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すべては「コミュニティ」に帰着する

箕輪編集室メンバー紹介企画! 今回は、現役の神職であり、箕輪編集室の神社プロデュースチームで神社のアップデートを仕掛けている、小野亮貴さんにお話を伺いました。

神職・雅楽・会社経営と3足の草鞋を履きこなす小野さんが、なぜ箕輪さんに神社プロデュースを依頼したのか?
その経緯や今後の神社プロデュースチームの展望などについて、赤裸々に語ってくださいました。

箕輪さんが語る「コミュニティ」に興味を持ち、入会

服部:箕輪編集室には、いつ頃どんなきっかけで入ったんですか?

小野:箕輪編集室に入ったのは、2017年10月の頭です。きっかけは、『徹の部屋』の『革命のファンファーレ出版記念 3時間拡大スペシャル!』ですね。そこで、終始楽しそうにニヤニヤしている人が、生き生きとコミュニティを語っていたんです。なんかピンときて「この人よく分からないけどすごくおもしろい!」と思ったんですよね。

というのも、私がやっている神社も雅楽も、経営している会社も「コミュニティ」が軸にあるんです。神社は祈りの場であると同時に、その土地の人達の心の故郷であり、伝統文化や地域の歴史を継承する場であり、地域コミュニティの中心でもあります。

雅楽は、音楽、伝統文化、習い事といった文脈で繋がるコミュニティ。私がやっている雅楽会は、自分たちで少しずつお金を出しあって良い先生をお招きして、舞台用の装束を揃えるなど良い環境を整え、演奏会を開いたりしてそれぞれにコミットして作り上げているもの。

そして、経営していた会社はゲーム関係のECだったんですが、そこにもトッププレイヤーを頂点にする傘のコミュニティがあって。彼らと密接に関わりあい、コミュニティを意識し続けていたら知らぬ間に業界最王手になっていました。10数年履き続けたこの3足の草鞋は、全部コミュニティに繋がっていたんです。

服部:なるほど、コミュニティ繋がりなんですね!

小野:そうなんです。去年の夏くらいから佐渡島庸平さんや西野亮廣さんなど、様々な方がコミュニティについて語られているのを見聞きして「この人達の言うコミュニティとは何だろう」とずっと気にかかっていました。一個人としても13年やってきた会社のM&Aがきまって一段落したタイミング。まさに「コミュニティを勉強してみるか!」と思っていたところだったんです。

そこで、『徹の部屋』で見た箕輪さんの強烈な個性に惹かれて、この人の語るコミュニティって、どんなコミュニティなんだろう? コミュニティの何たるかをもっと知りたいし、話したいという理由で、すぐ箕輪編集室に入りました。

量とスピード。圧倒的にコミットしなければ意味がない

服部:神社コンサルはいつ頃どんな形でスタートしたんですか?

小野:(箕輪編集室に)入って1週間くらいだったかな。(Facebookグループで)コンサル依頼スレをたまたま見つけて。「ご縁来た!」と思って瞬間的にお願いした記憶があります(笑)。

服部:箕輪さんのコンサルが始まっていかがでしたか?

小野:最初は、神社でやるにはリスクが大きすぎてNGだと思ったこともいっぱいありました(笑)。でも、箕輪さんが言及する部分って、旧来の文脈では当然だったけど、今は環境が全然違うので有名無実化していることへの切り込みがすごく多い。

だから「これ、分からないけど、すごくヤバそう」っていう球は、捨てないでちゃんと取って置いておくことにしました。寝かせていたら、自分が分かる時が来るかもしれないので。そういうことが箕輪さんといっしょにいるとあまりにも多いです。

あとは、コンサルを受ける上で「量は質を生み、スピードは熱を生む」「震えながら走る」を自分の行動指針にしました。ただ何となく受け身で箕輪さんの近くにいるだけではダメで、いくら良い話を聞けたって、結局自分が走らなければ何も意味が無いんですよ。走るんだったら圧倒的にコミットをして、量とスピードを大事に一緒に走る。

箕輪さんに「いいね!」とか「やろう!」って言ってもらえたら勝ちなので、深くコミットして良い提案を捻り出すこと。これが、箕輪厚介と一緒にやるなら絶対不可欠な条件だろうと。

服部:2018年2月からは、コンサルではなく、箕輪編集室のプロジェクトとして神社プロデュースチームが立ち上がりましたよね。

小野:はい、これは神社案件がいわゆる「コンサル案件」から「みの編の案件」へと趣きが変わった瞬間で、本当に有難いことだと思っています。やはり自分一人でできることには限界があります。

箕輪さんのコンサルの時間は、神社チームのメンバーと行くようにしているんですが、今や完全に神社プロデュースチームの進捗報告と運営相談の時間になっています。神社や伝統のアップデートに興味を持ってくれる人がこんなにいるんだ! と実感できたのも大きかったですね。

みの編の人たちは、とにかくまずやるっていう前提で話が常に前向きに進むので、本当に心強いです。おもしろそうと思ったら手を挙げるし、やろう! っていう気持ちがすごく強い。本当に色んな職能の方が在籍しているので、チームで考える生産性が非常に高くてめちゃくちゃ頼りになりますし、色んな世代の色んな視点で普遍的なことを話せることにもとても大きな価値を感じています。

服部:チームの運営にあたって変わったことはありますか?

小野:単純に、こうやって誰かに話をする機会がメチャクチャ増えました。私自身の打席に立つ回数が飛躍的に増え、成長を感じています。プロジェクトの途中からだと入りづらいと思っている方も多いかもしれませんが、神社チームはある種コミュニティ化も進んでいるので、色んな熱量の人が混在しやすい良い環境だと思います。

今は複数のプロジェクトが同時に走っているので、とにかく手を動かしたいという方にもオススメですね。

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聞き手 服部祥子 
テキスト 世良菜津子
編集 世良菜津子 服部祥子 
写真 壁井裕貴 服部祥子 
カバーデザイン 前田高志

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