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【前編】箕輪厚介×寺田有希 新刊発売記念対談


寺田✖️箕輪 本同時発売!




どうも箕輪です!

…こんな挨拶したことないわ!笑笑


今日はですね、おなじみのホリエモンチャンネル等々で見たこともあると思うんですけど、寺田有希さんに来てもらいました!ありがとうございます!


寺田:  ありがとうございます!よろしくお願いします。


箕輪: でなんでかと言うと、同じ出版社クロスメディアパブリッシングさんから9月15日同時に僕の
『怪獣人間の手懐け方』
寺田さんの
『自分を変える話し方』が出ます!





寺田さんの本、僕も読ませてもらったんですけど、歴史変えますねこの本。話し方の歴史を寺田以前、寺田以後になるんじゃないかなと。笑

というくらい画期的な本を出されて、その寺田さんがですねTwitterでこういう本出したんで私がインタビューするんでインタビュー受ける人いませんかっていうのがあったんで、いの一番に僕にインタビューしてくださいとお願いしYouTubeに来てもらいました!

なので、ゆるゆるとインタビューをしてもらうという企画で恥ずかしいですけど。笑笑


寺田: いやそうなんですよ!
このインタビューしますって言って始めるの結構ね。笑


箕輪: この企画自体考えてみると、寺田さん自らものすごくハードルを上げてますよね。
僕も最初気づかなかったけど、冷静に考えると今からボケるんで集まってくださいって言ってるみたいなハードルの上げ方に近いですもんね。


寺田: 私もあの画像↓

を出して気づいたんですけど、その時は話し方の本といえど既存の考え方と私の考え方って大きく違っていて、だからその理論とかノウハウ とかっていう感じでもないから、これをいくら言うとしても伝わらないだろうなっていうのもあって、じゃあ人とお喋りしようと。

箕輪: なるほど、見せつけようと!


寺田:  見せつけるは良くないです!笑笑
言葉選びは良くないけど、その様子をね。


コミュニケーションの質


箕輪: 寺田さんの本読むとわかるんですけど、そのキメキメのインタビューじゃないって書いてありますからね。その場を良くするとか、自分が聞きたいことを聞くとかそういうことを書かれてるんで、あくまで自然に楽しく終えられればOKだよっていうことですもんね。


寺田: そうですそうです!
それがコミュニケーション取っていく中で1番ハッピーな形じゃないかなと思います。


箕輪: 僕もそう思います!
僕も取材とかよくするんですけど、どうしても聞かなきゃいけないこととかはここに持ちつつ基本的には楽しかったねで終わることがいいことだと思ってます。


寺田: でもそうですよね。
編集者さんをされて今で何年目ぐらいですか?

箕輪: 10年ちょいですかね。


寺田:  毎回本を出されるたびに自ら取材もされるんですか?

箕輪: もちろん!
ぶっちゃけ僕ほんとダメなとこなんですけど、もうマンネリ化してるんで、ふ〜んみたいな感じになっちゃってます。笑

昔はもう前のめりにその話面白いって本当に思ってたんですけど、今は、だろうね。みたいな感じになっちゃってて、だから僕の編集者としての影響力とかその上澄みの部分は強くはなってるけど、好奇心とか探究心とか一番大事なのはもう若かった頃に勝てないですね。

なんかもう聞いたことあるような話じゃないですか。
なんかちっちゃい時親が亡くなってとか言っても昔の俺だったらえーってなるけど、結構いるよなぁ亡くなった人とか。
すごい失礼だよ!言っちゃいけないんだけど、もうあらゆるとんでもない人と会ってきてるから、それ自体に新鮮な驚きってなくて、あ、そうなんですね。みたいな感じになっちゃってますね。

だからガーシーとかが現れた時は楽しかったっですよね。

ガーシーってなに!?みたいな。


寺田: 確かに!
しかも本っていろんな人の人生を感じられるみたいなことも書いてらっしゃいますけど、まさにそのいろんな人にたくさん会って、さらに編集者っていう仕事もしてるからこそ箕輪さんだけの人生じゃない人生が積み重なってますよね、箕輪さんの中に。


