「トップアスリートは仕事に熱狂している」-元Jリーグ専属トレーナーが描く“身体の編集者”という在り方①

今回取材したのは、箕輪編集室で箕輪さんの『SIX PACK PROJECT』(箕輪さんが「腹筋割りたいよ!」と言ったため立ち上がったプロジェクト)を担当している理学療法士・トレーナーの樋口敦さんです。

今回はこれまでの経歴から、理学療法士・トレーナーの方がなぜ「箕輪編集室」に入ることになったのか。またそこで得ていること、今後樋口さんがやっていきたいことなどを伺いました。


「サッカーの世界」への突破口を探していた学生時代

井本:樋口さんは今、ボディメイク、ダイエットの手伝い、腰痛・肩こり・リハビリなど、スポーツ選手のパフォーマンスアップ、あとセミナーみたいなのをやられてるという。

樋口:あと、専門学校の非常勤講師もやっています。

井本:なるほど。もともとは兵庫生まれの岡山育ちで、サッカー選手を目指されていたんですよね? で、高校で建築士を目指すという。

樋口:そうですね。高校生のときは、建築士になるか、体育の先生になるか、というかんじでした。ありきたりなサッカー少年だったんで。それで国立の大学を受けて、浪人して。国公立だから勉強すること一緒じゃないですか?

井本:そうですね。

樋口:だからずっと勉強して、進路も大体行ける学校選ぶじゃないですか? それで代々木ゼミナール通って、チューターに「建築系かスポーツ系に行きたい!」って言っていて。

そうしたら「サッカーの世界で働きたいんだったら、Jリーグで最近理学療法士が働いてて、選手のリハビリとかトレーニングするらしいよ」って言われて、「じゃあ、俺それしますわ」って。

井本:なるほど。

樋口:だから「サッカー」ですね、軸は。

井本:サッカーに関わりたいというのが元々あったと?

樋口:そうです。元々サッカーが好きでやってて。でもサッカーに関わる仕事が何があるかわからなくて。サッカー以外に好きなのもは何かなって考えたら、プラモデルとか作るの好きだったから建築士かなって。

それか、筋トレとか好きだからスポーツ系の体育の先生とか思ったんですけど、予備校のチューターが「Jリーグで働けるぞ」というので「じゃあこれだ」と。

井本:なるほど。それは出会いですね。

樋口:出会いですね。当時、(チューターが)20代後半の綺麗なお姉さんだから言うこと聞いたと(笑)。

井本:まぁそういう理由はありますよね(笑)。卒業後は千葉県にある整形外科で働かれてたそうですが、ここでもサッカー関係の繋がりがあったんですか?

樋口:そうです。僕が理学療法士の資格を取った頃はスポーツリハビリとか、スポーツ整形とかまだまだ浸透していなかったので、学校の先生に相談しても「スポーツ分野なんて飯食えないよ」とかすげぇ言われてたんですよ。

井本:なるほど。

樋口:だけどそんなの無視して、自分で調べた。そしたら、その千葉県の病院に育成年代の日本代表のトレーナーをやってる人がいるって知って。

井本:その方は病院で働かれてたってことですか?

樋口:(Jリーグの)名古屋グランパスをやめて病院で働きながら、育成年代のトレーナーをやっていた。

井本:なるほど。

樋口:プラス、僕サーフィンやってたから、千葉だったらサーフィンもできるし、サッカーの勉強もできるし、最高じゃん! と思って就職することにした。

逆算行動で“Jリーグ専属トレーナー”を勝ち取る

井本:千葉で勤めた後は横浜に転勤されたんですよね? 

樋口:なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)のチームドクターがやられてる病院に。あと、川崎フロンターレのユースにも関わってたんで、そこに決めました。

井本:働き始めて9ヶ月ほど経った頃、(Jリーグの)ファジアーノ岡山から「理学療法士を探している」という話がきたと。

樋口:そうです。

井本:これ、話をいただいたときにはどういう感じでしたか?

樋口:話をもらったときはめっちゃ覚えてます。スポーツジムでトレーニングしてて、ロッカールームに携帯取りに行ったら着信があって。電話かけたら母校の先生で、「ファジアーノで募集してるから一回話してみない?」って言われたんです。

井本:それはやっぱり、元々サッカー関係の繋がりがあったからですか?

樋口:母校の先生には毎年帰省したときに、別にそんな狙いもなく顔出しに行ってたんですよ。「元気ですよ」って。それで毎年「今Jリーグのトレーナーやりたいから頑張る!」って宣言してて。

それを先生が覚えててくれて、たまたまファジアーノの先生が繋がった。理事長が経済界かなんかの知り合いで、そこからトントン拍子に話が降りてきたっていう。

井本:なるほど。そこに2年間在籍されたっていう。

樋口:そうですね。

井本:主にどういうことをやられてたんですか?

樋口:そこでは、怪我をした選手のリハビリ、トレーニングに復帰するまでのリハビリ、あとは選手のケア、マッサージ、ストレッチ、治療、あとは栄養指導、パフォーマンスのトレーニング…。全部ですね(笑)。

井本:すごいですね(笑)それは理学療法士の資格があったからこそ出来たってことですか?

樋口:というよりは、Jリーグで働きたかったから理学療法士と、あとアスレティックトレーナーの資格を取りにいったっていう。プロチームではアスレティックトレーナーがないと働けないんで。

井本: 資格はあくまで手段で、目的はJリーグで働くためだと。

樋口: そうですね。

井本: 岡山時代には今日本代表に入ってる川又堅碁選手(ジュビロ磐田)の専属トレーナーをされているとお聞きしました。そういうトップの方と接して思うことはありますか?もう友達みたいな感じですか?(笑)

樋口:まぁ基本友達みたいな感じでなんでも話しますね。あと、一番はやっぱり「情熱」があるというか。

井本:はい。

樋口: 堅碁だったらすごいチャランポランなんですけど、自分の仕事に対しての情熱、探究心は凄いんじゃないですかね、やっぱり。ギャップが凄い。

井本:箕輪さんみたいですね(笑)。

(次回に続きます)

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聞き手・テキスト 井本佳孝 / 編集 篠原舞

写真 大竹大也

カバー画像デザイン 前田高志

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