『朝倉未来の負けについて』
おはようございます!
今は愛知県の常滑市にいます。
昨日常滑で対談して、これから福岡に向かうんですけど、疲れてて名古屋に行かずに常滑に泊まりました。
常滑の方がセントレア空港に近いので、ここから福岡向かおうと思います。
その前に臨空ビーチってところに謎にサウナがあって、僕のサウナランドフェスもそこでやったんですけど、そこでサウナ入って海に飛び込んで来ようと思います。
朝倉未来vs YA-MANについて
今日はですね、昨日の朝倉未来さんの戦いについて話していこうと思います。
僕は朝倉さんとは一回対談したり、ご飯行って写真撮っていただいたりしてます。
breaking downの溝口さんの本も作っているので距離的にはそんな遠からずって感じです。
YA-MANさんとは青汁ヒルズで少しすれ違って少し話したくらいです。
お二方ともそこまで親しいわけではないですけど、僕は格闘技が好きなので昨日の試合も見ました。
試合に関しては僕もプロではないので技術的な解説をしてもしょうがないなと思うんですけど、1素人格闘技好きからするとリングが若干小さくてゴリゴリ突っ込んでくるYA-MANさんに対して距離とりながら戦う朝倉さんが勢いに飲まれたのかなと思います。
やっぱりMMAの選手っていくらキックボクシングルールって頭で分かってても、完全に振り切れてないというか、いつタックル来てもいい心の状態から抜けられないと思うんですよね。
一方でYA-MANさんは思い切り腰入れてブンブン振り回せるんですよね。
MMAならそこでタックル入れちゃうんですけど。
技術的なことはさておき、いろんな人が朝倉さんダサいだの競技に集中してないだの言うんですけど、そういう格闘技オタクダサいと思います。
競技者としての現実
ネチネチしてたり、人間性がどうのこうの言ってるんだけど、朝倉さんは過去いないレベルでSNSでスターになって色んな誹謗中傷とか応援とかあると思うんですけど、昨日の試合で1競技者から格が上がったなと思います。
PRIDEから格闘技が好きな人はよく「圧倒的現実」って言葉を使うんですけど、圧倒的現実とは打ちのめされてきた現実なんですよ。
絶対に負けちゃダメだというところで負けちゃう、そこで自分の人生に照らし合わせてどうしても追わざるを得ないところまで来て、そこでその選手の格が上がっていく。
桜庭和志がヴァンダレイ・シウバと戦う時、3回戦って絶対負けちゃいけないところで負けちゃうんですよ。
埼玉スーパーアリーナからの帰り道、友達とも話さず下を向いて帰る。
そういう思い出の積み重ね。
青木真也がシンガポールで負けて僕も下向きながら帰りましたよ。
負けちゃいけないところで負ける、それが格闘技のリスクでありだからこそ魅せられる。
ここはサッカーとは違うんですよ。
サッカーでもワールドカップとかだとそういうのありますけど、基本的にリーグ戦で続いていくんですよ。
今日負けたけど次頑張ろうみたいな。
でも格闘技ってその選手の生き方とか全存在が否定されかねないのでそのリスクを背負ってるんです。
仕事とかでも自分の存在が否定される勝負をするってのが人生であって、そういう勝負や仕事をした人からすれば昨日の朝倉さんの魅せた負け姿は凄いくるものがありました。
だからその後の人生を追ってしまう。
その色気というか、業みたいなものを纏い始めてますます格が上がったと思います。
批判している格闘技オタクは家でDMMのAVを見て、カップラーメンを食べて自分では何も挑戦せずに、いざ街で朝倉未来に会っても目を合わせられないようなおじさんはほっといて。
まぁそういう批判とかも背負って戦うのが格闘家なんですけどね。
それでは行ってらっしゃい!
福岡で会いましょう!