「絶対内定×メモの魔力」イベントに携わって【夕刊ミノ】イベントプロデュースチーム
こんばんは、箕輪編集室イベントプロデュースチーム(以下=イベプロ)の“しお”こと塩田雄士です。9月17日(火)の夕刊ミノをお届けいたします。
7月4日に新木場 Studio Coastで『絶対内定×メモの魔力』が行われました。準備段階からお手伝いさせていただきましたので、その様子についてお伝えしていきたいと思います。
私はこれまで、箕輪編集室のイベントにほとんど参加したことがありません。イベント運営には興味があったので、これを機にみの編にコミットしようという軽い気持ちで参加しました。しかし、こんなに大規模になるとは、この時想像もつかなかったのです。
活躍するつもりが、リーダーの能力に圧倒された
僕は本業がイベントの運営です。みの編のイベントとは主催も中身も違うので、比較することも優劣をつけるつもりもありませんが、正直参加者1500名ほどの企画なら自分の力を遺憾無く発揮できると思っていました。
これで一旗あげてやろうと、少し邪(よこしま)な気持ちでコミットしはじめたことは否めません。もちろん根底には、皆が喜ぶ熱気のある企画がやりたい、という気持ちがありました。
キックオフミーティングは5月下旬。僕は名古屋のビジネスホテルから、夜の栄に繰り出したい気持ちを抑えて、初めてZoom会議に参加しました。リーダーのあざみっくすから情報の共有があり、ざっくりした担当が割り振られ、ここからスタートすることになりました。とはいえ、イベントまで約50日。残された時間は多くはありませんでした。
時間がない中でも、みの編のメッセンジャーの流れの速さは凄かったです。
コンテンツのたたき台とPR先の選定、方法など平日の日中でも滝のようにメッセージが流れ、スピード感に溢れていました。
そして、集客がスタート。この時点で1ヶ月を切っていました。イベントが近づくにつれて、今度は集客面と予算面がネックになっていったのです。スタートダッシュは良かったもののなかなか伸びない学生の集客。予算面から有償でのレンタルが難しくなった椅子。機材や人に関する想定外の出費。さまざまな問題が出てきました。
その頃の僕は、ほとんど会議で発言できなくなっていました。一番最初の会議からいらっしゃるまいさんの発言にただ頷くのみ。浮かんでこないアイデア。固まった頭。発言が少なくなるたび、僕は自分が運営担当だからと、殻を閉じていた気がします。
イベントの1週間前、当日のお手伝いとして手をあげてくれたメンバーが続々と集まってきました。これだけの人が協力してくれているのだから、絶対に失敗できないと緊張は高まっていきました。
そして、自分が集客に貢献できていないという後ろめたい気持ちを忘れるかのように、運営資料作りに没頭しました。図面、台本、人員配置、そして積み残しのタスク整理。台本の初稿をあざみっくすに送ったとき、表紙の画像付きでツイートまでしてくれました。
この中で一番大変なのはリーダーのあざみっくすのはずなのに、わざわざ一つの書類をツイートまでしてくれたことがが衝撃でした。リーダーの器を見せつけれられた気がします。
予想ができない準備に、不安と武者震いした
イベントの2日前。Zoom会議は当初予定の1時間を大幅に延長して終了しました。コアメンバーが、細かな点の最終確認に余念がない状態。僕は不安と武者震いが合わさっていました。
プランBの構築。天井が広く殺風景なライブハウスで人が満足に入らなかった場合、どこまで箕輪さん、前田さん、熊谷さんから見た景色、お客さんからみた景色を満足のいくものにできるのだろうか。
当日。ここまで来ると準備がどうのとかいう話ではなく、祈るしかなかありませんでした。朝に人数をチェックするとまぁまぁの伸び。シミュレーションをして、午前中に本業を終えてから電車で新木場へ向かいました。
何気なく見たスマホの画面に目を疑いました。人数が急増していたのです。
シミュレーションの変更を余儀なくされた瞬間でした。プランのないまま、スタジオコーストに到着したのです。櫻井さんと演劇王子が先に現場入りをしていて、桟敷席のカーペットを設営してくれていました。
※注:桟敷席(椅子が足りないため、客席の中央前方にカーペットを敷き、靴を脱いで直接地面に座ってもらう席)
撮影:あざみっくす
桟敷席という選択肢に驚きました。しかし、これ以外の選択肢がないとも思い、急いで準備をしました。登壇者への目線とそして距離のバランスがベストなポジションを模索していきました。
椅子の整列
撮影:あざみっくす
受付から入場までの動線整理
撮影:あざみっくす
照明の確認
撮影:あざみっくす
通しのリハーサル
撮影:あざみっくす
舞台は整いました
撮影:あざみっくす
みんながいたから成功した
【18:00】「開場しまーす!」の声とともに真っ先に埋まる桟敷席。
椅子がどうしても手配できず、急遽決まった砂被り席ならぬ唾被り席とも言える希少性の高いエリアだからだということなのか、頭を打たれた気がしましたた。
【19:05】5分押しで開演
イベントの中身はここに改めて書くまでもなく、熱気と興奮に満ちた2時間でした。
撮影:藤澤俊秀
撮影:藤澤俊秀
何より、箕輪さん、前田さん、熊谷さんの参加者に対する熱意と愛が、ステージの袖で聞いている僕にも十分伝わってきました。
撮影:森川亮太
イベントは大成功でした。いろんなことがありましたが、何とか無事に終わって良かったです。お客さんの熱量が高くて、素敵なイベントでした。
撮影:森川亮太
撮影:藤澤俊秀
イベントが終わったあと僕は思いました。どこかでこの規模なら十分やれるとおごった気持ちでいたのかもしれないと。きれいごと抜きで、みの編のみんながいたからこその成功だと思っています。
司会という大変な役だけでなく、設営から場の雰囲気作りまで率先してくれた演劇王子、ありがとう。
機材まわりだけでなく、外の誘導のケアやステージの細部までみてくれた櫻井さん、ありがとう。
現場で音響オペレーションを担当してくれた望月さん、ありがとう。
ぎりぎりまで登壇者のケアにあたっていただき、照明の細かな調整に付き合ってくれたまいさん、ありがとう。
直前に急きょ誘導の指揮を引き受けてくれた飯室さん、受付の指揮を引き受けてくれた栗原さん、ありがとう。
そして、リーダーとしてチームを鼓舞しながら、新参者の私にこのようなエキサイティングな機会を与えてくれたあざみっくす、本当にありがとうございました。
他にも、当日お手伝いいただいたり、Zoom会議で全く触れた事のない知見に出会わせてくれたイベプロのみなさん、本当にありがとう。未熟さや、これからも学び続けなきゃいけないことに気づかせてもらいました。
今度は恩返し。どこから手を付けていいか分からないイベント、そんなものにこそ、ぜひまた関わらせてください。
みの編万歳。ありがとうございました。
撮影:飯室さん
***
お問い合わせ:minowa.et@gmail.com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?