箕輪: そうそう。
僕がまさにこの怪獣人間にも書いたんですけど、いろんな 怪獣人間的なやばい人とか面倒な人とかすごい人に会ってるからもうぐちゃぐちゃになっちゃってて、そこらの俺破天荒すけどみたいなやつにあっても、いやお前逮捕されてないじゃん。みたいな感じになっちゃってる部分はあります。笑笑

寺田: 逮捕スタンダードなんですか!?笑


箕輪: 基本逮捕されてますからね僕の周り。
ホリエモン、井川さん、ゴーン、ガーシー…

基本逮捕スタンダードですからね(笑)

エピソードの強さじゃない方でその人の深みを感じるとかっていう風に行くんだけど、でも結局コンテンツなんで強度がないと無理なので。話の強さっていうか、質量。


寺田: 言葉のインパクトとはまた違う部分でってことですか?


箕輪: 言葉でどんなインパクトを出そうと、本当のエピソードなり伝えたいことが薄っぺらかったりよくある話だと単純に文章が上手いだけで終わっちゃうんで、本当の質量みたいなのがやっぱないと僕が出すような本は弱くなっちゃうんですよね。


寺田: でも昔ほど興味を持てなくなって、でも強度も求めようと思った時どうするんですか??


箕輪: いないんですよ。だからなかなか本出せなくて。
それこそ結構前ですけどTHE TEAMっていうリンク&モチベーションにいた浅野さんって人が書いた組織論の本があって結果10万部ぐらい売れて大ヒットになったんですけど、僕出したくなくて逃げ続けてたんですよ。

浅野さんから連絡来ても、全部後輩に流して浅野さん絶対に箕輪さんに作って欲しいって言って、俺は逃げ続けて会食の時もすいません、風邪ひきました。とかって言って逃げ続けて。

でもどうしても会わなきゃいけない時があって、
正直言って弱いんですよエピソードが!って。

なんか、幼少の時に両親亡くしてギターで弾き語りとかしてないんですか?って聞いたんです。
そんなのしてないわ!って言われてそういう人の方が珍しいだろ!とか言われたんだけど、僕はダイヤモンド社とかが作るいわゆるちゃんとしたビジネス書には興味なくて、やっぱその変な人間に興味あるんで、浅野さんのバレー部でサーブが入らなかった話とかどうでもいいわって思って 言ったんです。

寺田: 本人によく言えましたね!


箕輪: でもそこから本人が頑張って、だから俺ほんと適当に言ったんですよ。なんか組織論書いてあるけど読めない真面目すぎて。ABCDの法則とかしてくださいって言ったら、信じられないぐらいのクオリティでAの法則、Bの法則ボーディングの法則とかCの法則なんとかの法則ってアルファベットのやつにして、完璧な原稿で戻してきた。


この人すごいって思ってそれで売れた。


寺田: すごい…!そういう作り方もありってことですよね。


箕輪: でも僕がね基本的に人間に興味あるから、よく紹介されるんですけど時価総額すごくてもまともな人はダイヤモンド社で出した方がいいですよって言いますよね。
あまり興味が持てないですね、すごいマーケティングとか言われても。
それはすごいのかもしれないけど僕はあんまりそこを根掘り葉掘り聞くことにあんま興味ないなみたいな。


寺田:  これちょっと本も読ましてもらって今のお話も聞いた上でお聞きしたいんですけど、箕輪さんにとって、本って結果何なんだろうと思って。


箕輪にとっての本とは?


寺田: それこそ怪獣人間とかの生き方が面白いってめっちゃわかるし、その生き様は自分では体験できないから本を読んで追体験するってすごく理解できるんですよ。
だけど、なんかそこを追い求めてる箕輪さんもいらっしゃ るけど、でも売れなきゃダメだったりとか世の中に刺さらなきゃダメとか、マーケティングのこととかもすごく考え てらっしゃって、結局なんか箕輪さんにとって本って何なんだろう?とか。

本がどういうものになったら箕輪さんの願いというか願望が叶うんだろうと。


箕輪: こんなややこしいとこ突っ込んだんだって思われたいんですよね。


寺田: どういうことですか?


