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【全国民必読】性の常識を変える! 学校では教えてくれない性教育【夕刊ミノ】みの校チーム

こんにちは! 箕輪編集室みの校チームのひなたです。5月21日(木)の夕刊ミノをお届けします。

先日、「学校では教えてくれない性教育」というイベントを行いました。今回は、全2回のうちの、第1回の内容についてお話しします。

性教育

バナー/ひなた

第1回目のテーマは、「自分のセクシュアリティについて考えてみよう」です。

こんなことを言うと、「LGBTの話か。私には関係ないや」と思う方もいるでしょう。

もちろんLGBTについても触れますが、今回はLGBTに該当してない方でも、いや、自分には関係ないと思っている方にこそ、読んでほしい記事です!

イベントで、どんなことをやったの?

今回のイベントでは、主に3つのことを行いました。

①様々なセクシュアリティの紹介
②誰かを傷つけているかもしれない言動
③4つの性について改めて考えてみるワーク

順番に説明していきます!

【1.様々なセクシュアリティについて】
メディアで取り上げられるようになったことで、聞いたことある、知ってるよ! という方も多いと思いますが、改めてLGBTQの紹介をします。

L→レズビアン
(性自認が女性で、好きになる対象が女性の人)
G→ゲイ
(性自認が男性で、好きになる対象が男性の人)
B→バイセクシュアル
(同性、異性の両方を好きになる人)
T→トランスジェンダー
(性自認が身体の性と異なっている人)
Q→クエスチョニング
(性自認がわからない、または決めたくない人)

メディアのおかげでLGBTQの存在は有名になりましたが、報道されるのはほんの一部の人だけ。その影響が大きいこともあり、「ゲイ=女装する」「レズビアンのカップル=男役、女役がある」という認識が広まってしまっています。

もちろん、そういう方もたくさんいます。

しかし、実はセクシュアリティの種類ってこれだけではないんです!

セクシュアリティは言語化が難しく、目に見えない曖昧な部分が多いです。そのためセクシュアリティの多様性は「性のグラデーション」と表現されます。

なので、『様々なセクシュアリティを紹介する』と言っても無限に紹介できてしまいます(笑)。性格と同じく、セクシュアリティも十人十色なのです。

覚えてほしいことは、『セクシュアリティはグラデーションである』。これだけです!

【2.誰かを傷つけているかもしれない言動について】
日常の中で、無意識に誰かを傷つけている言動があるかもしれません。例えば以下のようなものが挙げられます。

✔「女性限定、男性限定」
→性は2種類だけではないので、違和感を覚える人がいるかもしれません!

✔男は青/女は赤
→その概念に当てはめられるのが嫌な人がいるかもしれません!

✔男の人(女の人)に「彼女(彼氏)いるの?」と聞く
→「好きな人/恋人いるの?」と変えてみましょう!

✔アンケートの性別欄
→「男 / 女 / その他 / 回答したくない」としましょう!

✔「女性(男性)らしくしなよ」
→“らしさ”を強要されると苦しくなる人がいます。その人らしさを尊重しましょう!

【3.自分の4つの性について考えてみよう】
性という言葉は、4つに分けて考えることができます。

心の性、身体の性、表現したい性、好きになる性の4つです。

下のような図を用いて、それぞれの性について自分が当てはまる箇所に丸を付けてもらいました。

性教育2

4つの性が一致している必要はありません。皆さんも、ぜひ自分の4つの性について考えてみてください。

この企画をやろうと思ったきっかけ

私の学校には、様々なセクシュアリティの友達がいます。私自身も、LGBTの仲間のXジェンダー(性自認が男性にも女性にもあてはまらないセクシュアリティ)だと思っています。

しかし、多くの人が「カミングアウトできるわけない、したらいじめられる」と思いこんでいます。私自身も、そうでした。

そこで私は担任の先生に、みんなの前でセクシュアリティについての講義をしたい」とお願いしました。

しかし、先生に「この講義で自分のセクシュアリティを自覚しちゃったらどう責任とるの?」と言われ、まるでセクシュアリティを自覚することが悪いことのような言い方にショックを受け、諦めてしまいました。

そんな時、箕輪編集室に入って、箕輪編集室にはクリエイティブな仕事をしている人が多くいることを知りました。クリエイターの方にこそ、何気ない言動で傷ついている人がいるということを理解してもらい、広告やバナー作成の際に少しでも気を付けてほしいと思いました。それが今回のイベントを企画した理由です。

誰もがありのままでいられる世界に。

最初は、自分のセクシュアリティが大嫌いでした。今でもたまに嫌いになってしまう時もあります。しかし「そのままでいいんだよ」と言ってくれる人がだんだん増え始めて、今はやっと自分のセクシュアリティが嫌いではなくなりました。

まだ好きにはなれないけど、これから好きになれればいいなと思っています。

もしあなたの家族や身近な友人がカミングアウトをしてきた時、難しいかもしれませんが、『そのままでいいんだよ』と言ってその人のありのままを受け入れてあげてください。その人にとっては、それがすごく嬉しいことです。

この企画は誰もが生きやすい世界を作る小さな一歩です。何か聞きたいことがあれば遠慮なく聞いてください! 一人ひとりの個性を認め、尊重できる世界を一緒に作っていきましょう!

テキスト/ひなた
編集/しょうごこふら
バナー/荒木和憲

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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com


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