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キャリデザ de ボードゲーム! 【夕刊ミノ】キャリアデザインチーム

こんばんは。箕輪編集室キャリアデザインチームのホンジョーです。4月12日(金)の夕刊ミノをお届けします。

今回は、「ボードゲームソムリエ」として活動されているプロのエンターテイナー、松永直樹さんにファシリテーターを務めていただき、ボードゲームの素晴らしい魅力や奥深さを体験しました! 松永さんは、「マツコの知らない世界」をはじめとしたテレビ番組やラジオ、雑誌など多くのメディアに取り上げられ、幅広く活動されています。

「ボードゲームには、知られていない魅力がある」と言う松永さん。

今回は、松永さんに選んでいただいたゲームの中で特に印象に残った2つについて紹介していきます。

他人の価値観を知る

1つ目のゲーム名は『LIFE STYLE』。グループ内で1人を選び、その人の価値観を皆で当てるゲームです。

大まかに説明すると、まず「生活」「食事」「環境」などのテーマを選び、選んだテーマに沿った「お題」を1つ設定します。参加者は、最初にグループで選ばれた1人が、「お題についてどういう順位付けをするか」を予想して当てる、といったもの。

順位付けにはその人の価値観が表れるため、予想する側はその人の印象や性格などをもとにして考えます。

実際にやってみて感じたのは、「相手の考えや価値観を予想するのは難しい!」ということ。なかなか当たらず正解者が出ません。当たらないということは、相手の印象から考える価値観と、相手が実際に持つ価値観が全然違うということです。

ただゲームをしているだけなのに、他人の人生観に没入する感覚を味わえるとは思いませんでした。

最後はコバヤシさんの価値観を皆で予想しました。お題は「あなたが政治家ならどのようにお金を使いますか?」というもの。

結果......唯一当てたのはMarikaさんのみ! なかなかむずかしい!

戦略性を用いて心のスキをつく

次のゲームは『RAISE YOUR GOBLETS』。これは貴族と召使いの2人でチームを組んで競い合うゲームです。

各チームは「ワイン」「毒」「解毒剤」のコインを持っており、テーブルの中央には複数のワイングラスが置いてあります。最終的に「ワイン」のコインが最も多いチームの勝利。

チームごとにターンをまわして、「コインを入れる」か、「グラスを入れ替える」というアクションをくり返していきます。誰が何のコインを入れているのかは互いにわかりません。

自分のターンでは、敵チームにまわると予測したグラスに「毒」を盛ったり、自分に回ってくると予測したグラスがあれば「ワイン」を入れておいたりすることができます。

「召使い」はグラスの中身を見ることができますが、なかにはご主人様(同チームの「貴族」)に毒を盛ろうとする「裏切者」の召使いがいる可能性も。

最後に目の前にあるグラスを手に取って、貴族で乾杯。生き残って「ワイン」をたくさん獲得したチームの勝ちになります。

このゲームは戦略がカギ。貴族が勝利するためにはあらゆる手段を考える必要があります。

召使いにグラスの中身を確認してもらい、自分たちの前にコインの多く入ったグラスを置くこと。それと同時に標的のチームをどうやって倒すかを考えなければなりません。

私は貴族だったため、チームで話し合ってゲームを進めていくうちに、「自分のチームの召使いは裏切者じゃないだろうな...?」という疑念が生じてきました。

2人で協力して作戦を話し合いつつも召使いを疑うという、気の抜けないゲームでした。

「ご主人様、良い手がありますぜ!」

はたして召使いの言うことは信じられるのでしょうか...。(怪しい...)

ゲームの最後に「貴族」のみんなで乾杯し、グラスの中身を確認すると「裏切者」の召使いが誰だったのかが判明します。

今回のゲームの裏切者は、後ろでお茶を飲みながら余裕の表情で見つめていた澁谷さんでした! 一緒のチームだったMarikaさんが葬られる結末に(笑)。

ボードゲームから何を感じたか

松永さんがおすすめするボードゲームの中でも、今回紹介した2つのゲームは相手について考えるきっかけを与えてくれるものでした。

普段、他人の価値観を想像する機会はあまりないかもしれませんが、ボードゲームを通して、楽しみながら互いの考え方を知る過程はおもしろいものです。初対面でもかなり盛り上がることができ、人の内面まで引き出していました。

ボードゲームには今まで知らなかった魅力がある。奥深い...。

特に、今回紹介した『LIFE STYLE』と『RAISE YOUR GOBLETS』は普段考えないことを考えさせられる、今まで私が出会ったことのない類のゲームでした。他のボードゲームにもまだまだ隠されたおもしろさがありそうです。

このように、みの編の各チームには誰でも参加できるイベントがたくさん開催されていて、手を挙げればすぐに参加できます。

興味が湧いた方は各チームで開かれるイベントに参加してみるのもいいですね! みんな温かいですよー!

テキスト/ホンジョー
編集/石川勝紘

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