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モノじゃなくて『暮らし』が価格自由って!? みの邸谷在家での1ヶ月【夕刊ミノ】みの邸チーム

こんばんは。箕輪編集室みの邸チームの森永です。3月22日(日)の夕刊ミノをお届けします。

現在、私はアメリカの大学に通う学生です。今年の冬休みは日本に帰国し、東京でのインターンを考えていました。でも実家は福岡だから、東京で住むところを探す必要があります。そんなとき、みの邸が価格自由で貸し出しされるという投稿を見つけました。

この記事では、私が価格自由枠でみの邸谷在家に住んでみた1ヶ月間をお伝えします!! 

はじまりはツイート

はじまりは箕輪さんのツイートです。

私自身、誰かと暮らすことには慣れていました。去年の夏は日本のシェアハウスで暮らし、留学先のアメリカでも4年間ルームメイトがいるからです。

募集についてFacebookグループに投稿された内容を確認し、迷うことなくすぐに応募! ありがたいことに当選し、みの邸谷在家に2020年1月だけ価格自由で住めることになりました!! 

そもそも価格自由とは何か? 下記のように説明がありました。

「価格自由」はその名の通り、消費者が自分の好きな金額で、あらゆるモノの対価を支払える仕組みです。まずは幻冬舎が出版する書籍を対象に、価格自由が導入されています。(価格自由公式サイトより引用)

私もしっかりと意味を掴めているわけではないですが、一言で言うと「後払い」です。

コンテンツに価値がないと思ったら払わなくていいし、人生が変わったというくらいに価値があると思ったら「多めに払ってくれてもいいよ」というもの。

つまり、後から自分の体験ベースで価格を決めていいというのが特徴です。

モノじゃなくて「暮らし」が価格自由って!? 

価格自由で販売された例として、光本勇介さんの著書『実験思考 世の中、すべては実験』は1ヶ月半で1億円。堀江貴文さんの『ハッタリの流儀』(特典付き)は3日で1億円が読者から課金され話題になりました。

本という「モノ」の価格自由、みの邸という「暮らし」の価格自由。

本は、「モノ」を買う=「モノ」の所有意識だから、それを手に入れることがゴールだと思います。それに対して「暮らし」はゴールがあるわけではなく、ただそこにあるもの。なので「暮らし」自体に価格をつけることは、みの邸入居前から興味が湧いていました。

価格自由で気付いた、暮らしの中での役割

アメリカでは、学生ビザの規定でキャンパス内でしか働くことができません。また、インターン先までの交通費は自費で給料も出ないため、東京での「暮らし」に使えるお金は限られていました。

そんな中、価格自由で滞在する代わりに「私がみの邸に還元できる方法はあるだろうか?」と考えながら暮らし始めました。

私は人と話すのが好きです。大学では心理学を学び、ピア・メンターシップ(※)を大切にしているコミュニティで過ごしてきた経験があります。

会話を通して関係性を築き、自分の海外での経験をシェアすることによって、みの邸住人の皆さんに影響を与えられたらいいなと思いました。なので、誰かが共用スペースに居るときは積極的な会話を心懸けるようにしました。

でも、実際には私の方が皆さんの価値観に影響を受けたと思います(笑)。皆さんと飲みに行ったりもしたので、退居が近づく頃には気負うことなく、真面目なことから他愛のないことまでたくさんお話ができました。

私がアメリカに戻る日、「森永さんが来てから共用スペースで過ごす住人がいつもより多くなった気がする」「単純に楽しかったよ」と言ってもらえました。みの邸のコミュニティに、何かしら影響を与えることができて嬉しかったです。

人間関係において私の強みになっている「誰とでもフェアに会話をする」とか、「相手と自分が心地よいと感じるラインを見つける」という部分を、改めて感じることができました。

(※)人が身近なロールモデル=「ピア」から刺激を受け、お互いに学び合うこと。

私が在ることの価値

価格自由は、モノ本来の価値を実験的に考えなおすことができます。その中で「暮らし」の価格自由は、私に様々なことを考える機会を与えてくれました。

もし価格が決まっていたら「この家賃であれば、これくらいの学びを得る滞在にしたい」と、何気なく決めてしまったと思います。今回は、価格が決まっていないからこそ、ハングリー精神むき出しに学べる機会を探しに行けました。

そして価格を決められる立場だったからこそ、コミュニティ内での自分の客観的な存在価値を意識して過ごすことができました。私は「自由」には「責任」が伴うと考えています。みの邸での暮らしを通して「価格自由」も「自分の存在の責任」を伴うと実際に感じることができました! 


テキスト/森永 真珠、うめの瑳刀、みの邸谷在家住人
編集/帆足 和美
バナー/うめの瑳刀

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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com
箕輪編集室公式Twitter


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