「#箕輪書店だより」に箕輪厚介初降臨! 『ニュータイプの時代』著者・山口周さんインタビュー
8月8日、ダイヤモンド社にて『ニュータイプの時代』の著者である山口周さんに「箕輪書店だより」のインタビューをしました。
山口周さんプロフィール
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。最新作は『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)。神奈川県葉山町に在住。
「箕輪書店だより」は、箕輪編集室で運営している書店員向けのメールマガジンです。新刊著者や編集者、書店員の方々にインタビューし、その内容を全国の書店員さんへお届けしています。
この日、インタビュアーを務めたのは箕輪厚介さん。
これまで、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんや経済評論家の勝間和代さん、教育実践家の藤原和博さんなど、名だたる著名人に登場いただいた「箕輪書店だより」ですが、箕輪さんが直接インタビューをするのは今回が初めてです。
今回のインタビューは『ニュータイプの時代』を読んで、「ぜひとも山口さんの話を聞きたい!」という箕輪さんの熱烈な希望で実現しました。
箕輪さんは、インタビュー前日に行われたイベント「六本木未来大学@東京ミッドタウン」に登壇した際も、『ニュータイプの時代』を紹介するほどの熱の入れよう。
さらに箕輪編集室でも、この本を読んで感銘を受けたメンバーは多いようです。
インタビューは、山口さんの著書で話題を呼んだ『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の話からスタートします。
箕輪さん:『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』も本当にいい反響があったと思います。あの本では、今までの物質経済主義の時代から人間性向上の時代に変わっていく話を、「エリートが美意識を鍛えている」という切り口で表現していました。一方で今回の『ニュータイプの時代』では、そういう時代では優秀の定義が変わる。「じゃあ具体的にどうしようか?」という個人の話に落とし込んでいるように感じたんですが、このテーマを選んだのはどういう問題意識からなんですか?
(いつになくマジメだな...)
ここ2年で時代が急激に変わったことを肌で感じているという箕輪さん。一方、山口さんは10年も前から「これからはニュータイプの時代になる」と感じていたそうです。そのきっかけについて、戦略コンサルティングファームに勤めていた自身の経験を踏まえながら、わかりやすく解説してくれました。
ニュータイプの時代に活躍する人材像について、山口さんは「仕事」と「遊び」の区別が不明確で、その境界線で活動している人ほど、最近は活躍していると主張します。
ニュータイプの時代ではモチベーションが今まで以上に重要な要素になるからです。
山口さん:「仕事」と「遊び」を分けるものは何なのか。心の持ちようが大きいと思っていいます。何かをつくることは必ず面白みがある。それに報酬が発生する、あるいは上に管理者がいるなど、些末な要因で「仕事」か「遊び」かが変わってくる気がします。箕輪さんの活動も「仕事」なのか「遊び」なのか、微妙なところがありますよね。
箕輪さん:メチャメチャ微妙です(笑)。
山口さん:その境界があいまいな人ほど、今活躍している気がするんです。
箕輪さん:本当にそうですよね。僕は「仕事だな」と感じたら逃げるようにしています。その時点で絶対ダメだと思うんです。打ち合わせもよくドタキャンをするんですけど、「行かなきゃな」って思い始めたら、絶対にバリューが出せなくてダメになるから、そうなったら帰るようにしてます。
山口さん:・・・・・見習いたいと思います。
「仕事」だと感じたら帰る。ムチャクチャに思える態度にも箕輪さんなりの矜持があるのです。
新しい時代について語り合う濃密なインタビューが終わった直後、山口さんは箕輪さんが履いているビーチサンダルに気づきました。
山口さん:あ、これギョサンのサンダルですか?
箕輪さん:僕、ギョサンをプロデュースしてます(笑)。ギョサンに「ミノサン」って名前を入れて売ってるんですよ。黄色のミノサンは1足限定にして13万円で売れましたね。
山口さん:13万円は製作費回収のためですね。
箕輪さん:ミノサン全部をつくるのにだいたい13万円くらいかかったんですよ。それで黄色1足を13万円で売って、あとは100円で売ったんです。みんながミノサンを100円で買えるのは、黄色のミノサンを買った人のおかげだから、黄色のミノサンを買った人に「毎日感謝して生きなさい」と言ったんです。そうしたらみんなが黄色を買った人を「神様」って呼び出して(笑)。
山口さん:いいですね、面白い(笑)。
(自身がプロデュースするギョサン「ミノサン」について説明する箕輪さん)
残念ながら山口さんと箕輪さんのインタビューの紹介はここまでとなります。
紹介できなかったところでは「アスリート的な働き方が終わり、アーティスト的な働き方になる」「喜怒哀楽がキーとなる」など、これからの時代について山口さんらしい切り口で解説してくださっています。そういった時代予測をすでに知っていたかのような箕輪さんの働き方にも驚かされます。
インタビューの全貌は箕輪編集室公式サイトと「箕輪書店だより」にて近日公開しますのでお楽しみに!
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