人生の目標は「ナンパ力」と「理論と実践の往復旅行」で達成せよ!


箕輪編集室メンバーが集えば、その場にいなくても話題にのぼる人がいます。「トムさん」のニックネームで知られる村田敏也さん。


今年還暦を迎えるトムさんはSNSを使いこなし、誰にでも声を掛けあっという間に打ち解ける。フットワークの軽さは20代にも引けを取らず、頭の中は誰よりも柔軟で、すでにセカンドキャリアを自ら構築されています。

インタビュー前編では、ネットワーク、コミュニケーションの大切さとキャリアにつなげるために大切なことを伺いました。


「ゆるやかなネットワーク」を通して、知らない世界が見えてきた


ーートムさんは交友関係がとても広いですよね。それには何かきっかけがあるのでしょうか??


50代に次のキャリアを考えて転職活動したのがきっかけですね。転職の面接を受けたとき「あなたのことを知らないから…」と採用には至らなかった。

ひとつの会社で50代までやってきたから、社外では自分のことを知る人はいない、つまり信用がないと気づいたんですよ。これじゃあ今の会社を離れたら雇ってもらえないのも仕方ない。

そこから社外とのつながりを作っていこうと自分を切り替えたんです。Facebookの友達を見ると、昔の友達とか会社の友達ばっかりで。

このままではネットワークが広がらないと思って、一旦それまでの友達から離れて、高校生から著名な人までつながろうとFacebookの友達を全部入れ替えました。箕輪編集室(以下みの編)に入ってからはTwitterも始めました。

そしたら接点のなかった色々な人とつながって、自分の知らない世界が見えて、すごく刺激的でした。「世の中って知らないことがいっぱいあるじゃん!」って気づきました。これが還暦前にしてすごくうれしかったですね。


僕の人生は今、サッカーで例えたらハーフタイム終わって後半戦がスタートしたばっかり。まだまだ逆転劇できる。うまくいったら延長戦、PK合戦まで楽しめるし。だから、「ゆるやかなネットワーク」を使って後半戦を楽しみたいです。



もう一つ僕がその通りだと思うのに、尊敬する教育改革実践者の藤原和博先生の「ナナメの関係」という理論があります。先生と生徒、上司と部下、もしくは親と子はタテの関係、友達同士、同僚はヨコの関係にありますよね。

それに対し、藤原先生は学校や会社、家族に関係ない第3者とつながりを「ナナメの関係」と呼んで、これが大切とおっしゃってるんです。

評価される関係ではない人とつながれば、言いたいことを言えると。僕はサラリーマンなんでタテとヨコの関係で育ってきたんですよ。

でも「ナナメの関係」に行くと自由にいろんな話ができることに気づいた。だから、いわゆるオンラインサロン、みの編のつながりもまさに「ナナメの関係」で、非常に共感持ちました。

ナンパくらいできる、コミュニケーション能力は必須


ーー誰にでも気さくに話しかけて下さるトムさんですが、昔からコミュニケーションが得意だったんですか?

いや、中学校まで内気な少年でしたよ(笑)。でも、高校の時に雑誌のサーフィン特集を見て「サーフィンしたら絶対モテるじゃん」と思って始めた波乗りを媒体にしてナンパを覚えたんです。

女の子にどう声かけたら興味持ってもらえるか考えて、勇気出して一歩前に出て話しかける。それを続けていたらナンパ力がついたんです。今は本当のナンパしてるわけじゃないですよ(笑)。

起業家の正田圭さんは、「ナンパもできない人間が起業家になれるか」っておっしゃっています。おもしろいですよね。

もし高校の授業を受け持つことがあれば、「異性と付き合ったことがない人に今から30分時間をあげる。女の子をナンパして帰ってきたら俺の授業を受けていい」とか言ってみたいですね(笑)。

そういう授業をすると日本人のコミュニケーション能力は上がっていく気がしています。


言葉の壁を乗り越える武器として生まれた「トムレコ」

ーー海外に赴任されていたと伺いましたが、ナンパ力ですぐに現地に溶け込めましたか?
全然溶け込めなかったですね。海外に赴任したとき、本当に英語がわからなくて議事録が書けなかったんですよ。

議事録をもとに日本の工場に動いてもらうんだけど、できた製品を上司に見せたら「違う」と言われたこともあります。当然日本からも怒られて。

そんな中、始めたのが「トムレコ」(トムさん流のグラレポ)です。今日の議題はこうで課題はこうですねって、わからないことをホワイトボードに書くんです。

日本は間違っててもなかなか指摘してくれないけど、アメリカ人は「それ、おかしい。間違ってるよ」と言ってくれます。だからすぐに訂正できるんですよね。


グラレコとかグラレポと同じで、わかってないことを書いたら、可視化されて理解しやすくなることに気づきました。今の日本人はそうやって可視化して伝える力が弱い。

でも、みの編のデザインチームは可視化して伝える能力がある。ライターチームは言語化する能力がある。みの編の中では、可視化して伝える力も学べる場所でもありますよね。

石橋を叩いてないで「理論と実践の往復旅行」を

ーーゆるやかなネットワークづくり、トムレコなどを生かして、キャリアにもつなげてらっしゃいますが、キャリアを形成する中で意識されていることはありますか?
目標を持ってトライアンドエラーを繰り返すことですね。サラリーマンを外れると考えたときに自分の専門能力が何かを自己分析したんです。そしたら自分はコミュニケーションとったり、難しい本をわかりやすく説明するのが大好き。あと図や絵を描いたりするのが得意。

これが役立つ業界って何かなって考えたときに先生だと思いました。女の子も好きだから、目標は女子大の先生(笑)。

人生、目標はちゃんと持っておくほうがいい。目標に向かって一つ一ついかないと。失敗しても、そのときに修正していったらいいでしょ。



これからは、『世界の果てまでイッテQ!』の「出川イングリッシュ」のスタイルがいいですよね。出川さんは英語が流暢じゃなくて通じないこともあるけど、トライしてダメだったら次の手、というのを繰り返して最終的な目的地まで行くんですよね。

これが修正主義。箕輪さんが言う、『死ぬこと以外かすり傷』に書いてある理論に通ずるんですよ。8月17日には大学生とワークショップをします。学生さんに教えるというのも僕の目標に向けてのトライアルですね。

それに学んだことをすぐ実践するというのが大事。理論を学んで実践すると自論ができます。それを僕は「理論と実践の往復旅行」と呼んでます。身近なことに理論を当てはめると、誰でも実践できると思うよ。


僕は仕事でも楽しくするというのを、箕輪さんから学んで実践してみました。たとえば会議なら、名前を「スナック」に変えてみたり、会議室ではなくカフェテリアで行なったり。

そしたら雰囲気が変わる変わる! 何でも言いやすい雰囲気になったし、会議が終わる頃にはみんな笑顔になってる。


この理論が実践できていない場所があるとするなら、家庭内くらいかな。うちの奧さんとはタテの関係なので(笑)。


***
ユーモアたっぷりの語り口で、圧倒的な実践量に基づく持論を展開してくれたトムさん。

ナンパ力で人の心を掴み、周りを巻き込んで目標を実現していく。
箕輪編集室のお父さんと慕われる所以がインタビューを通して理解できました。

後編は8月15日(木)公開! トムさんが初めて箕輪さんを地方に呼んだお話やこれからの地方チームの可能性について伺います。

書き起こし:今井慎也 、堀田祥山崎奈央子Shiki Matsumoto 
編集:佐伯美香奥村佳奈子
写真:藤田英希
バナーデザイン:惣島厚


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