見出し画像

講師をしてわかった「Web制作スキルを上達させる3つのポイント」 【夕刊ミノ】エンジニアチームレポ

こんばんは。箕輪編集室エンジニアチームの、日本語文章よりコードを書くのが好きな岡 実来(おかみらい)です。3月9日(土)の夕刊ミノをお届けします。

先日、2日間でゼロからプログラミングができるようになることを目的とした「ゼロから始めるWeb制作講座」を1月27日と2月3日で2週にわたって開催しました。

講師はエンジニアチームのリーダー・江川 綾くんと僕がつとめました。講師の経験はとても学びが多く貴重な経験でした。

今回は僕が講師をしてみて分かった、Web制作スキル上達のための3つのポイントを、イベント当日までのストーリーを通して紹介していきます。

「ノリ」で講座の開催が決定

今回の発端は、昨年末に開催された箕輪編集室の学生ブートキャンプというイベントからの帰りの車中でした。なんとその場のノリで、Web制作講座を開催しようということが決定。

しかし江川君と僕は大学生で、卒論執筆の真っ最中。多忙を極めていたため2月下旬ごろに開催しようかと思っていたところ、そのイベントに参加していたニトロから「早く開催しよう」と鶴の一声が。そこから一気に日取りと場所を決め、おかげで卒論も進めつつ、デザインからコーディング、資料作成をハイスピードで終わらせることができました。

プログラミング学習サービス「Progate(プロゲート)」

エンジニアチームでは「Progate勉強会」というオフラインでのイベントを行なっています。Progate(プロゲート)とは、初心者向けのオンラインプログラミング学習サービスです。

とても学びやすいサービスなのですが、出される課題をこなしながら進める形となっているため「ゼロから自分でコードを書く力」を身に付けることは少し困難に思えます。なぜならそれを身につけるためには、まず知識がない状態から自分で調べてサイトを作る必要があるからです。それはきっと他のユーザーも感じていることだと思っていました。

そこで、「ゼロから自分でサイト制作をするための講座」を開催したのです。

教えるレベルになるため猛勉強

講座を開催して講師をつとめたとはいえ、実は僕も教える内容を勉強するところからスタートしたのです。当初の知識といえばProgateで無料で受講できる範囲を勉強した程度。HTML&CSSはまったくの未経験でした。

僕はProgateでの学習したのち、江川くんの指導の下、ゼロからサイト制作に取り組み、なんとか完成。開催日前日には江川くんとZoomでモニター越しに教わりました。僕の書いたコードに比べ、江川くんのは読みやすい。しかも、分かりやすい解説をしてくれたおかげで、書き方や考え方を効率的に吸収できました。

プログラミングは覚える必要はない

教えるために猛勉強したことで分かったことがありました。それは「プログラミングは覚える必要はない。調べて理解して、使えればいい。」ということです。

この考えの下、参加者にはほとんどヒントを与えず、自力でサイトの制作をしてもらいました。分からないことは調べ、それでも分からなければ講師に聞くという形式です。こうすることで、多くの人がWebサイトを作ることができたのです。しかも、教えていた僕自身の理解もさらに深まりました。

ストーリーに隠れた3つの上達ポイント

今回の経験にはWeb制作上達のためのポイントが3つあります。

①目的をつくる
目的もなく学習していた時に比べ、「講座で教える」という目的を作るだけで吸収率が一気に高まったのです。何かやりたいことがあるなら、「何のためにやるのか?」という目的を設定することで、得られるものの大きさは格段に変わります。

②できる人に聞ける環境をつくる
自分よりできる人にすぐに聞ける環境を作ることで、短時間で理解を深めることができます。僕の場合は、僕より知識も技量もある江川くんのコードを見て、さらに解説を聞いたことで早く感覚を摑むことができました。

箕輪編集室にはプログラミングだけでなく動画制作やライティングなど、専門家がたくさんいます。イベントなどを積極的に活用して、できる人に聞ける環境をたくさん作れます。

③人に教えることが一番成長する
講座を通して一番成長したのは、僕です。もちろん参加者の皆さんも確実にスキルアップしました。しかし、人に教えられるレベルになるために、猛勉強し、しかも当日も教えることで、僕の理解は格段に深まりました。人に教えることが一番成長します。

箕輪編集室では、こうして人に教える環境を自ら作ることも可能です。人に教えることは自分を飛躍的に成長させてくれます。

箕輪編集室は何でもできる

この講座の開催はノリで決まりました。箕輪編集室は手を挙げれば何でもできる環境です。

特にエンジニアチームにはまだまだ挑戦できる余白が多いです。やりたいことがある方はどんどん言ってください!

「なかなか発言ができない」という方は、このようなイベントやオフラインのもくもく会に参加してみてはいかがでしょうか。

というわけで、みんなプログラミングに夢中で写真を撮り忘れていたので、最後にパシャりした写真をどうぞ!

(撮影:岡 実来


テキスト / 岡 実来
編集 / 金藤 良秀

***

箕輪編集室公式Twitter

お問い合わせ:minowa.et@gmail.com



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?