箕輪: 大学の時から変わってないと思うんすけど、ガンジス川に飛び込んだんだって思われたいみたいな。ガーシー行ったんだ!みたいな。よく行くねそこみたいな。


寺田: なるほど、じゃあ学生時代からその横は変わってないけど、できてないという自負もあったってことですか?


箕輪: いやもう変わってないですね。
はっきり言って本当にすごいとこ行ってる人からしたら全然いいんだけど、インド一人旅行ってみたりとか自分なりに自分がハラハラするようなことをやっていたいっていうのは編集者としてずっとそうです。

だからハラハラしない本で、例えば池上彰さんの本で50万部とか100万部とかって言っても、全然嫉妬しないけどそれこそガーシーさんの本とかそこ行ったんだみたいなのでヒット出してる編集者いたら、いや俺やりたかったかもなって思うかもしれないです。


寺田: じゃあ、ただ売れる本を誰も気づかないような視点とか世界を見せれるものを作りたいってこと?


箕輪: ややこしい人ですね。後悔するんすけどね、行った後。。


寺田:  結構振り回されてるじゃないですけどかなり…

箕輪: ぶっちゃけ振り回されてなくて、僕それこそ寺田さん近くでいたから分かると思うんですけど、僕例えばホリエモンとかとずっといても全然振り回されないじゃないですか?

だから誰と一緒にいようが、ホリエモンと 一緒にいようが見城さんと一緒にいようが振り回されることはないですね。


寺田: そこもちょっとお聞きしたかったんですけど、まず私この本この怪獣人間の手懐け方と、かすり傷も痛かったも読ませていただいて、言葉選ばずに言うと箕輪さんも人間だったんだって思えて。


箕輪: 思う?かすり傷の方でしょ?


寺田: かすり傷の方もですけど、こっちでも私思いました!


箕輪: えーどこですか?それ知りたい!

寺田: 10%は自分を持っていろ。とか、
必ず自分が安心できる場所というかコミュニティは必ずたくさん持っておけとかその自分自身をなくさないのっていうのがすごく書かれていて、
やっぱりそこ大事なんだとかそこを意識 されてるんだっていうのがすごく安心感でもあったし、やっぱり考えてらっしゃったんだって発見でもあったんですけど、それって気づかれたのっていつ頃ですか?


箕輪:  書くにあたって言語化したっていうのが真実に近いんですけど、でも本能的にそうしていったんだと思います。

それこそ振り回されないと言いつつ 見城さんだろうがホリエモンだろうが松浦さんだろうが本当の若手の時は振り回されてたと思うんですよ。

ただこのままじゃ心も体も持たない上に単なるパシリみたいになって決定的な仕事できなくなるから、自分は自分でいなきゃってなんとなく思って行った結果、そういう風にいろんなコミュニティ持ったり10%は自分を主張しようって思ったりっていう風になってったんじゃないかな。


それこそ一昨日とかホリエモンが西麻布来てよみたいになって、初めて会った時だったらやばい行かないと!こいつノリ悪い行動力ないと思われる!とか思ったと思うんすけど、もうスタンプですらないちっちゃい最近開発されたやつあるじゃないですか?(反応スタンプ的な)
あれで返すようになって。


そこはそういう風にある種カロリーを下げることによってフラットに付き合えるっていうのを気づきましたね。

あんまフルコミットしすぎると、消費されて終わるって怪獣に食われて終わる。


寺田: 書かれてましたね!


箕輪: 食われて終わる奴をすごい見てるんで。


寺田: じゃあ食われそうにはなったってことですよね?


箕輪: もちろん!
見城さんにもホリエモンにも松浦さんにも食われてた時期はありますよ。もう人生そこに捧げてたっていう。だからこそ免疫ができたっていうのはありますね。


寺田: それ這い上がれた理由とか、そのままダメになっちゃったりせず、そこが大丈夫だったのって何なんですかね 。その底辺を味わってからコミュニティとか作られてますもんね。


箕輪:すごい身も蓋もないこと言うと、金な気がします。お金。
やっぱり自分でサロンやって収益がガッて入ってきたことによってぶっちゃけ箕輪ノリ悪いからいいよって、もう箕輪と本作んないと言われてもいい!生きていけると。

概念としての金で生きてゆく手段ってことですかね。
その人に嫌われようが他に生きていく手段はありますっていう状態かな。


寺田: 自分で手段を作れるとか選べるとか生み出せるとかですか?

