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「選択することは責任を持つこと。失敗を恐れず自分で選択して、人生を自分ゴト化しよう」 九州チーム・内田圭 #みの編LEADERSの素顔

九州チームのリーダーを三度務めながらも、お仕事にも全力投球をしている内田圭さん(以下.うっちーさん)。
うっちーさんが様々なことに熱を持って取り組めている理由とは。また、お仕事にかける想いとは。

その裏側と素顔に迫ります。

(取材時:2021年2月)(聞き手:佐藤圭

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ーーみの編に入会した理由は何だったんですか?

2017年の4月に鹿児島に西野さんが講演会で来たんですよね。それで西野さんのサロンに入って、その年の夏に堀江貴文さんの『多動力』(NewsPicks Book)がすごいヒットして、たまたま私も読んだんです。

その頃、同じように話題になる他の本も読んでいたら、ほとんどの本が同じ編集者さんによって作られている事に気が付いたんですよね。そこで箕輪さんの存在を知って翌年の2月にみの編に入会しました。
実はそれまでTwitterをやっていなかったので、箕輪さんはフォロー1人目なんですよ(笑)。

ーー九州リーダーになったきっかけはどんなものだったんですか?

まだその時はチームもあまり無かった時だったんです。それで、九州チームを作るために西野サロンの九州内で仲がいいメンバーを30人連れてきてチーム発足という流れでした。

ーー何度かチームリーダーをされているんですか?

実は、3回リーダーをやっています。3回目のリーダーになってからは、まだ半年も経っていないですね。

ーー今九州チームリーダーとして考えていることはどのようなことでしょうか?

1代目リーダーの時は、ちょうど箕輪さんが『死ぬこと以外かすり傷』(マガジンハウス)を出すときで、めちゃくちゃアグレッシブだったんですよ。
昼は福岡で講演会をして夕方は熊本にいるみたいな感じで。僕が次にリーダーをやった時は仕事の時間的に活動ができないことが多かったので、僕がいなくても動けるチームを目指していました。

ーー他のエリアチームリーダーの方のお話を聞いて、地方チームの魅力はオフラインイベントにあると考えたのですが、今って不利な状況なのでしょうか?

オンラインの使い方をアップデートする事が肝心だと思います。
沖縄チームを見ていれば分かりますが、遠くてもあれだけつながりを持てているのは凄いです。金銭面でも節約になりますし。
沖縄、九州、北海道・東北は東京からは遠いので、オンラインでの魅力がさらに大切になってくると思います。

ーー今の職業に就くまでの流れと、これからのキャリアについて教えていただきたいです。

もともと1歳から25歳まで水泳をしていて、そのこともあって水泳の指導をやりたいと思っていました。それでコーチの仕事をしていたのですが、最新の指導法を実践する僕の意見が上司には受け入れてもらえず、最終的に退職しました。

辞めた後におじいちゃんの葬式があったんです。そこで親戚の方々に「君は内田先生の孫だろ」だったり「おじいちゃんの血を受け継いでいるじゃないか」と、小言といいますか、教員になるように説得されたりしていくうちに、「確かに自分は子供たちが成長していくのを見るのが好きだ」と気付きました。でも組織に合わない人間だという自覚はあったので、最終的に塾にたどりつきました。
最初は雇用契約の塾長という形で働いていて、7年後に独立して今につながるという感じですね。

これからも、教育に携わるというのは変わりません。
今の日本の教育を変えたいという思いが僕にはあります。

正解を出すことを目的とした教育では多様性を求める時代においては向いていません。
過去に、はあちゅうさんのサロンでビリギャルの坪田先生が登壇するイベントがあったんです。そこで僕は司会を引き受けたのですが、質問コーナーでは誰も質問しなかったので僕が坪田先生に質問させていただきました。
「勉強できない子の中には日本の教育が合ってない子がやっぱりいる。僕も日本の教育に違和感を感じるから変えていきたいと思っているんですがどうすれば変わっていくでしょうか?」と僕が聞いたんです。
そうしたら、坪田先生は笑いながら「若いね、貴方の言ってることはわかりますよ」とおっしゃって、そのあとに「確かに今の教育はおかしいとみんな薄々気づいているけど、大学の入学方法や企業が難関大学の生徒を欲しがっているなら僕たちはそれに合わせるしかない。君の言いたいことは間違っていないけど、君の塾が鹿児島で一番になって超進学塾になって今のことを言うと、めちゃくちゃかっこよくない?」って言われたんです。

