロフィール>


敷かれたレールを歩けなかった二人

山下店長は、大学生の時にアルバイトとして青山ブックセンターに入店、就職活動もしていたもののピンと来ず。社員となると同時に店長となったという、異色の経歴を持っています。
一方、松永さんは新卒で就職した会社を二ヶ月で辞めるという「暴挙に出た」そうです。

松永さんといえば、本のタイトルにもある通り「戦略」を考えて動いて来た人。山下店長は何の戦略も立てずに書店員になり、10年も続けるとは思ってはいなかったそうです。

二人の共通点としては、とにかく行動を積み重ねてきた、ということと「人見知り」! 一般的にはコミュニケーション力が高くて、特別な人だけが成功するように感じてしまいますが、これは勇気の出るお話です。

お二人に、「強み」の見つけ方について伺いました。

松永:一人で自分の強みを見つけられる人は、正直すごいと思う。今いるところではすべてが「普通」になってしまうので、そうでない場所に飛び出してみることが大切。

山下店長:強みって自分で気がつけるものではなく、人とお会いして気がつかされることが多い。

いつもの家庭、いつもの職場、いつもの友だちとだけ過ごしていると、自分の特徴も周りの人にとってはいたって当たり前のことなので、強みに気が付けなくなりがち。
ちょっと違う環境へ飛び込んでみることで、「あなたはこういうところがすごいね」と気が付いて教えてもらえる可能性が高まるのです。

本気の「覚悟」で人生を変えることができる

お二人とも、自分に肩書きをつけたことで覚悟が決まったそうです。松永さんは「ボードゲームソムリエ」、山下さんはアルバイトから「店長」になったこと。

好きなことや強みを見つけたら、次は本気の「覚悟」をすること。そのために自らに肩書きをつけることが有効です。名乗ることで自覚する、また人からもそのような目で見られる。

松永さんの場合は、幼い頃からボードゲームしかない自分を自覚していたもののそれが仕事になるとは思えずにいましたが、「ボードゲームソムリエ」と名乗ったことで、これを仕事として生きていくと決めることができました。
山下店長は、もともとずっと書店員を続けるという考えはなかったそうですが、「店長」になった時、この仕事をやっていこうという覚悟が決まったそうです。


本を読むのに、遅すぎることはない

松永さんは、ゲームの攻略本くらいしか本を読んだことがなかったそうですが、ボードゲームの世界大会に行くために初めて海外に出たことで気持ちが変わったそうです。
帰国後、日本でならなんでもチャレンジできるなと感じたものの、だからと言って何をしたらいいかわからないでいた頃、書店で一冊の本で出会います。

本を読んで衝撃を受け、翌日も書店に行って、たくさん本を買い込んだそう。1000円ちょっとで知らない世界を知ることができるということに衝撃を受け、本を読むようになったそう。

山下店長は本を読まない書店員としてスタートし、読まざるを得ない環境になりました。本を読むことで、自分の興味を知ることができることに気が付き、面白さに目覚めていきました。

山下店長:学生の時にもっと読んでおけばよかったなとは思うけれど、タイミングというものはある。遅すぎるということはないですね。


ほぼ同世代、好きなことを仕事にした人と、目の前のことに夢中になって本気で仕事をしている人。お二人の等身大のお話からは、凡人こそ自分の好きなこと、夢中になれることを見つけ、覚悟を持って行動することで道を開くことができると教えられました。

本日のグラフィックレポートはこちら!


イベント後半では、マイクを握ってゲームのファシリテーションを始めた途端、表情も声もガラリと変わる松永さんのリードでボードゲーム体験を行いました!

このゲームでは、5〜6人一組のグループを作り、それぞれ持ち寄った本からお題にあったフレーズを読み上げます。
一番印象的だったフレーズを抜き出したメンバーを選び、グループごとシェアしていくたび、会場はどんどん白熱していきます。


「ゆっくり読むとドラマチックのフレーズ」
「レストランサイトに掲載されていそうな言葉」

山下店長も参加し、集中して本から言葉を探したり、シェアしあって爆笑の渦に包まれたりと、大変な盛り上がりでした。

通常の出版記念イベントと違って、一緒にゲームすることで一気に参加者同士につながりが生まれるのが松永さんのイベントの特徴です。


次回は、8月22日に代官山蔦屋書店さんでイベントを開催しますので、ぜひいらしてください。
今後も、池袋ジュンク堂さん、関西でもイベントの予定があります!

<今後のイベント情報>
8/22(木)19:00〜 代官山 蔦屋書店にて
箕輪編集室ライターチームが発行している書店員さん向けメールマガジン『箕輪書店だより』がリアルイベントとなりました。私、木村との対談形式でのイベントです。


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テキスト:柴山 由香
グラフィックレポート:小野寺 美穂
写真:池田実加


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