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夢中で無防備な生き様は、人を惹き寄せる

こちらは7月21日に宮崎で開催された「地方×編集力」と題した講演会の書き起こし記事です。

何を稼ぐかを意識する

質問者:仕事が忙しい中、地方講演を無料でやってるのはなぜですか?

箕輪:何を稼ぐかって話なんだよ。金を稼ぐのか、ブランドを稼ぐのか、未来を稼ぐのかって色々あると思う。ぶっちゃけ会社の給料を時給で考えたら、意味分からないの。コンサルで1時間50万とかもらえちゃうから、会社の仕事は割に合わないと思う。

けど、なんで辞めないかって言ったら会社ではブランドを稼いでるから。会社のお金で本を作って、全国の書店に配送されて、営業の人たちがお願いしますって頭下げて、宣伝をしてくれる。それって僕が社員だからできるわけで、もし給料が0円でも結構美味しいなって思う。

それによって講演会に呼んでもらえたり、箕輪ってすげぇなって言われたりする。だから、会社は「箕輪厚介はヒットメーカーだ」っていうブランドを稼ぐ場所と決めてるの。

でも、コンサルとかはそんなに興味がないから純粋にお金を稼ぐ場所って決めてる。ブランドを稼いだことによって、箕輪さんと1時間話せるなら50万払うって言ってくれる人がいる。で、こういう地方講演に無料で行くのは、未来の可能性を稼いでるんだよね。

今、箕輪編集室でみの邸っていうシェアハウスをやろうとしてて。地方だと10万円ぐらいで借りれるじゃん。だから、僕が最初は10万円を出して、管理人と住人を5人ぐらい集める。そうすると、一人の負担が月に2、3万円になる。それを日本全国に20、30個とか作って、アジアにも作ってく。

(箕輪編集室は)動画とかライティングを教えられる奴がいるから、なんか仕事したいなって思ったらスキルを学べる。金持ってる人とかもいるから、衣食住もシェアできるようになる。箕輪編集室に入ってたら日本全国どこへ行っても、みの邸があるみたいな。

僕の理想は、手ぶらで旅してて財布とかなくても「箕輪だよ!」って言ったら、ハイボール持ってきてもらえるような人になりたいの。

会場:(笑)。

箕輪:それ最強じゃん! 何も頑張る必要ないんだもん。ボーっとして「ここにいる」ってツイートしたら、誰かが来てくれるの。箕輪編集室の人にもそうなってほしい。日本全国どこにいても誰かが助けてくれるみたいな。そしたら、最強のセーフティネットになるじゃん。

やっぱり人って食うために稼いでると、しんどいんだよね。地方は分からないけど、東京はマジで家賃高いから給料=生活費なの。貯金なんてできないから、生きるために動き続ける。それだと、自分は何者かなんて考える余裕もないよね。常に給料日を待って、家賃や携帯代とかが引き落とされて、余った金で飲みに行くみたいな。

それを永遠に繰り返して、今やってる仕事は機械に代替されるって言われるとか可哀想じゃん。でも、金がなくてぼーっとしててもどうにかなるっていう場所に箕輪編集室がなったら、もっとみんなクリエイティブになれるんじゃないかなって。

それは、クリエイティブな奴が絶対活躍できる世の中になるっていう仮説があるから。暇だからこそ発想力とかの豊かな奴が勝つ時代が来るよ。そのインフラを作りたいんだよね。だから、地方を巡って仲間を増やしてる。

友達になるには、裸になれ

質問者:著者やいろんな方と友達のような関係を築く秘訣はありますか?

箕輪:こっちのガードを完全に下げることだよ。僕の好きな言葉があって。日本では「みんなちゃんとしているんだから、あんたもちゃんとしなさい」って叱られる。でも、インドでは「あなたもだらしないんだから、人のだらしないところも許しなさい」って言うらしい。

要は「ダメなんです」って最初にさらけ出す。例えば、ガチガチに緊張して完璧に質問を作って「1問目の質問をさせていただきます。なんでこういう経営方針なんですか?」って聞かれたら「こうだからです」としか言えないじゃん。鏡のように、こっちがガチガチだとあっちもそうなるの。

ホリエモンの担当編集者って15人ぐらいいると思うんだけど、僕がなぜ唯一友達みたいになってるかというと、「おい! ホリエモン」とか言っちゃうからなんだよね。いきなり知らない奴が言ったら怒るけど、実力や愛嬌とかがあるから。友達作るのと同じで徐々に仲良くなってく。

落合さんに最初会ったころは、意味分かんない難しいこと言ってるから「こいつめんどくせぇな」って全然話しかけなかったもん。でも、落合さんが「箕輪マン」って話しかけてくれて、徐々に仲良くなった。今では、時間が空いた時に飲みに行く。

こっちが裸になればあっちも裸になる。ガチガチな感じで接しても、あっちが裸になってくれることはない。だから、こっちが無防備ですって見せることだよね。僕は無防備スタイルでしか生きていけないけど、人によっていろんなスタイルはあると思うよ。

「夢中」には何も勝てない

質問者:農業がエンタメになるとおっしゃっていましたが、何か具体的に面白い方法はありますか?

箕輪:ありきたりな話になるけど、SNSとかでの発信力だと思いますよ。結局、キュレーションが大事になるだろうね。ご飯や本、映画も数が多すぎるから、「この編集者がいい、この農家がいい」みたいに人で選ぶ時代になる。

例えば、イケダハヤトがほうれん草とか炎上唐辛子とか作るって言ってたけど、売れると思う。それってお腹を満たすためじゃなくて、エンタメとして買うから。世の中はこれからそうなると思う。でも、これって本当に茨の道で難しいんだよね。努力すればいいわけじゃないから。

戦略とかは考えすぎると似てくるから考えない方がいい。こうやって僕が言ってることも誰かが思いついてることだから。でも、夢中すぎる奴って絶対にそれ無理でしょってことをする。だから、単純に自分が好きだって思うやり方をしたらいいよ。

楽しくやってたら流行ってたみたいな。僕は、売ろうと思って本を作ったことはない。この人の面白さを伝えるにはどうしたらいいかなって考えてるだけ。

例えば、田端さんのこの無邪気さを世に出したいなって考えてて、飛んでる写真を撮ったらいいんじゃないかって思った。純粋に考えてたら、評論家とかから素晴らしい戦略ですねって言われる。でも、戦略とかじゃないの。ただ楽しくやってればいいんだよ。

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テキスト 壁井裕貴
編集 壁井裕貴 橘田佐樹
写真 Ikegami Hitomi

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『多動力』を始めとするヒット作を多く手がける、幻冬舎 箕輪厚介が運営するサロンの公式note。箕輪編集室→https://camp-fire.jp/projects/view/34264 箕輪厚介の会社→https://naminoueshoten.com/

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