1ヶ月でフォロワー2,000人を目指す!“箕輪コンサル”東大生(前編)
ひと月でフォロワー2,000人を目指す「箕輪編集室スパルタSNS塾」で話題沸騰の綱島将人さん。現役の東大生として著書も出す一方、起業家としても奮闘する綱島さんの素顔とビジネスに懸ける想いとは…?
チャンスには全力でベットする
篠原:さっそくですが、箕輪さんをご存知になったきっかけって何だったんですか?
綱島:本ですね。箕輪さんが編集された『たった一人の熱狂』(双葉社)を読んで。
篠原:幻冬舎社長の見城(徹)さんの本ですね。いつごろ読まれたんですか?
綱島:大学2年生くらいのときなので、約2年前ですかね。
篠原:もともと見城(徹)さんのことは知っていて?
綱島:はい、SNSで。自分がビジネス活動をしていることもあって経営者の方々をよくフォローしてたんです。見城さんのことももちろんウォッチしていて、それで「本も読んでみよう」っていう感じだったかなと思います。
篠原:そうなんですね。でも、ある本を読んだときに著者のことが気になって調べたりはするものの、編集者のことを意識するってあんまりないと思うんです。
綱島:あ、そこですね。ぼく、本を選ぶときに「誰が編集したか」で決めたりしてて。「この本いいな」って思ったときに、編集者の方の目の付けどころがいいと考えるというか。その編集者が作った他の本にも共感できるんじゃないかなって、縦に掘っていくみたいなことをしていて。それで箕輪さんの名前を覚えたんだと思います。
篠原:へぇー、すごい! いつからそういう選び方をしてるんですか?
綱島:大学からですね。もともと本、とくにビジネス書がすごく好きで高校の頃からよく読んでいたんですが、「外したくないな」みたいなのはずっと思ってて。
ビジネス書って当たり外れが大きいので。となると、むやみやたらに読むのではなく、著者か編集者で選ぶのがいいかなと。
篠原:信頼できる人の本を読むという。まさに時代のど真ん中の読み方ですよね。
綱島:それで、箕輪さんはもう毎月のように本を出しているのでそれをウォッチして。
篠原:箕輪さんが編集された本の、どういった点がご自分に合っていると思いますか?
綱島:そうですね、最近はやっぱりスピード感です。本ってどちらかというと、情報が実態から1~2年遅れちゃうみたいなイメージがあって。
本よりも、Twitterをはじめネットの情報のほうが最新という感覚があるんですけど、箕輪さんの本はそういう感じがしないんですね。最新の情報で、しかもきちんと体系化された言葉で書かれている。そこが好きですね。
篠原:たしかに。スピード感すごいですよね。それでその箕輪さんが「コンサルやる」となったときに、綱島さんのコンサル依頼のリプライが本当に瞬殺でしたよね。
綱島:もともと「Twitterのフォロワー数を大きく増やしたい」っていうのがありまして。よく言われるように、最初1,000人を超えるまでがすごい大変でそのあとは一定数がコンスタントに見てくれる、みたいなことは聞いてたんです。
でもそもそも、フォロワーが100とか200しかいない場合には見てくれる人数もほとんど望めない。どうしたもんかなぁと思っていたときに、箕輪さんがSNSのコンサルをするというのを知って。
篠原:それで申し込んだんですね。
綱島:そうです。こういうチャンスみたいなときにお金をどんと使うクセというか、使うべきときに一気に使っちゃおうみたいなタイプなので。実は去年RIZAPにも行っていて。痩せるではなく、太るのが目的だったんですけど。
篠原:え、太るのが目的? RIZAPなのに?(笑)
綱島:はい(笑)。これでもいちおう8kgぐらい太ったんですけども。
篠原:すごい。
綱島:そういう、自己投資欲みたいなものがけっこう強くて。なので募集のタイミングでも抵抗感なく即行動できました。50万円っていうのも、安くはないけれどそもそも箕輪さんってタイムバンクで考えると1秒いくらだよ、みたいな。
篠原:あっちは高すぎる(笑)。
綱島:そう。しかも箕輪編集室全体で考えるとさらにすごくて。箕輪さんだけでもTwitterのフォロワーが3万人くらいいて、かつ編集室のメンバーが約800名、そのメンバーひとりひとりのフォロワー数まで考えると…みたいな。
この影響力はフォロワー数で言ったらざっと10万人以上になるんじゃないかと。そういう人たちからのコンサルが1ヶ月50万円っていうのは、もうすごい安いのかなって思って。これは急がなきゃ! という感じでしたね。
篠原:決断のスピードが凄まじいですね。それに、そういうときって箕輪さんだけのフォロワー数とかを見て影響範囲を考えがちだと思うんですけど、瞬時に「箕輪さんの周りの人たちのフォロワー数」まで包括的に考えられたっていうのがすごい。
綱島:ありがとうございます。
なりたいのは「最強の仕事人」
篠原:「フォロワー数を増やしたい」というのはどんな思いから?
