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無理にポジティブにならなくてもいい。思いっきり失敗してみる。~演劇王子ができるまで~後編【夕刊ミノ】


こんばんは。箕輪編集室の佐々木壱です。7月2日(木)の夕刊ミノをお届けします。


今回は、演劇王子こと三浦さんとの「人生の歩き方」事前インタビューの後編です。

*前編はこちら


後編では、三浦さんが人生で大切にしていることや学生時代の経験についてお届けしていきます。

楽でいられること

三浦さんにとって、人生で大切にしていることは何ですか?

楽でいることです。私は無理をすることが多いのですが、無理をしないで自分が楽しいことをするのは、かなり大切ですね。自分が楽しくないのに、周りの人を楽しませようとすることはけっこう難しいです。たまに頼まれて、あまり自分が楽しくないままでやってしまって、違うなと思う時がありました。

最初はお金に目が眩むこともありました。楽しくないけどやるかと思ってやってみたんですけど、「あれ? しくじった!」みたいなことがあるわけです。その時に、なるべく無理をしないで、自分が楽しくすることは大事だなと思いました。

何かを選択する時もそうで、楽しいのはゆるいことだけじゃなくて、こっちの方がワクワクするなとか、多少まわりと違ったとしても、これ絶対楽しいと思うことはやっておいた方がいいと思います。

そうすると、もし明日死ぬかもしれないと考えた時、自分が楽しいと思うことをやりながらなら死ねるっていいなと思えるんです。

楽しくないとモチベーションは上がらないし、良いパフォーマンスはできないです。そうなると、結果的にいい仕事ができなくなります。でも、自分が超面白いと思うことをすごく楽しんでやっていると、それが良い結果になって、次の仕事につながっていくんです。

ただし目の前のことを、楽しいか楽しくないかを考えて立ち止まるよりは、すぐに行動して、楽しむしかないと考える方が良い時もあります。何をするにしても、「楽しむ」ということはすごく大事だなと思います。

三浦さんは、「楽しいこと」と「楽なこと」は区別していますか?

一緒です。楽でいることは、ずっと休んでいることと思いがちですが、ずっと休んでいるのも楽ではないです。寝るのは好きですが、ずっと寝ていると腰がすごく痛くなりますし、そのうち意地になって寝ようとするので、全然楽じゃないんです。


楽でいるためにはどうするかというと、多少面倒くさくても起きて、歩き始めたほうが本当は楽なんです。歩き始めたら楽しくなってきて、じきに今度は走り始めたりする。動いているうちに楽しくなり、新しいことを始めようかなぁと思ったりします。

ナンパし続けた学生時代

今回、正しい挫折の仕方を教えて頂けるそうですが、三浦さんが挫折や絶望した時のことを教えて頂けますか?

まず一つは中学の時です。2.3回とんでもない振られ方をして、人生このままではいけないと思いました。女の子と全然話したことがないのに、ナンパで声をかけるしか方法はないと思い、知らない女の子に道端で話しかけるということをやってみました。

2年ぐらいやっていると段々慣れてきて、外見にも気を使うようになり、それなりにモテるようになりました。その後高校3年の時、中学の時に振られた人に会ってみたら、信じられないくらいモテました。

人生で一番頑張ったことはナンパです(笑)。なんとかしてモテようと2年間くらいナンパしていたら、20人くらいに告白されたので、努力は必ず実るんだなと思いました。

もう一つは高校生の時です。大学受験の時に、全く勉強もせず、運動もできなかった僕が受かるわけがなかったんです。運で受かるかなと思いましたが、やはり受からなくて。もうこれは働くしかないと思った時に、これで僕の人生が終わっていくのかと考えると、ちょっと嫌になり絶望しました。

―三浦さんの最初の成功体験はナンパだったということですか?

そうですね。最初の絶望と最初の成功だったと思います。2年間ナンパをし続けると、女の子と話せるようになります。
その当時、僕はいじめを受けていました。いじめは24時間戦い続けなきゃいけないんです。でも僕は女の子をナンパすることができていて、心に余裕がありました。

ある時、あいつ、東京でめっちゃナンパしてるらしいぞって情報が流れ始めるわけです。え、いじめられてるのに? となり、みんないじめてる場合じゃない、むしろ教えてくれ! ってきたわけです。そうしたら、2.3か月続いていたいじめが終息しました。

最初はうまくいかなくても、トライ&エラーを積み重ねていけば、いずれ成功に近づくんです。

インタビューを通して

お話を伺って、三浦さんは自分の弱さを認めていて、改めてすごいなと思いました。私も自分の強みだけでなく、弱い部分も認め、他者も同じように認めることができるような大人になりたいです。

インタビュー全体を通して、三浦さんの強さとは、とことん楽しみ続けること、何事もチャレンジすることなのだと学びました。

テキスト/佐々木壱
編集/林 知里

バナー/荒木和憲


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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com

箕輪編集室公式Twitter




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