箕輪: まさにまさに。
堀江さんでしかヒットを出してない編集者だったらホリエモンにお前ノリ悪いなって言われた瞬間やばいって思うと思うんですけど別にそうなったとしてもサロンもあれば他の著者もいるし、落合陽一も前田祐二もいるしってなると、逆にその普通にそんなこと言わないでくださいよって言えるって言う。

これがほんとごめんなさいって言うとホリエモンめんどくさくなってなんだこいつってなると思うんですよ。
そこの健全な関係を築くために他の柱が必要ってことですよね。


柱を何本も持て


寺田: 確かに柱を何本も持てみたいな話書かれてましたもんね。


箕輪: それめっちゃ大事だと思う。
見城さんと僕の関係も絶対に尊敬してるし裏切らないけれども、幻冬舎クビになったら死ぬみたいな感じだと逆に健全じゃない関係になるような。ペコペコしちゃってみたいな。そこは結構大事にしてますね。

この人に切られても大丈夫だからこそ、その人を嘘じゃなくリスペクトできるという。


寺田: それもうおっしゃる通りというか、そこを目指せたらは最高だろうなもちろんって思いつつ、なんか例えば1つの仕事をやっていくとか。

じゃあ副業始めようって言ってもそれでできることが2個だったりとか、自分の仕事のコミュニティもなかなか増やせないとか、その能力を身につけるとか、自分がどこでも生きていけるコミュニティをいくら増やそうと思ってもあまりできない人って結構いると思ってて。


箕輪: 確かに!いい視点!さすが日本最強のインタビュアーだ!

寺田: 初めて聞いたわ!そこをなんかもうちょっと落とし込めると。

箕輪: 俺が編集者という特殊な立場だから毎回新しい本書く人と出会ってコミュニティが増えてってるだけで、その普通の仕事をしてる人はなかなか増やせないっていうのは確かそうですよね。


寺田: そこを増やせる視点が1つでもあればすごく参考になるだろうなぁと思ったんですけど。

箕輪: ぶっちゃけ金だな。

寺田: やっぱり金なんです。

箕輪: 結局金ですね。その金っていうのを繰り返すんですけど、お金以外、要は生きていく手段ですね。
やっぱねそこ強くないですか?
そこを握られてるから芸能人もそれこそ寺田さんも本に書いてありましたけど、色々悩んだりなんなりっていうのはやっぱり他に稼ぐ手段が、むちゃくちゃ株で月300万ぐらい入ってたらぶっちゃけオーディションとかも堂々とやれ たじゃないですか。

結局そこな気がすんな。。

その収入っていう意味だけじゃなく、人脈も能力も他に稼げるのがあればいけんじゃないかな。

寺田:  じゃあそれを何個も作ることは無理だとしても作る努力をすることが必要みたいなことですか?


箕輪: そうですね。僕だって言っても収入だけでも多分10はありますよ。10柱ぐらいは。

だから誰かそれこそ5万顧問とか最近やってますけど、生意気なこと言ってる奴ふざけんなって言いますよ。別に切られてもいいやっていう。
だから正直でいられる。

非モテスパイラルとかあるじゃないですか。

寺田: 非モテスパイラルってなんですか??


箕輪: モテ本みたいに書いてあるんですけど、モテない人 って何でモテないかっていうとその人しか目に入らないから嫌われたらやばいと思ってどんどん どんどん 執着したり、LINEが帰ってこないからLINEを催促してみたり、異常行動になっちゃって余裕がなく見えてモテないっていう。

結局モテる人は別に余裕があるからその人に対しても尊重してある程度の距離をとってやるから逆に余裕があるように見てていろんな人からモテるみたいな。


仕事もそうでこの1個の案件絶対に逃しちゃいけないっていう状況だと逃すんですよね。足元見られるし。

別にどっちでもいいっすけど役に立てるぐらいのスタンスをいかに作れるかっていうのは初期は無理でも徐々には大事ですよね。

寺田: なんかめっちゃわかるな〜。
って思うのが女優とかでもそうなんですけど、どうしても 仕事が欲しいからくださいください。果てはもう何でもやりますっていう風になっちゃうとそのくらいの気合いは大事なのかもしれないけど、じゃあ絶対にこの子を売りたいとかそういう唯一無二になれるかと言われたら言い方悪いけど駒っぽくなっちゃうとか。