綱島:そこはですね、Twitterのフォロワー数というのはセーフティネットになるという考えがぼくの中にあって。いま、学習塾を運営したり、塾の資金でアプリを作ってスタートアップに挑戦しようとしてるんですけど、比較的ハイリスクな生き方をしているかなと思ってます。
それで、日々がんばっている活動の様子とか「ぼくはこういうことができます」ということがSNSを通じて広く認知されていれば、困ったときに助けてもらえるんじゃないかという思いがあったんです。
篠原:なるほど。困ったときに助けてくれるっていうのは経済的・物理的な支援をイメージされていますか? いま運営しておられる塾は、ターゲットでいうと学生ですよね。
経済的な支援というよりは提供サービスのユーザーとして、という感じがするのですが。
綱島:そうですね。イメージしているのは前者(経済的・物理的な支援)ですね。今やってる株式会社ONERでのビジネスは、大学受験のための塾なんです。「RIZAPの大学受験バージョン」って言ってるんですけど。
篠原:見ました! 高田馬場にある。
綱島:はい。まさにRIZAPのように受験生と伴走させていただくというコンセプトの学習塾で。ただ、今回のTwitterフォロワー2,000人を目指すにあたっては、あまり「勉強」っていう色を出したくないという思いがすごくあって。
勉強ではなく、たとえば今まで自分が経験してきた営業についてだったり、勉強法に関するメディアの運営だったり、ここ1年ずっと取り組んできたスモールビジネスの立ち上げなど、今後困った際にはそのあたりの知見をマネタイズできる、という意味でのセーフティネットですね。
篠原:面白い!
綱島:でもなかなか難しいですね。
篠原:そういう観点だと、単純にフォロワー2,000人という「数」だけじゃなく、「質」も意識していくことになると思うんですが、コンサルスタートから1週間という今の時点では「まずは数」というスタンス?
綱島:はい。質はそのあとですね。まずは存在を知ってもらうのが先かなと。とくに「1,000人を超えるまではとにかく数!」って思っていたんです…が、そのラインは箕輪さんと箕輪編集室の影響力のおかげで速攻達成しました。コンサルを受けてから48時間以内に超えてましたね。あれにはびっくりしました。
5~600くらいはすぐにいくんじゃないかなとは予想してましたけど、まさか一気に1,000までいっちゃうとは。もうフォロー通知が鳴りやまなくて。
篠原:ちなみにTwitterフォロワー2,000人を達成したあとのビジョンはおありですか?
綱島:意識しているのは田端信太郎さんのような、ビジネス界で活躍しながらTwitterでも影響力がある方ですね。ぼくはどちらかというと参謀タイプの人間で、最初にどの方向に行くかは決められない人間なんですね。「これがしたい!」と行ったものがあまりないので。
むしろその「これがしたい!」を持つ人を全力で応援するというか、その実現を助けるということにワクワクを感じるんです。
田端さんとか、まさにそういう生き方をされているなって思っていて。最強の仕事人。ぼくもどこへ行ってもそんな生き方をしていきたいなという思いがあって。
篠原:実際のビジネス面では、フォロワー2,000名という状態にどんなことを期待していますか?
綱島:ビジネス面だと、初期ユーザーの獲得ですね。いま音声アプリを作ってて、ちょうど昨日ユーザーテストの募集をさせていただいたんですね。そうしたら昨晩だけですごい数のリツイートをしていただいて。
篠原:すごかったですよね! 私もリツイートしました。
綱島:ありがとうございます。普通は初動であんなにうまくはいかないんですが、まさに昨晩みたいに初期ユーザーを獲得したいなという思いがあって。箕輪さんのコンサルを受けている期間とこのアプリのリリースがちょうど重なっているんですね。
今回テストをやって、5月中に正式リリースという。そういう時期に初速をつけられるとフォロワー2,000人に大きな意味があると思っています。50万円でコンサルを依頼するときの目論見のひとつでもありましたね。
篠原:狙いどおりですね。
綱島:はい。初期ユーザーとしては、箕輪編集室のメンバーの方々がまさにドンピシャのターゲットなんですね。
簡単に言うとnoteの音声バージョンって感じなんです。日々発信している人たちにとって、テキストはなかなかエネルギーを使うけれど、音声ならより楽に発信できるんじゃないかなという仮説を持っていて。
篠原:うんうん。
綱島:それで、普段から発信している方々のそのペースをもっと引き上げていきたいと思っているんです。箕輪編集室には発信意欲が高い方々が集まっているので、まさしくドンピシャのターゲットでした。
篠原:そうだったんですね。では、このあとぜひ、アプリ開発までの詳しい経緯やそこに懸ける綱島さんの想いを聞かせてください。
綱島:わかりました。
(次回に続きます)
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インタビュー/篠原舞
テキスト/Madoka Mieda 橘田佐樹
編集/三浦隼