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箕輪編集室を、仲間と作り続けていく

箕輪編集室メンバーのインタビュー企画。今回取材した方は、箕輪編集室・運営メンバーであり箕輪さんの秘書でもある柴山由香さんです。

*前回の記事はこちら

リーダーの魅力、ヒーローの生まれる場を支える

柴山:箕輪さんってすごい素直なんです。佐渡島庸平さん(株式会社コルク代表取締役社長)に言われたことで「安全・安心(※)とか、何ぬるいこと言ってんだよ」と思っても、実際やるじゃないですか。

※参考:『WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~ (佐渡島庸平 NewsPicks Book 幻冬舎)』

守隨:そういうところが箕輪さんの魅力ですか?

柴山:箕輪さんは…初めて会った時はダルダルの若者でびっくりしたけれども、忖度しなかったり、固定概念に囚われていないところが素敵。私は大学を出て、わりと大きい企業に入ってそこそこ結果出して、上司に逆らうとかそういうのもないし、もうほんと普通の人生を送ってきました。

守隨:その時に箕輪さんと出会って「あ、この人は何だ」って衝撃を受けたと?

柴山:そう。衝撃的でした。全部出しちゃうとか。もう丸出しで生きているんだなって思って。色々な著者さんと一緒に本を作る時も常に本気だから。箕輪さんはいつも「憑依する」って言っています。見城(徹)さんの本を作る時は見城さんに憑依し、堀江(貴文)さんの本を作る時は堀江さんに憑依する。

実直にやるわけですよ、聞いたことを。最初にトークショーした時から、箕輪編集室が始まって、NewsPicksでもモデレーターをやって、話すのもどんどん上手くなっている。私はそれを近くで見ていて、伸びしろがすごいなって。

守隨:はい。

柴山:私、箕輪さんの良いところは結構いっぱい言えます。人の長所を見るところとか、失敗を責めないところとかすごいなあと思っています。

守隨:関わるサロンが様々にある中で、柴山さんは箕輪編集室に一番コミットしているように見えます。どんなところに魅力を感じているか教えてください。

柴山:箕輪編集室の魅力…やっぱり箕輪さんのあの活動量のおかげでものすごくチャンスがいっぱい転がっているところですかね。記事を書いたり、写真を撮ったりすればクレジットがちゃんと出るし、動画を作ればTwitterで拡散される。

全てが外に出ていく設計のおかげで、一所懸命手を動かせばちゃんと自分に信頼度が溜まっていく設計になっているところが魅力かなと。例えば、他で個人名がぱっと思い浮かぶサロンなんてそんなにあるかしら?

守隨:本当ですね。

柴山:箕輪編集室だと、例えば箕輪大陸の監督の大竹さんとか、ライターチームリーダーの篠原さんとか。彼らのことはNews Picksの運営の人たちも知っているし、佐渡島さんも他にも何人か名前をご存知なんじゃないかな。

守隨:柴山さんも様々な人から知られていますよね。

柴山さん:なかなか他にはないやりがいを感じるんですね。箕輪さんのために運営しているってことはほぼなくて。私は箕輪さんの秘書でもあるので、秘書としての側面と運営としての側面はまた違うんだけれども、運営に関してはみんなと一緒にやっていきたいからやっています。

意思決定をする場に身を置き続けていく

守隨:反対に、箕輪編集室ならではの苦労ってありますか?

柴山:ない! 特にはないです。やるべきことを忘れちゃって、秘書業で箕輪さんに迷惑をかけることは実際にあるんですけど、本当に。それぐらいですかね。でも基本的にすぐやれば忘れないじゃないですか。

ぱっときたものを後回しにするから忘れるのであって、その場で反射的にやる。そこの意志決定のスピードは自信があります。ただどうしてもすぐにやれないことは、忘れてしまいますね。都度処理することが理想で、バッチ処理はしないほうがいい。少なくとも私には向いていない。

守隨:そんなふうにして、あれだけたくさんある案件をさばいていかれるのですね。

柴山:自分が経営者であるという影響もあるんですけどね。意思決定は、すればするほどスピードは早くなるし、精度も良くなるんですよ。岡島悦子さんの 『40歳が社長になる日(NewsPicks Book 幻冬舎)』や『抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー(東洋経済新報社)』にも書いてあるんですけれど、修羅場をどれだけくぐったかで鍛えられるもの。

意思決定が気にならなくなるくらい、たくさんした方がいいと思います。サロンはそのために活用できる場です。会社員をしていたら上司の決裁を取らないといけないので、それほど意思決定を求められない。

でも自分で経営したりみの編のプロジェクトを立てたりすると誰とやるのか、どんなふうに進めるのか、自分で決めるわけ。

最初は怖いじゃないですか。このやり方でいいのかな、誰もこなかったらどうしようとか。でも、やると決めたら決めなかった未来はもうない。その意思決定の回数を増やせるのが箕輪編集室のいいところ。私はそれが早いから、判断の連続でも全然大丈夫。

守隨:誰でも最初からできるというわけじゃないから、いかにそういう場に身を置けるかが大事だと?

柴山:そう。キャッチボールを何度も繰り返すよりも、試合で1回でも打席に立った方が絶対にできるようになる。試合に出る回数を増やした方がいいと思います。

守隨:それは、きっとみなさんに勇気を与えてくれそうです。

柴山:小さいことでいいんです。例えば私は主婦だから、今日は雨が降りそうだから洗濯物を外に干すか、乾燥機にかけるかみたいな意思決定決を普段からしています。本当にこれくらいちっちゃなことでいいので。

「自分で決めた」という経験が大事。かつ、ちゃんと「やり切る」こと。やり切らずに色々なことを次から次へとやることが多動力ではないので。ちゃんと何か生み出すまで、そして生み出したなら誰かに届けるところまでやり切って初めて、その意思決定をした一連の流れのフィードバックを自分で得られるんです。

守隨:今ここにいることや、運営に携わっていることも全て意思決定をしているということなんですね。

柴山:そう。運営をすることになっているのもいつの間にかですね。私がやってきたことは、受付とか名簿作りとか本当に誰でもできることです。何をやったかはもう覚えていないくらい、とにかく大概の面倒くさそうなことはすぐに手を挙げてきました。

守隨:面倒くさそうなことに手を挙げるというのがすごいと思います。

柴山:それを繰り返しているうちいつの間にか、という感じですね。ある日箕輪さんから突然、「柴山さんに(運営を)やってもらう」って言われて。一度は「嫌です」ってお断りしたんですけれど。

守隨:え、最初は断ったんですか。

柴山:箕輪編集室を大きくする、そんな大きなことを背負うのは嫌だって。でもその後に箕輪さんがしたいことも感じ取ろうと。そうしたら、一人でやるのは嫌だけど、仲間がいればできるなと思ったんです。

いつも定例会の運営をやっているメンバーや頑張っている子、コミットしている人に、「一緒にやってよ」と声を掛けて。8人くらいでスタートして、気がついたら今になっていた。

連載第三回はこちら。

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聞き手・編集 守隨佑果 石川遼
テキスト 大久保忠尚吉見 紳太朗
写真 池田実加
カバーデザイン 前田高志


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