箕輪: 難しいですよね。

その駒っぽいフェーズも大事だと思うけどいつまでも駒っぽくしててもいつか捨てられるんで、駒やってる間に本物になるフェーズに自分の中で切り替えないと辛いですよね。
せっかく駒やってたのにここで切るんかい!みたいになっちゃうんでそういう人ばっかりですよね。


寺田: それいつ行けばいいと思います?

箕輪: 常にですよ!

駒やりながらですよ。駒やってるふりしてこっちでは他のことを広げてくってことですよね。
その人に全身全霊捧げる感じで、このままこいつのしもべじゃないだろうと 思って。


寺田: じゃあそこの反発心を持つことがまず大事ってことですか?

箕輪: 人は誰もが最初駒ですから。
よっぽどなんか特別な人じゃないと。

そこを変身できた人たちなんでこっちのそのフェーズもわかってるんですよ。こいつ駒から変わろうとしてんなみたいな。そこは相談してもぶっちゃけ良くて相談する。
ホリエモンとかそれこそ堀江サロンの僕一番使い勝手がいい男だったんですけど、これパクってやろうって思ってやって堀江さん完全にパクったんですけどいいですか?って言ったらいいよって言ってくれて。

で、思いのほかガンガン増えて何なら堀江サロンからめっちゃ来て。だいたいそういうもんなんですけどサロ ンって。

いやちょっとなんか大丈夫かな、めっちゃ増えちゃいました。って言ったらお前最高だな!みたいな。

お前の時代だわ!って。かっこいいホリエモン!と思って。笑

だから僕もみんな編集室で有名になった デザイナーとかが僕のサロンやっていいですかって言って絶対やった方がいいよって言って。
で、やるとサロンって結局距離の近さをみんな求めてるからこっちが遠くなって人気者が独立するとみんなそっちに流れちゃうんですよ。

それって嫌なのかもしれないけども俺はホリエモンにいいじゃん最高だよって言われたから俺ももうそう言うって決めてて。いやそれ最高じゃないですか!って言って、そうするとこっち困ったら助けてくれるしそうやって連合体みたいなの出てきてくると思ってて。

その駒から俺も一人の独立した存在になりたいみたいなのはそれこそ見城さんとかホリエモンとか認めて くれた感じですよね。

寺田: 匂わせとくじゃないけど…


箕輪: もう言いますね、言っちゃう!
でも嬉しいと思いますよ。僕も、例えばカバン持ちもそうだし、何だって本当の実力がついて独り立ちして有名になって強くなったりしてね嬉しいですもん。

逆にあっちが強くなって困った時に、お前わかってんだろうなって言えるし!


寺田: ハハハ笑笑
助けてくれよ〜!って笑笑


箕輪: それが、そういう関係が永遠に続くっていうことがコミュニティー 気がしますけどね。
永遠に上下で言ってもちっちゃくなるだけだから、誰かがこう突き抜けてみたいな。

寺田: なるほどね…。
永遠に上下じゃなくて、横に広がっていくことを考えるみたいな感じですか?


箕輪: そう。突き抜けたやつに頼ったりすることもあるしね。

寺田:  なるほどな〜。
もうちょっと自分を持つみたいなところをもう1個聞きたいんですけど、
自分を持つために自分だけの計画表を立ててるみたいに書かれてたじゃないですか。
それを具体的にもうちょっとどう作られてるのかとか教えてほしいです!


