「ジェットコースターのような2年半だった」 サウナ編集部・藤澤厚志 #みの編LEADERSの素顔
サウナ編集部リーダー・藤澤厚志さん。
みの編入会から、中部チームリーダー・箕輪さんかばん持ち・サウナ編集部リーダーと、怒濤のみの編ライフを過ごしてきたあつしさんが、今考えることとは?
みの編以外にも、厚志さんのお仕事についての考えや、人生の自分ゴト化に必要だと考えることについてもお聞きしました。
(取材時:2020年1月)(聞き手:田代章悟)
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ーーみの編に入会した時期ときっかけを教えてください。
2018年の9月です。社会人になって1年目の9月ですね。
当時は、仕事もプライベートも上手くいっていませんでした。
そのような状況下で、偶然NewsPicks Bookに出会い、箕輪さんを知りました。
直接的なきっかけは、『死ぬこと以外かすり傷』(マガジンハウス)を読んだことです。
その熱に惹き込まれて、みの編への入会を決めました。
ーーみの編に入ってからは、どんな活動をしていましたか?
出られるイベントは全て出ようと思っていました。
社会人1年目の自分にとって、月額5,980円という金額は決して安いものではありません。
「少しでも元を取ってやる!」という意識が強かったですね。
最初に参加したイベントは、中部チームの読書会でした。オフラインでのイベントだったのですが、そこで出会ったみの編メンバーと仲良くなり、いいスタートダッシュを切ることができました。
ーーその後、中部チームのリーダーに就任されましたが、どのような経緯だったんでしょうか?
中部チームのある飲み会の幹事を任されたのですが、その場で、当時リーダーだった岡本拓也さんから、いきなりリーダーを任命されました。
今思えば、完全に外堀を埋められていましたね(笑)。
リーダーになってからは、毎週のように名古屋などでオフラインイベントを開催していました。
ーー中部チームリーダーを通じて、学んだことはありますか?
視座が上がりましたね。
オンラインサロンという名前ではあるけど、僕にとってはみの編での活動も、仕事のようなものでした。たとえ給料が出なくても、役割をもらえたり、活動していく中で人の役に立てることは大きな喜びでした。
そのような経験を通して、自分の視座が上がって、本職の仕事以上に様々なことを学ばせてもらったと思っています。
初代中部チームリーダーの岡本さんとの2ショット
最後は気合い。思い切って飛び込んだ先で泥臭くやる。
ーー2019年の2月に箕輪さんのかばん持ちに就任されるわけですが、そのために前職を辞めたのですか?
実は違います。
仕事自体は、1月末で辞めることが決まっていました。よく「3年は我慢しろ」というようなことが言われますが、当時の僕は、このままその会社で仕事を続けていても何も変わらないと考えて、退職する決断をしていました。
環境を変えることの重要性は、みの編での活動を通して学んでいました。なので、辞めることに対して全くためらいはありませんでした。
転職活動をしていたタイミングで、たまたまかばん持ちの募集があり、「こんな経験は2度とできない」と思い、かばん持ちに募集しました。
ーーかばん持ちを実際にやってみていかがでしたか?
ジェットコースターに乗っているみたいでした(笑)。
新型コロナウイルスの流行・ミノトゥクイーツ・レバノン等々。
これは「本当に自分の人生なのか?」と思ってしまうほど、様々な経験をしました。
ーーかばん持ちは大変でしたか?
確かに、自分の思うようなスケジュールが組めなかったり、自由がないという大変さはありましたが、つらいと思ったことは一度もありませんでした。全て楽しかったです。
その理由は二つあります。
一つ目は、尊敬する箕輪さんからの依頼ということです。
自分が本で読んでいた人のかばん持ちができるなんて、みの編に入るまで全く想像していないことでした。尊敬する人の近くで働けたことは、僕にとって、とても幸せなことでした。
二つ目は、普段出会えないような人と接することの多い仕事だったからです。
僕自身、人と関わることが好きなので、そのような仕事をできたことが嬉しかったです。
おかげで自分の知らない世界を知ることができました。これまでの人生では絶対に出会うことのなかったような人と数多く出会えたのも、大きな財産となっています。
ーーサウナ編集部のリーダーになられたのは、どんな経緯だったんですか?
去年の6月頃に、箕輪さんや浅見さんと、長野県のThe Saunaに行く機会がありました。
その際に、「自分たちでもサウナを作りたい」という話になり、その話の流れで、僕がサウナ編集部のリーダーになることになりました。
ーーサウナ編集部のリーダーをやって、気づいたことはありますか?
諦めないことの大切さを学びました。
サウナ雑誌のクラウドファンディングの統括も僕の仕事でした。その中で、リターン品がどうしても用意できない場面がありました。担当の方も探してみたし、僕自身も探してみましたが、これは無理だろうと判断し、別なリターン品に変更したいということを箕輪さんにお伝えしました。
しかし、そのときに箕輪さんからこのような言葉をいただきました。
「担当の人からできないと言われたことを、そのまま俺に伝達したら、何の意味もなくて、じゃあどうやったらできるのかを考えるのが役割だよ」
この出来事を通じて、どんなに難しいと思われることでも、何かしらの可能性を見出してやることの重要さを痛感しました。
最後は気合。泥臭くやることが大事。たとえ結果が出なくても、その姿勢は間違いなく相手に伝わる。そのことに気づかされました。
サウナ建築士として、ミノペンのサウナ建築にも携わる。先日、無事完成!
ーーミノペン関連で、Twitterでよく浅見さんからご指導されていたのが印象に残っています。厚志さんにとって浅見さんはどのような存在でしたか?
