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変化する点を見据えながら、やり続ける

箕輪編集室メンバー紹介企画! 今回は、メディアチームのチーフクリエイティブディレクターを務める吉田貴臣さんへのインタビューです。

箕輪編集室で日々たくさんの動画を制作されたり、オンラインサロン「タカオミ動画編集室」を開設されたりと前進し続けている吉田さん。

最近では、WEEKLY OCHIAIのダイジェスト動画も制作され、大きな反響を読んでいます。

そんな吉田さんのこれまでの道のりや箕輪編集室との出会い、そして自身のオンラインサロンへの想いなどについて伺いました。

純粋な興味から行動する

ーどういう経緯から、カナダで動画クリエイターとしてお仕事をされるようになったんですか?

吉田:映像制作を学ぶ専門学校に入ったけど、正直2年ではあまりスキルが身につかなくて、就活で全然ダメだったんです。面接は通るけど、スキルで落とされてしまって。しかも、映像プロダクションは結構ブラックで、そういう業界で働くのは嫌だなと思った。今はなんでそう思ったのか分からないんですけど、カナダに行ったら通用するかもと思って。

ーその時、なぜカナダが真っ先に浮かんだんですか?

吉田:19歳のころ、ドイツのベルリンに3ヶ月住んでてヨーロッパに行ったことがあったんです。だから、今度は北米に行ってみようと思って。それと、カナダはビザが取りやすかった。だから、ワーキングホリデーでどこかのプロダクションに入って、就労ビザを下ろしてもらえばいいじゃんって思ったんです。

でも、いくつかのプロダクションに応募しても通らなくて。当たり前なんですけど、向こうからしたら英語のたどたどしい日本人を雇う必要性がないんですよ。それで、日本企業からの仕事を請けつつ、カナダでは無償で映像を作り続けてた。

そしたら、カナダの日本人コミュニティの中で動画を作っている奴がいるらしいって名が立ってきて。日本の大企業のカナダにある支店などから仕事をいただけるようになったんです。

ーカナダに住みながらどうやって箕輪編集室を知ったんですか?

吉田:堀江さんや田端さん、しおたんさんをTwitterでフォローしてたんです。それで、箕輪編集室の名前が時々タイムラインに出てくるから少し知っていて。「枠がすぐに埋まる」って言われてる箕輪編集室って一体何なんだろう、ここには何があるんだろうって気になって。

よく分かってなかったけど、怖いもの見たさで入ってみようと思いました。つまらなかったらすぐ辞めればいいやって。そして、5月の定例会で箕輪さんに初めて会って。「うわ、生箕輪だ」と芸能人に会うような感覚だったけど、箕輪さんから「あ、カナダで動画作ってる人だ!」とフランクに話しかけてくれた。

やっぱあれだけすごい人だからオーラあんのかなと思ってたんですよ。オーラはあると思うんですけど...ないか?(笑) まあ普通にめっちゃフランクで、何の距離感もなかったです。

なぜ箕輪編集室で動画を作り続けるのか

ー箕輪編集室で動画を作るようになったきっかけは何ですか?

吉田:イベントとかも行けないし、アーカイブ動画も長いから見る気になれなくて。そんな感じで何もせずに数ヶ月が過ぎて、もう辞めようかなと思ってたんです。そしたら、箕輪さんが「堀江さんと殴り合ってる動画を使って、堀江貴文ついに登場! みたいな動画を作って」って(箕輪編集室のFacebookに)投稿してたんです。

その時ちょうど手が空いてたんで、これならすぐ作れるなと思って作ってみて。そしたら、箕輪さんがすぐツイートしてくれた。あ、動画作ったらツイートしてくれるんだ。フォロワーを増やしたかったら動画を作ったらいいんだって最初はそんな気持ちでした。

それで、ある日箕輪さんが「これからTwitterは動画の時代だ。Twitterの動画=箕輪編集室って言われるようにしよう」って言ってて。これはチャンスだと思って、その時からいっぱい作っていきました。そしたら、「スナック徹のオープニング動画を作ってほしい」とお願いしてもらえるようになったんです。

ー今の吉田さんは自分のためというより、箕輪編集室のために動画を作っていますよね。

吉田:途中から変わっちゃった。どこでそのフェーズになったのかは僕も分からないんですよね。箕輪さんが相手の喜ぶことを想像することが大事だと言ってるように、僕も動画を作る時に箕輪さんは今どういう動画があったら喜ぶかなって考えるようになったんです。

