原稿の校正・校閲は、「真似のできる仕事術」? 【夕刊ミノ】『BRUTUS』プロジェクトチーム
こんばんは。箕輪編集室『BRUTUS』プロジェクトチームの鳴海と申します。9月15日(日)の夕刊ミノは、プロジェクトチームの末席の一人として、私がお手伝いした「校正・校閲」部分の参加の意義や学んだことを共有したいと思います。
校正・校閲って何?
先日、タニシタさんの書いた夕刊ミノでも「校正・校閲」について紹介しました。
校正とは、ご存知の通り、原稿の誤字・脱字のチェックをして訂正する作業です。
例:【誤】BRUTASブルータス → 【正】BRUTUSブルータス
校閲とは、文書の内容が事実であるか、不足している情報はないかを調べる、クオリティを高める作業ですね。
例:【旧】オンラインサロンメンバー数、3万人弱
→【新】オンラインサロンメンバー数、2万8000人(2019年8月時点)
校正作業は、記者・ライター・編集者・デザイナーなど、およそ文字に携わる仕事をする人が、ごく一般的に身につけているスキルです。私は、某広告代理店の営業・マーケティング担当として8年勤めていて、雑誌の校正作業などは新人の頃からやっていました。
そう、「誰にもできない仕事」を「オンリーワンの自分に」といった言葉が飛び交う箕輪編集室のイメージからは、一見すると真逆に思われるような地味で地道な作業です。私は好きですけど。
では、箕輪編集室の校正・校閲の価値とは何でしょうか?
箕輪編集室の校正・校閲術
●やったことない人も、校正作業の基礎を身につけられる
たかが文字校正、されど文字校正。
誤字脱字がある原稿を刷ってしまった時点で、プロの仕事とはいえません。もし涙が出るほど感動的な原稿を書けたとしても、誤字脱字があるだけでクオリティを下げてしまうでしょう。なぜなら多くのプロがそれくらい「空気のように当たり前に」できているからです。
箕輪さんも、実はめちゃくちゃ細やかで正確な文字校正スキルをお持ちですし、今もその作業をこなされていると思います(ご本人に確認は取っておりませんが)。
もしもライターや編集者を目指している人なら、このプロジェクトに一緒に参加しただけで、その基礎が自然と身に付いたと思います。
●取材対象者の気持ちに寄り添える
もし誤字脱字があると、取材させていただいた対象者さんや著作物に非常に失礼になることもありますので、校正は必須です。そしてさらに、単なる誤字脱字チェックを超えた、校閲までもできるところが、箕輪編集室の皆さんのすごいところです。
今回、原稿にて取り上げさせていただいた西野さんや前田さんの情報に、時にはご本人が気づいていないかも知れない、微に入り細に入りの部分まで確認しました。「もっとこうした方が良いのではないか」と互いにみんなで提案して揉み合ったから、クオリティを高めていくことができたのではないでしょうか。
これは普段から皆さんが、箕輪さん・西野さん・前田さんの話を聞き、著書を読み、ご本人たちの価値観や理念を深く理解しているからできる仕事ぶりだと思います。
校正も校閲も、より多くの人の目を通した方が、間違いを発見できたり、情報の正確さを高めたりできるので、楽しくスピーディに入稿までもっていけたと感じています。
とは言え、めっちゃ反省
今回参加させていただき、久しぶりの校正・校閲作業を通して、自分の腕のなまりを感じ、猛省した次第です。もっと勉強し直さねばと身を引き締めました。そう気づかせてくれたプロジェクトには本当に感謝です。
そして何より、ライティング・デザイン・校正の各担当者にうまくパス回ししてくれたプロジェクトリーダー金藤さんのマネジメント力には脱帽しました。
ありがとうございます。そして、本当にお疲れ様でした。
さて、『BRUTUS』プロジェクトが15日間ジャックした夕刊ミノは本日で最後になります。明日からまた、通常の夕刊ミノが開始されますので、皆さんぜひお楽しみください。
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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com
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