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箕輪編集室は、自分の基準を上げ続けられる場所

箕輪編集室メンバー紹介企画!今回は箕輪編集室の運営メンバー兼ライターチームのリーダーである、篠原舞さんにお話を伺いました。

大学卒業後、セブン&アイ・ホールディングスやリクルート、ベンチャー企業を渡り歩いた後、現在は都内でフリーランス営業コンサルタント兼ライターとして活動する篠原さん。地元・長野でもコミュニティメディアを立ち上げるなど、バイタリティあふれる篠原さんが箕輪編集室に出会ったきっかけとは?

箕輪さんに出会って知った、「編集者」という仕事の面白さ

宮崎:箕輪編集室に入った経緯を教えてください。

篠原:一年前に受講した宣伝会議さんの「編集ライター養成講座」で箕輪さんが講師として登壇して、そこで初めて箕輪さんを知ったんです。

それまでライティングを仕事にしていたわけじゃないけど、ライターや編集者に興味があって。でも箕輪さんの「編集者というのはあくまで存り方の問題。世の中に埋もれている才能や異物みたいなものを発見して、それを求めている人に届けるという仕事」というお話を聞いて、あ、編集の仕事が私がやりたいことに合っているかも!と気づかされました。

そのあと箕輪編集室がメンバー募集を開始していたから、あれよあれよと言う間に(笑)。

宮崎:編集自体と、箕輪さん両方に興味があったと。

篠原:そうですね(笑)。

宮崎:箕輪編集室に入られて、今本当に色々やられてますよね。

篠原:既存チームには一通り入っている勢いですね。

宮崎:この参加を決める時の指針になるものはありますか?

篠原:面白そう!って思ったものは手を挙げてみてます。失敗したからといってクビになるわけではないし、死ぬわけじゃないから。経験も問われないし、とりあえず興味があるものに全部手を挙げてたらこんな感じになっちゃいました(笑)。

宮崎:その中でいちばん面白いと思うものはありますか?

篠原:今は特に運営とライターチームです。運営は今8人の有志で行なっているんですが、箕輪さんの近くでコミュニティ作りについてリアルタイムで学べるのが本当に貴重でありがたいなと。ライターチームはまだ始まって3ヶ月ですが、みんなで考えながら自走し始めているのがすごく楽しい

宮崎:ライターチームの立ち上げはご自分で提案したんですか?

篠原:そうですね。それまではどちらかというと本のプロモーションなど出口寄りが多かったのですが、箕輪さんからもっといわゆる実務的なものも学びたいと思っていました。

箕輪編集室内でそういうコンテンツを作れば箕輪さんにそれを見てもらえるんじゃないかという、下心があって(笑)。それと、定例会にどうしても行けない時に動画で見返す時間があまり取れなくて、テキストで読みたいな、と思っていました。早いし、求めている人が絶対いるだろうと。

あともうひとつ、箕輪編集室でもっとマネタイズしたいというのもありました。でもコンテンツが無いとお金は発生しないので、じゃあそのコンテンツの一つとして、記事はどうかなと。箕輪さんに言ったらいいじゃんって感じだったので、始めたという感じですね。

宮崎:計画通り進んでいますか?

篠原:実は、計画みたいなのは全然立てていないんです。その時々で面白そうな企画とか、メンバーの中でこういうのをやりたいというのを反映させていく方が、やっぱりみんな走ってくれます。

宮崎:ライターチームの篠原さんのリーダーシップがすごいなって思っていて。

篠原:いや、リーダーシップとか全然ないんです。ただ手を動かしているだけ。それは箕輪さんが「多動力とは死ぬほど何かを突き詰める力だ、一点突破して初めて横展開できる」と言っているからです。だからとにかく行動し続けていくしかないなと。

宮崎:ライターチームでは毎日22時にnoteを更新していますが、大変だな、苦しいなと思うことはありますか?

篠原:箕輪さんが毎月本を出してるのと比べれば、毎日noteを更新するなんて片手間でもできるものだと思っています。箕輪さんと関わっていると、自分の仕事に対する姿勢というか行動量がすごく引き上げられるので、全く苦しいとは感じないですね。

その基準をメンバーのみんなに押し付けているわけではなくて、むしろ良い意味で何も求めてないというか。みんなにはやりたいことをやって欲しいし、私もそうしてます。


情報の分断を感じた地元長野でコミュニティを育てる

宮崎:普段は何の仕事をされていますか?