僕にとっての人生で初めての上司が、浅見さんだと思っています。
前職では形式上の上司はいましたが、僕に対して、真剣にアドバイスをしてくれるような人ではありませんでした。
その点、浅見さんには、「成長したいので、遠慮なく言ってください」と初めにお伝えしていました。
その言葉通りに、僕の様々な至らないところを、率直にご指摘してくださった浅見さんには、感謝しかありません。
ーーこの2年半で様々な活動をしてきた厚志さんが考える、みの編で活動するうえで大切なことは何だと思いますか?
「乗っかり力」ですね。
みの編にはいろんな波が流れています。その波の中で、自分が少しでも興味を惹かれたものには、思い切って乗っかってみる。そして、それに対する姿勢と準備が大切だと思います。その結果、僕は、「トゥトゥクの運転・サウナ建設」という、自己紹介で絶対に覚えてもらえる特技を手に入れることができました(笑)。
GOの三浦崇宏さんも言っていたのですが、「Life is Contents」として、人生をエンタメ化できる人が強いのではないかと思っています。
そのような経験をさせてくれた、箕輪編集室という環境には感謝しかありません。
あつしさんの相棒であるミノトゥクとの2ショット
出会いを大切に、新たな場所へ
ーー現在はどんなお仕事をされているんですか?
VTuberやガチャガチャなどの、コンテンツを生み出す会社で働いています。
実は、この会社に就職したのも、みの編での活動がきっかけです。
ミノトゥクのガチャを作ろうという話になった時に、ミノトゥク視察の場にかばん持ちの僕も立ち会いました。その際に、現在の会社の社長さんや上司の方と知り合いました。
その後も、何度か個人的にお会いさせていただく中で、社長さんにお声掛けをしていただきました。
僕の中では、地元の愛知県に戻るという選択肢も考えましたが、「せっかくもらったチャンスを活かしたい。ここで得た経験を将来的に地元に還元する」と考え、面接を受けることにしました。
無事、面接に合格することができ、現在は、VTuberの運営に携わる仕事をしています。
ミノトゥクガチャガチャに関する箕輪さんのツイート
ーー前職(新卒で入社した会社)との違いはありますか?
常に世間の反応が見えることですね。
前職はBtoB(お客様が消費者ではなく企業)の会社ということもあり、自分の仕事が、世の中の人にどのような影響を与えているのかが全く分かりませんでした。
これは、ミノトゥクイーツをやってい時にも感じたことなのですが、僕は自分の行動の結果が、お客様の反応としてダイレクトに見えることに喜びを感じるのだと知りました。
そういう意味でも、現在の仕事に大きなやりがいを感じています。
ーーかばん持ちをしていた時との変化はありますか?
最近上司から「やっと人間らしくなってきたね」と言われました(笑)。
それだけ、かばん持ちをしていた時は、良い意味でも悪い意味でも、無自覚に自分を抑えて生きていたのかなと思います。
これからは、より「自分」にフォーカスした生き方をしていきたいと考えています。
ーーあつしさんにとって、「仕事ゴコロに火が灯る」瞬間はどんな時ですか?
自分の行動・コンテンツで、相手にプラスの影響を与えられた時です。
例えば、中部チームリーダーをやっていた時は、新規メンバーに対して、自分が率先して温かく迎え入れることで、その人がより中部チームに親しみを感じてイベント等に参加するようになることが嬉しかったです。
同じように、今は自分が作り出すコンテンツで人々を幸せにできればいいなと考えています。
僕は自分を「奉仕型」の人間だと思っているので、“誰かのため”というモチベーションが、仕事ゴコロに火を灯してくれます。
ーーあつしさんの考える「人生の自分ゴト化」に必要なことは何ですか?
今の自分にとっては家庭を持つことです。
これは箕輪さんもおっしゃっていたのですが、人は守る人ができた時に大きく価値観が変わると思っています。
僕自身、「家族」という存在は、人生において最も重要なことの一つなので、早く家庭を持ちたいという思いが強いです。
ーー最後の質問です。この1年間、箕輪さんを間近で見てきた、あつしさんが思う箕輪さんのすごいところをお聞きしたいです。
「さらけ出す力」と「人を見る力」です。
箕輪さんと接していて思うのは、常にオープンで、上も下も作らないということです。その人柄がみんなから愛されるキャラクターにつながっていると思います。
人を見る力については、傾聴力と観察力が優れているのだと思います。
先月ウラスケになって占いを行なっていましたが、「人を見る」という意味で占い師は箕輪さんにピッタリだと感じます(笑)!
ミノペンで行われたあつしさん送別会
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みの編メンバーで、あつしさんの存在を知らない人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
それだけこの2年半で、みの編にコミットして、多くのメンバーのために活動し続けた結果が様々なチームのリーダーや、箕輪さんのかばん持ちという、大きな役割を任されることにつながったのだと、改めて感じました。
みの編メンバーで、あつしさんのことを悪く言う人に出会ったことがありません。大変な経験を数多くする中でも、常に前向きに、誰かのためにという姿勢を持ち続けたあつしさんだからこそ、みんなに愛されているのだと思います。
新卒1年目でオンラインサロンの活動にフォーカスするという決断は、なかなか難しい決断だったはずです。しかし、そこで勇気を持って踏み出したことが、今のあつしさんを作っているのだと思います。
お話を聞いていく中で、環境を変えることは、誰にとっても、すごく重要なことなのではないかと感じました。
再び新たな環境で挑戦を始めたあつしさんのこれからに、乞うご期待!
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