今身に付けたいのは”伝える力”。絵と文字で伝える「グラレポ」って? #リリプリマガジン
外出自粛により、以前のように友人、家族、職場の仲間たちと直接話すことができなくなって早数ヶ月。
テキストやオンラインでのコミュニケーションが増え、いつも以上に「伝える力」の大切さを痛感している方も多いのではないでしょうか。
物事を端的に伝えられたら...
自分の意見を順序良く伝えられたら....
そんな方におすすめなのが「グラレポ」と言う手法。
グラレポとは「グラフィックレポーティング」の略称で、絵と文字を使って報告、伝えることを目的としています。
似た手法として、グラフィックレコーディング(通称グラレコ)がありますが、こちらは議論の可視化、ファシリテーションを目的とする時に用いられます。
絵を描くのが好きな方はもちろん、自分の意見をロジカルに伝えられるようになりたい方におすすめのグラレポ。
今回は、フリーランスのデザイナーとして活躍するでらみさんを講師にお迎えしてリリプリメンバーがグラレポにトライしました!その様子をお伝えします。
ポイントは因数分解すること
グラレポに挑戦する際、絵や文字を書く前に抑えておきたいのがこちら。
事象を因数分解をして考えることです。順番にご説明します!
①情報整理.1|誰に何を伝えたくてか書くのかを設定する
②情報整理.2| a>b、a=b のように物事の関係性を明らかにする
③抽象化|例えば、”かわいいねこ”と文字で書いてしまうと情報量が多く感覚的に頭に入ってこないので、イラスト化できるものはイラストで表現をする
④見せ方の工夫|説明したい物事と関連性のある色を使ったり、また色は使いすぎないように3〜4色に絞るように意識しましょう
抽象化の練習
「3.抽象化」はとにかく練習あるのみ!
ためしに1〜9のイラストにトライしてみては?
ちなみに、上達するコツは以下の2点。
1.日頃からものを良く観察する
2.トレースする
例:東京タワーを描きたいなら「東京タワー イラスト」で検索すると抽象化されたイラストが出てくるので、そのイラストをトレースする
沢山描くことでイラストのストックをどんどん増やしましょう。
いざ、グラレポにトライ!
今回は、リリプリ書店でも紹介された「LEAN IN(リーン・イン)」の中から、1章にフォーカスしてグラレポにトライします。
まず紙やペンを置いて、
・誰に何を伝えたいのか
・1章で一番伝えたいことは何か(それがメインビジュアルになります)
を整理しましょう。
自分の中で整理できたら、いざ絵と文字で表現...!
見せ方のテクニックとしては、文字を書くときは日本語か英語に統一すると見やすくなるそうです。
そうして完成したグラレポがこちら!
(作・ぴのさん)
(作・しきさん)
(作・ちゃんめい)
誰に何を伝えたいかによって、同じ本でもグラレポの完成図が全く異なります。
そんなところがグラレポの面白さなのではないしょうか。
プライベートはもちろん仕事にも使える、グラレポ思考
グラレポに初めてトライしてみた感想は「思うように絵で表現できない...!」という声が多かったのですが、意識したいのは絵よりも”誰に何を伝えたいか”なのです。
・誰に何を伝えたくてか書くのかを設定する
・a>b、a=b のように物事の関係性を明らかにする
実際に絵を書く前に整理したこの2つはグラレポに欠かせない考え方...いわば「グラレポ思考」!
仕事はもちろん、日常で誰かに何かを伝えたい時に常に意識したい考え方です。
実際にイベントなどでリアルタイムにグラレポをされている方は、この2つのポイントを正確かつ瞬時に捉えているようです。
「伝える力」を磨きたい方は、まずはグラレポ思考からトライしてみませんか?
※こちらの記事は5月27日に箕輪編集室女性チーム・リリプリ内で開催された「「伝える力」を鍛える!はじめてのグラレポ講座 〜”絵”を使って自分の意見をわかりやすく伝えよう〜」の内容をまとめたものです。
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*writer
ちゃんめい
*editor
篠原舞
*special thanks!!!
記事バナーデザイン:でらみ
記事内イラスト:でらみ
イベントバナー:ぴの
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