そこから塾の仕事を改めて頑張り始めて、将来的には世界のいい教育を導入しながら、新しい教育を構築してみたいという想いを持って試行錯誤しながらやっています。
逆に僕からも提案したりして、教育のコモディティ化がされるといいなと。最終的には、発展途上国の文科省とお仕事をしてみたいですね。

ーーうっちーさんの仕事ゴコロに火が灯る瞬間ってどんな時ですか?

ずっと火はついていますね(笑)。
というのも、『多動力』を読んで火がついたんです。今は一日のほとんどを仕事に使っています。

多動力の本当の意味って、なんでも手を付けるということではなくて、本業も圧倒的結果を出しながら副業も100%で取り組むということです。
いい例が西野さんや箕輪さんですね。数年前まで箕輪さんは深夜に酔っぱらっていてもほんの数時間か寝たら明け方に幻冬舎に出社する生活をしていました。

複数のことを同時に高いクオリティで継続するには、普通の生活ではできなくて、必ず何かを犠牲にするしかないように思います。もちろん、それがいいことだとは思いませんが、「長時間労働」という概念ではなく、夢中になっていると時間が経つのを忘れて時が経ってしまっているということだと思います。

僕も塾以外の複数の事業があるので、飲みに行ったりしっかりオフの時間を取るという事がほぼできていません。ですが、塾も含め好きなことしか仕事にしていないので、昼夜問わず夢中になって取り組めています。

ーーうっちーさんにとって教育者とはどんな人ですか?

思考を変えるのはビジネス書でできると思うんです。けど行動を変えるのは難しいですよね。その行動を変えるのは教育者だと思っています。

前田裕二さんが言う「転用」ですね。幻冬舎の見城さんも講演会は無意味だと言いますが、その通りで、講演会を聞いてよかったなと思わせることは簡単です。しかし、行動を変える事は難しいです。やっぱりそこを変えられる人が教育者だと思います。

ーーその人それぞれに教育者っているのかもしれないですね。人生を自分ゴト化するためには、何が必要だと思いますか?

自分ゴト化をできない、あるいはその力が弱い人は、自分の選択を自分でするところからではないでしょうか? 例えば、サイゼリヤでご飯を頼む時に、何食べるって聞かれてなんでもいいよって言う人はそこで選択権を相手に譲渡していることになりますね。自分で決められない訳です。それって教育に当てはめると先生の求める答えを出すのと同じなんですよ。

選択は責任を伴います。その責任があるからこそ、自分の人生について自分ごととして考え始めるのではないでしょうか。

ーー教育を変えることにも繋がっていますね! 最後の質問ですが、うっちーさんがここまで熱があるのは何故でしょうか?

日本の教育を変えたいという思いの大きさですかね。
さっき話した通りなんですが、今までの教育ではいけないと思っています。

僕らのように柔軟に対応できる指導をしつつ実績を出せば、今の教育界に布石を打てます。オリラジのあっちゃんも今月には日本を出ていく予定で、その理由が子どもたちに日本の教育を受けさせたくないというものですもんね。

ーーなるほど。最後に、今の学生に向けたメッセージをお願いします!

とにかく失敗してください。
失敗は途中で辞めちゃうから失敗になるだけで、続けていれば過程になる
だけなんです。むしろそれがドラマになるんです。
だから失敗は悪いものではないと声を張って言いたいですね。

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「選択には責任が伴う」「失敗も続けていれば過程になる」そんな勇気をもらえる言葉がたくさん飛び出しました。

強い思いがあるからこそ自分の人生を生きることができるということを教えていただきました。

うっちーさん、ありがとうございました!

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執筆・編集: 佐藤圭
Web版編集:黒羽大河
バナー:なかむ

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