で、だんだん箕輪さんの思考を捉えられるようになってきて。そうなった時におこがましいんですけど、僕と似てるなと思ったんですよ。僕は、本当に子どものころから日本の同調圧力が苦手だった。みんな一緒にやろうみたいな。

幼稚園とかに登り棒ってあるじゃないですか。女の子が登ってると下着が見えちゃうんですよ。それで、男の子が下に何人か集まって「吉田も見ろよ」とか言われて。僕はなんかそういうのが嫌だったんですよ。なんか美しくないなと思ってて。

ー幼稚園児で「美しくない」と感じるのすごいですね...。

吉田:超意味分かんないと思うんですけど、そういう部分があって昔から浮いてたんです。高校を中退したり、16歳くらいから髪の毛も染めてたりして。だから、日本の秩序が僕には合わないなとずっと思っていた。

で、箕輪さんやその周りの人たちって今の秩序を壊しにかかってるじゃないですか。箕輪さんはこの前「NEOクールビズ」とか言って海パンをはいて仕事してましたよね。箕輪さんに見習って、僕も海パンをはいてるんですけど。

ーすごい!(笑)

吉田:こんだけ暑いのにスーツとか馬鹿らしいじゃないですか。意味がないなと思うんですよ。箕輪さんはそういうの意味ねぇと正直に言っちゃうでしょ。そこがすげぇかっこいいなと思ってて。

僕とかいろんな人が思ってるような「このルールって意味あるのかな」というものを全部壊していきたい。それは、箕輪さんみたいな人たちがもっと一般的に知られていったら変わると思うんです。なので、僕の作った動画によって(箕輪さんみたいな人たちが)広く知られるきっかけになったらいいなと。それが、箕輪編集室のために動画を作ってる理由ですね。

みの編で迷っている人へ

ーこれからご自身のサロンもやっていきながら、箕輪編集室ではどのように活動していくんですか?

吉田:これからは自分が動画を作るというよりも、メディアチームのみんなが作った動画に対して、アドバイスをしていきたいと思ってます。多分初心者の人は、動画を作ってもどこを直すべきか分からないと思うんですよ。そういう人にアドバイスをしていって、もっと作れる人を増やしていきたい。

ー動画を作るメンバーを増やすために、これからどういうことをやろうと考えていますか?

吉田:相談会みたいなことをやりたくて。一人ひとりと話して、メディアチームや動画についてどう思ってるかとかを聞きたいんですよね。あとは、箕輪さんの本の発売に合わせて、動画をみんなで100本作って拡散するとか。それに関してはクオリティを求めないから、みんなで作ろうみたいな感じにしようかなと。

そしたら、ハードルがより下がって、参加しやすくなる。どこのチームもそうだろうけど、動いてるメンバーが決まってて、新しい人は入りにくいと思うかもしれない。けど、どんどん参加してほしいんです。

あと、僕は見た目もあって話しかけにくいかもしれないけど、もっと話しかけてほしい。むしろ今日みの編に入りましたみたいな人からイジられたいんですよ。「その髪の色似合ってると思ってんの?」とか(笑)。そうじゃないと、僕自身がすげぇ遠いじゃないですか。

ー新しく入ってきた人から「チームに入りにくい、分からない」という声は聞きますよね。

吉田:僕も自己紹介スレに動画を載せて、何も反応がなかった。俺がリーダーだったら動画作ってほしいとか依頼するのに! とか思ってた(笑)。でも、みの編は声をかけられるのを待つ場所ではないと気づいたんです。まずは、自分が人より手を動かすことで認知してもらうしかない。実際、僕は動画を作り続けて、お願いしてもらえるようになった。

だから、みの編は一つの公園だと思った方がいい。いっぱい人が遊んでる中、ただ突っ立ってても誰も声なんかかけないでしょ。仲良くなるには、自分から声をかけるとか一緒にジャングルジムを登るみたいな行動を起こさないと何も変わらない。

第二回はこちら。

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テキスト Nobuhiro Arai 神平歩美

編集 鳥井美沙 橘田佐樹

写真 山﨑凌

バナーデザイン 前田高志

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