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震えて死ぬほど手を動かして、自分の価値を上げる

「震えて死ぬと思うよ」

このセリフを箕輪さんをウォッチしている方なら一度は聞いたことがあると思います。あるいはやたらとみの編メンバーが「震える」と呟いていることに気付いている方も…。

「震えて死ぬと思うよ」は箕輪大陸予告編のラストに登場しています。

実はこの名言、昨年11月に行われた京都での飲み会で生まれたものなんです。今回はそこで語られた内容の一部を本邦初公開します!

何者でもないときに意識したのは、“無垢な愛”と“圧倒的結果”

-昔から今のような仕事のスタイルや実績を出すことをイメージされてましたか?

誰も箕輪を知らないから、誰よりも「こいつ俺のこと好きだな」と思わせることをやってきた。

別にサラリーマンや編集者としてどうにかなろう、と思ったことはないから、嘘はつく必要なくて。本当に相手のことが好きだから、本作りたいと思ったんだよね。

見城(徹)さんでいうと、会ったときに「あっ、その話この本に書いてありましたね」って言える。そうすれば、「こいつ本物だ。こいつまだ本作ったことないっぽいけど、こいつに任せよう」 って思うよね。

逆の立場になって、例えば著者として自分が誰かに口説かれたときに、偉そうな奴が来るより「本作ったことないっすけど、箕輪さんのこと好きなんです」 って、全発言覚えてくれてるやつのほうが一緒に頑張ろうと思うのは間違いない。

第一フェーズとして圧倒的に好きで、愛を表明するということ。第二フェーズとしては、圧倒的な結果だよね。

「好き」で絶対につながれる部分はあると思う。でも、好きでつながっても99%は「あっ、あんな奴いたな」で終わるんだけど、そこで結果を出し続けると、「箕輪にお願いしたい」ってなる。あらゆるビジネスに言えるけど、人気があるところに人気が集まるみたいな。

箕輪にお願いしたらいいじゃん、となるためには結果を出し続けること。そうすると口説く必要がなくなって、全部「箕輪やってよ」「箕輪さんにお願いしたい」という風になる。

同じ3万部でも静かに3万部売れるのと、圧倒的に盛り上がって3万部売れるのは、やっぱ今の世の中違う。俺の場合は圧倒的に盛り上がって売れるようにやっている。

最初は無垢な愛で、その次は圧倒的な結果。そうするともう回っていくと言う感じで、ずっとそこをイメージしてた。

この前秋元(康)さんに言ったの。「俺、秋元さんみたいにわーっと言ったことを実現させるのが夢だったんですよ」 って。

そしたら秋元さんに「箕輪はな、そこがすごいよ。箕輪は成功者にも編集者にもなりたいのではなくて、箕輪になりたいんだろ。だからいいんだよ」 と言われて、なるほどなと思った。

一番やりたいことを追求し続けてきたら、気づいたらここにいた、という話だね。

圧倒的に手を動かし、個としての価値を生み出す

-「やりたいこと」を追求して、たとえば副業に取り組んだ場合、周りからの評価を気にしてしまう人もいると思います。その点、箕輪さんはどのように考えていますか?

まぁ一つ言えるのは、こんな調子乗っているのに誰も俺の悪口言えないのは圧倒的に本を出しているからだよね。

そりゃさ、月1で本出してるもん。震えて死ぬと思うよ

なんで人はこんなことできるのか、と思うほどのスピード。普通の編集者だと、本出すって言っても年5冊ぐらいだから。しかも俺って一冊の本に対して異常にプロモーションがんばるじゃん。それを毎月やっているってのは、誰も文句言えない領域。

だから俺が副業やってても誰も出版業界の人は揶揄しないと思う。もしバカにされてもパンチ返す自信あるんだよ。「お前らの一億倍仕事してるんだよ」って。圧倒的に量が異常。もう、でもやめたいけどね(笑)。

でも、ほんとに圧倒的に量をやっているというのが大事。Twitterで「箕輪さんみたいに副業やりたい」って言う奴を見るけど、まぁ、こっちは本業を業界の人が腰抜かすぐらいやってるよと思う。

本を出して「箕輪さん面白かったです。ありがとうございます」と言われるということは、売上も上がるけど、単純に"箕輪厚介"で考えるとそこで価値が作られている。

俺がコンサルとか頼まれるのは、その価値によって箕輪を求めてきてるんだよね。

だから、もうこんな吐きそうになりながら仕事しているのに、実は幻冬舎の方が時給で言ったらメチャ安い。でも、俺は0円でもそれをやるっていうのは価値を作っていると思っているから。

そこで「箕輪くんっておもしろいよね」とか「箕輪さんが作るものはおもしろいよね」って言われたら、横展開できるから。

普通のサラリーマンが駄目なのはさ、ここで価値を作っているとか、ここで回収してるとかという意識がない。ただただ、給料日に振り込まれるお金のためにやってるだけで。

だからやりたいことを追求したいと思っているなら、「価値」を作っているかどうかっていう意識をもたないと駄目だと思う。

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テキスト トムさん(村田敏也)
編集 柴山由香 篠原舞
写真 大竹大也 トムさん(村田敏也)


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