夕刊ミノ

『熱狂とキャリアを結ぶ仕事術』 本間友規×箕輪厚介対談【夕刊ミノ】キャリアデザインチーム

こんばんは。箕輪編集室キャリアデザインチームの中村学です。
4月19日(金)の夕刊ミノをお届けします。

3月14日、CAMPFIREにて『熱狂とキャリアを結ぶ仕事術』イベントが開催されました。「自分らしく生きる」、そして「熱狂×キャリア」をテーマに、箕輪厚介さんとスカラインターナショナル株式会社代表取締役でキャリアプロデューサーの本間友規さんがオーディエンスの相談を受けながら進行しました。

箕輪さんは、開口一番「今日は質問にできる限り答えます」と宣言! そうすると参加者から続々と質問が投げかけられました。

以下に、参加者からの質問に対して本間さん、箕輪さんが回答した様子をお伝えします。

最近の就活トレンドは?

最近の就活トレンドとして、箕輪さんは「就活のプロ化」「良い・ダメの二極化」が進んでいるとお話されました。また本間さんは「就活の悩みの9割は自分がやりたいことが分からないことに起因する」と答えられていました。

企業側の採用活動が成熟してきている一方、就活している方が悩みを抱えている点については依然変わらずというのが現状です。採用する側とされる側の意識の差が年々開いてきているのかもしれません。

ベンチャー企業、何でも屋問題

3月1日からスタートアップ企業で働き始めたという女性からの「ベンチャー企業は色々なことができるが自分のやりたいことと合致しない。どこに向かえばいいでしょうか。」という質問に対して、箕輪さんは「ベンチャー何でも屋問題」を挙げました。「ベンチャー何でも屋問題」とは、ベンチャー企業の方がスキルアップできないまま、目の前のことをこなすだけの何でも屋さんになってしまうこと。

その一方でベンチャー企業の良い点は"圧倒的当事者意識"と、何が起きても動じない"へっちゃら感"が身に付くともお話しされていました。最終的にベンチャー企業で働く上で大切なことは"課題意識を持ち続けること"という結論に至りました。

目標は名詞でなく動詞化せよ!

大学4年生の質問者は、就職したい会社がNewsPicksただ1社しかないと話しました。箕輪さんは自身の就活時のエピソード(詳細は記事最後のコラムにあります!)を例に挙げて「もっと抽象化する必要がある」とズバリ。「NewsPicks」という"名詞"ではなく、「何をしたいのか」という"動詞"で考えてみる。そうすれば志望する企業は1社ではなくなるはず、とのことでした。

入社後の心境はこう変わる

公務員3年目の方からは「会社は好きではないが一緒に働く人は好きなので、その人たちを応援したい。それでいいのでしょうか?」という質問。それを受けた本間さんは「入社後は仕事に対して重要視するものが時間と共に変化する」と話します。

 1年目 条件、会社のネームバリュー
 3年目 仕事の内容、何をしたいか
 5年目 誰と働くか
10年目 会社のビジョン、方向性 → 自分自身のビジョン、方向性

自分のキャリアと照らし合わせて考えてみると、今求めているものが見えてきますね。

今回他にもご紹介したいお話はたくさんありました! 都合上これら以外のものは割愛させていただきます。詳しくは箕輪編集室内で共有されている配信動画をご覧くださいね。

今回はMarikaさんはまみさんがグラレポしてくれましたのでぜひご覧ください!

【コラム】大学生・箕輪厚介の就職活動

最後に箕輪さんが就職活動をしていた時のエピソードをご紹介します。ご参考に(?)なさってください!

【就職活動1年目
箕輪「何かで一位になったことを伝えれば面接対策はOKでしょ?」

箕輪さんの就活1年目は、「何かで1位になったことを言えばいける!」と考え、小規模のフットサル大会で1位になったというネタで面接に臨んだそうです。このネタに得意の “べしゃり” でいけると思っていたとのこと(笑)。結果は全敗。

実は箕輪さんは格闘技のPRIDEで働きたいという強い意志があり、それ以外は興味がなかったため他の企業への就活を舐めてかかっていたそう。PRIDEには手紙も書いてアプローチするも採用とならず、就活2年目に突入することになりました。

箕輪さんの「名詞(=PRIDE)で就活してはダメ」という考えはこの経験に端を発しているのだと思います。

【就職活動2年目
箕輪「大学時代は酒しか飲んでいないと正直に話した!」

就活2年目を迎えた箕輪さんは、「世の中でふざけたい、壊したい、かき回したい」と考えており、それができそうな雑誌の出版社やテレビ局を受けました。面接では正直に「大学時代は酒しか飲んでいない」という話をしたそうです(笑)。

ところが、思いが伝わったのか、フジテレビや集英社などの大手企業の最終面接まで進んだのです(ご本人曰く「元気なバカ枠にハマったのではないか」とのこと)。その一方で双葉社の採用が決まり、出版の道を歩み始めます。

こちらは「動詞(=自分がやりたいこと)で就活した方が良い」の好例だといえますね。


僕がイベントに参加して感じたのは、人々はそれぞれの悩みを抱えており、それを話せるコミュニティが必要とされているということでした。

就活中の方もこれから始める方も、今回のお話をぜひ参考にしてみてくださいね!

テキスト/中村学
編集/後藤栞
写真/惣島厚

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