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【日刊みの編NEWS】今日は「いまボクが、必死のパッチで頑張っていること」を書こうと思う。



おはようございます。箕輪編集室運営担当のトムさん(村田敏也)です。 
4月21日 (水)の日刊みの編NEWSをお伝えします。

今日の話は「還暦プラスワンなのに頑張っていること」を書きたくなったので書こうと思う。参考になるのかどうかは知らないけれど、最後までお付き合いして頂ければ、めちゃくちゃ喜びます。あ、そうだ。あと数か月すれば「還暦プラスツーと愛称も変えないといけないな」と思う今日この頃です。

うーん、やりたいことが、どんどん増える病気を治す薬はない


そうなのだ。前回の日刊で書いた「一夜限りの復活元祖ラヂオ部」は、まだ企画できていない。昔のメンバーに、声はかけて了解は得たのだが、なんたることだ。ごめんなさい。でも、絶対やります。

そんな状況なのに、毎週月曜は、1限目と2限目に大阪の某私立大学の非常勤講師をしているので、大学の許可はもらってないが(ま、ええかと思いながら)、勝手に前田高志先生の1コマ授業もしてほしくなって、応募してしまった。

前田高志先生に、対面授業で何をやってもらうか、ワークのひとつでも事前課題で学生にやらせようか、本を読まない学生も多いのでボクが『勝てるデザイン』要約を事前授業でやってみようか、などなど、90分のどんな『勝てる授業デザイン』にしようかと前田デザイン室の事務局とやりとりを開始しはじめたときだった。ひとつのアイデアに前田高志先生から「いいね、それ天才」とコメントされたのがあるので、それを仕掛けて「ま、ええか、大学に内緒でシラバスも書き直してしまえ」と思ったときだった。

ガガガガーーーーーーーーーーーン

大阪は見事にコロナ復活。コロナのおかげで、大学の授業は、またもオンラインに戻ってしまったのだ。やっぱり、世界の前田高志先生は、先生本人を目の前にしてなんぼのもんだ。で、コロナが収まるまでお待ち頂くことにした。

こうやって、やらねばならないことが、どんどん溜まっていく。

さて、それはそうとして、本業では何をしているのか?


たまにだが「トムさんは、いったい何をしているのですか?」と聞かれることがある。たくさんの名刺を持っているのだけど、基本的には「パートタイムサーファーです」と答えるようにはしている。

実は、本業は、還暦もとっくに超えたのに、まだサラリーマンをしているのだ。古い日本企業の良さは残して、世界で生きていくために日本を強くしたいと思っている変態オタクなのだ。日本が世界で生きていくためには、先生の仕事が天職に思えてきて、そんな仕事をしてる。企業向けの授業も結構やってる。企業の人事様と研修のデザインを一緒につくったり、先生をしたりして楽しんでいる。

いま、やっているのはこんな図なのだ。

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ボクが、今の会社に来たのは5年前だった。主流の商品は「右下」の汎用品が中心。コスト的にはそれなりに安い。結構注文があった。

しかしながら・・・

汎用品は、なかなか販売価格をあげることができない。また、注文が増えると業務が増える。業務が増えると人海戦術だ。人が必要になる。これじゃ、売りが増えるたびに人を雇うことなり、儲けが減る。

そこでだ。数年前に「左上」を狙った。めちゃ高い商品を作って営業と売りに出た。売れた。

しかしながら・・・

数がさばけない。さらに高くもできないし、高い特注だけに、数がさばけない。

「これじゃだめだ」と右上の「金の生る木」を目指していろんな実験をした。

まさに、みの編で学んだ「手を上げろ、質より量の実験思考」だ。上司に内緒でお客様と勝手に実験してみた。「逆転の発想作戦」だった。今までのほとんどの授業は「聴講型」の授業。マジ、おもしろくない・・・

ボクが受けたくない授業は、売るのはやめよう。

従来品のアンケート評価はそこそこなのだが、誰も過去からの統計分析をしていないので数年間のアンケートをデータベース化して見える化した。日本人は、5段階評価で0とか1とかつけない人種なので、アンケートにあるコメントを圧倒的に分析した。数千のコメントをグルーピングしてあるべき姿を探したのだ。ボクは変態オタクなので、ボクの言うことを聴く人は少ないので「データドリブン作戦」である。

そこでだ、授業のデザインを変えた。「勝てる授業デザイン」だ。授業デザインを「完全参加型」にした。企業人事の研修担当様と一緒に「楽しそうな物語」を作ってどんどんテストしながら、進化させて毎回コンテンツを変えるような「編集修正型」にもした。あ、これって「プロセスエコノミー」みたいなものだ。「今回の授業は良くなかったです」とか後でクレームを言われる前に、お客様も「共犯者にしちゃえ作戦」だ。これもあれも、箕輪さんやみの編から学んだことだった。

そして、受講者にどんどん先生側に来てもらう。受講者同志が、勝手にディスカッションして気づいてもらうような授業。講義はボクが最後の30分だけしたらよい。

そんな「物語」をいろんな会社の人事様とお話をした。おもしろいことが起こった。

「おもしろそうだから、やってみたい」

という人事様の多いこと。もちろん、昭和モデルの人事様は厄介だ。しかし、若手人事様がいる会社は興味を持ってくれた。どうせ、昭和モデルの人は、近い将来いなくなる。ならば、ターゲットは若手の方々と共犯者になるだ。そして、ひとつ、ふたつと前述の図の「右下」や「左上」と違う世界が生まれてきた。

これも、みの編のみんな(ボクより若い人がほとんどだからね)から学んだことだ。そうなのだ。こうやって、みの編からは完全に抜けれなくなってしまったのだった。

以上が「いまボクが、必死のパッチで頑張っていること」なのだ。とにかく、「みの編で学んだことを違う世界で実験してみる」ことなんだ。

追伸: あ、職場の机の前のコロナの紙の仕切りに新しい似非バンクシーを墨汁を使って新しく増やしたのだが、すっかり写真をとるのを忘れてしまった(この日刊のコラム当番のときに新しい似非バンクシーを載せることに決めていたのだが・・・)

じゃ、またね。

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テキスト / トムさん(村田 敏也)

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