篠原:私はもともと広告営業をやっていて、その流れで独立したので、メインがフリーランスの営業ですね。あとはWebコンサルや編集・ライティングもやっています。

宮崎:ご出身の長野の方でも、メディアやラジオ番組をされていますよね。

篠原:長野では高校生を対象にしたコミュニティメディアを作っています。1年前にちょうど会社も辞めてフリーになるし、なんとなく地元の長野で何かやりたいなって思っていて。でも私、もともと地元大嫌いだったんです。

宮崎:え、そうなんですか?

篠原:もう物心ついた頃から、田舎がすごくコンプレックスで。だから家を出たくて、中学1年生から寮生活を始めて、大学受験の時も絶対東京に出たいという一心で勉強をしました。勉強するしか田舎を出る手立てがなかったんです。

宮崎:何でそんなに嫌になったんでしょうか。

篠原:一番のきっかけは、見たいアニメがやっていなかったことです(笑)。あと大好きなジャニーズのコンサートになかなか行けないとか。聖地の池袋と原宿が遠い(笑)。

もちろんネットでコンテンツは見られるけど、一次情報に触れられない機会損失感が大きくて。私何でこんな情報が分断されたところに生まれたんだろうってすごく思っていました。

宮崎:それで大学から東京に。

篠原:そうです。東京に出て10年以上経ちますが、正月すら帰らないくらい地元と疎遠でしたね。でも、去年会社を辞めて時間があったから長野に戻って中学生から高校生、大学生、社会人…とにかく色々な人と話したんです。

そこで「地元のために何かしたいけれど、具体的なビジョンが描けない、あるいはそれについて話す場がない」という10代、20代の人が多いなということに気がつきました。

昔から所属している小中高のコミュニティ内からは「新しいことをしよう」という発想は生まれにくいみたいで。そんな時に一度地元を離れた人が外で得た知見だったり経験、情報を持ち帰ってシェアすると化学反応が起こって、それがすごい面白くて。

宮崎:なるほど。

篠原:地域活性化とかには興味はないけど、それこそ私が情報の分断を無くす橋渡し的な存在になって、地元の人たちがやりたいことを実現する手助けをしたいなと思って。それでコミュニティを立ち上げることにしました。

宮崎:実際にどのように実現していきましたか?

篠原:たまたま五反田でやっていたライター交流会(主催:有限会社ノオト)で出身地が同じフリーライターの子に出会ったので、その子と一緒に始めることにしました。でも経験がないからどうしようかなと思っていたら、それこそ箕輪さんの講義があって。

宮崎:先ほどの、宣伝会議さんの。

篠原:そうですね。その内容が青木真也さんの『空気を読んではいけない』という本のプロモーション戦略についてで。その中で、「発売前からすべて見せびらかせろ」とか「インフルエンサーは上流から抑えろ」というのを教わって、まずはその通りにやってみました。


宮崎:どんなことをされたんですか?

篠原:作る過程を見せびらかすために「メディアを始めるので、その作戦会議をやります!」と、企画しました。

それからラジオを始めて、自分のことを話したり、大学生をゲストに呼んで話を聞いたりしましたね。それから高校生限定イベントをやったりして。

イベントの集客は「上流から押さえろ」というのを実践して、市長や議長、校長にアプローチして、最終的には県知事にも会えました。結果、集客もうまくいったし、副次的にクローズしてしまった美術館を、東京の企業と一緒に再興するプロジェクトにジョインしてほしいという話も舞い込んできて。上から押さえるとすごいなと思いました。

今は箕輪さんが言っていることを長野でどう展開できるか実験しています。せっかく箕輪編集室にいて、箕輪さんの近くでコミュニティについて学べているから、次は何を横展開していこうかと。こんな風に思えるのも、みの編がどんどん進化しているからこそですよね。

ちなみに、市長もみの編に注目しているみたいです(笑)。

(続きます)

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聞き手 宮崎 恵美子
テキスト 齊藤 帆南
編集 林 千尋
写真 大竹大也
カバーデザイン 前田高志

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