自分だけの計画表


箕輪:  超雑ですけどね。
本当にスマホに書くぐらいなんですけど。でも僕がそれ大事だなって思ったのが、双葉社から幻冬舎入る時で有給消化の時に1人で奄美大島に3泊ぐらいしたんですよ。
リセットしようと思って。で、その時に自分が何をやりたいかを改めて考えて。

面白いものを作りたいみたいな単純なことなんだけど、そのために3つ考えたんです。

①30万部以上のヒットを出す。
自分の強みって幻冬舎に入ったら多分インターネットとか 企業とかとのコネだったりノリの合う感じ、若さだから。

②ネット企業とのコラボをする。

③個人として有名になって稼ぐ。

この3つだなと思って。それを3つ書いたんです。

それをもう ちょっと細かく、じゃあどことコラボするか とか、30万部売れそうなの誰かとか、個人として稼ぐっていくら稼ぐのか、noteで稼ぐのか講演会で稼ぐのかとか細かくは書いたけど、基本的にその3つ書いたんです。

それを常に見返してて、30万部以上は出せたし要はネット企業とのコラボをすることが僕の中で幻冬舎の新しいものを開拓して地位を築けたし、個人として稼ぐっていうこともできたし。

その奄美大島で3つ分かりやすく書かなかったら、漠然と幻冬舎入ってたら忙しいすからサラリーマンって。ただうねるように生きて消費されて疲れて終わってたと思うんですよ。常にこの3つだと。

なんでじゃあこの3つがあるかというと、
俺が楽しく生きるため!

この3つをやってたら俺は楽しいと。今はもう目標変わってますけど当時の30歳ぐらいの僕だったら30万部以上出してて、ネット企業と楽しくやってて新しい感じがあって、自分個人でも有名になったり稼げてたりしたら僕の人生が楽しいって思ってたんで、その3つを常に意識してて。

この仕事ってこの3つの何に当てはまるんだ?みたいな当てはまらないから適当にやろうみたいな。


寺田: そっか!書いたことによってやらなきゃいけないことと今やらなくていいことも明確化できたんだ。


箕輪: 新入社員だからやりませんとは言わなくても。あ、
これクソ仕事だなとか。逆にクソ仕事っぽいけど頑張るとこの③に繋がるなとか自分の中でありますよね。


寺田:  その自分を持つって最近すごい私の中でもテーマで、これだけ情報過多な世界になってSNS社会になっていろんな意見とかに流されそうになるからこそ、すごい大事だなって思うんですよ。

自分を持つって職業がどうであれ地位がどうであれ知名度がどうであれ絶対に大事なことだと思いつつ、箕輪さんみたいに例えばこの本読んで、じゃあ私も書こうと思って。

ここで書けなくなる人結構多い気がしていて、あれ?何が好きだっけとか。何をしてたら幸せかとかってどう思います?

それは箕輪さんの中ではずっと見失ってないから。


箕輪:  それこそかすり傷も痛かったは俺が文春砲を受けて 見失った数年間の単なる日記なんで、何もやりたいこともなかった。ただ酒を飲んで肝臓の数値が上がって戻ってきたっていう、本当なかったですやりたいこと。笑

そこはあるよな確かに。いい視点ですね。
それは確かに、そもそもないっていうね。

寺田: 絶対に自分を持たなきゃいけないんだけど、その一歩手前段階で詰まる人が多い気がしちゃって、そこが何か箕輪さんの中でもしヒントがあれば聞きたいな。


箕輪:  それは逆にかすり傷も痛かったの方に書いたんですけど、なかなか自分の物語持ってる人って少ないから。
それこそ会社とか憧れてる人とか推し活でもいいから、自分じゃないものを応援するって側なんじゃないですかね。

応援するために自分が主人公っていうよりも主人公を応援する。会社に所属するとか宗教に入るとかアイドルにハマるとか基本そういうことだと思うんですよ。

世の中の9割ぐらいの人は本当はそうなんですよ。応援する側なんですよ。なのに今自己実現みたいなのが流行りすぎて僕らが何したいんだ?って言い続けたことによってみんな何かしなきゃいけないのかって思って。


本来はそんなことなくて、それこそかすり傷も痛かった、サウジアラビアの人たちは宗教でお祈りすることが仕事よりも上位って書いたんですけど、やっぱほとんどの人は多分そうなんですよ。

過去の人類の歴史を考えても個人がやりたいことをそれぞれ個々に思ったことなんてなくて、国家のためとか宗教のためとか家族のためでもいいし、なだけなんだと思うから 。

寺田:  そうなんです。
誰かのために生きるってもちろん大事だし、それが多数だということも気づき始めてる人、気づいてる人、そうだと信じ続けてた人って多いと思うんですよ。

ただその中でも、やっぱりある程度自分を持たないと。


箕輪:  確かに。
でも自分は家族が大事とかっていう自分でもいいと思いますよ。

要は絶対に巨人を応援したいからこの時間に帰るとか。
要はその怪獣人間の物差しじゃない物差しを持つってこと かな。
それがだから仕事対仕事じゃなくてもいい。自分なりの大切にしてるもの。


寺田:  それいいですね!
仕事じゃなくてもいいっていうのはすごい。


箕輪:  でも多分寺田さんも僕もちょっと異常な人間で、世の中の日本の0.1%ぐらいの仕事人間なんですよ。

実際はどうかわかんないけど、カテゴリーとしては。

今僕講演会とかでよく地方行くんですけど、やっぱり多くの人は今日の夕飯何にするかとかスーパー行かなきゃとかほとんどそういうことなんですよ。

何をやりたいかとか言ってるのってちょっと異常な上位数%の感じですよね。
自分の人生を大切にするってことかな。自分を持つっていうのは。


寺田: その数%と自分は違うって気づいてたとしても、やっぱりキラキラした世界に憧れるだろうし、自分も行きたいって思うだろうし。
あとちょっとでも発信したらやっぱりもっとって思うし、っていう中での誰しもがいかに仕事じゃないところに物差しを持っても、自分を持って生きていかなきゃいけない世界だろうから。


箕輪:  確かにね、おかしいよね全員フォロワー数考えなきゃいけない。

僕の妻とかも、フォロワー数考えたりそんな悩んだり困ったりはしてないけど、普通にアロマ教室とかやっててフォロワー2人増えたとかやってて、大変だなあとかって。


特にそれが商売の本当稼がなきゃ死ぬみたいな人にとっては超大変な一大事じゃないですか。

めちゃめちゃ大変な世の中だなって思うわ。

寺田:  そうですよ!SNSマーケティング時代みたいなSNS時代になっちゃって、でも本当はそんなすごい人にならなくてもいいっていう世の中だったはずなのに、全員がすごくならなきゃいけないような。でも最先端を行かれてますからね箕輪さんは。


人生は2回ある!


箕輪:  もう脱競争ですから。
かすり傷も痛かったの方は、僕人生2回あると思ってて、1回目はその世の中の設定されたレースを頑張る。それこそ寺田さんの芸能界がんばるもそうだし僕のビジネスが編集頑張るもそうだしそこで一定頑張ると意味ねえなって思って。てかこれいつまで頑張るのって思って。

自分のレールを作る側に回るんだと思うんですよ。

で、そうなるとあんまり気になんない。僕だから当時とかやばかったですもん。
常にベストセラー出してた時は書店の1位から10位みたいなのに入ってなかったらやばい。恥ずかしい。と思ってた。


こんな調子乗ってる俺の本が1位じゃないんだ恥ずかしいと思って。やばいやばいやばいって思って常にそれが2年ぐらい2〜3年常にビジネス書のランキングを上位独占してるのが当たり前だったから。

今はもう全く思わないから幸せになりましたね。笑

でもそれは頑張ったからここにたどり着いたっていうのはあるけどな。今もAmazonランキング取るとかも楽しくやってるって感じで、その取らなきゃやばいみたいな過去の 追われてた感じはもうなくなりますね。

最高のインタビューでした!!
ありがとうございます!

寺田: いやちょっと待って!ほんとかな〜笑笑

箕輪:  だいたいインタビューって一問一答で、自分の中にある答えを出して終わりだからあるものを渡すだけなんだ けど、考えさせられて確かになって1回僕の中でゼロに考を戻してもらって。

そういえばどうかってもう1回考えられて深まってめちゃめちゃいい時間でした。
やっぱインタビュアーは寺田以前が寺田以後かって言われるの理由がわかります。

なんか深堀っていただきました、ありがとうございます!

後編で寺田さんの本の話を聞きたいと思います!

ありがとうございました!!


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