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NewsPicks Book第1章を終わらせる書籍『遅いインターネット』出版間近! 君たちは衝撃に備える準備ができているか

評論家として活躍する宇野常寛さんは、会社員をしていた2005年に批評誌『PLANETS』を創刊。同誌を足がかりに活動の場を拡大し、これまで数々の話題作を世に送り出してきました。

現在は、宇野さん自身が代表を務めるメディア「PLANETS」の活動として、書籍、メールマガジン、インターネット番組、イベント、オンラインサロンなど多岐に渡る活動を編集、プロデュースしています。

【宇野常寛(うの・つねひろ)https://twitter.com/wakusei2nd
評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)。石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、猪子寿之との対談『人類を前に勧めたい』(PLANETS)など多数。立教大学社会学部兼任講師も務める。

そんな宇野さんの最新作『遅いインターネット』が、2月20日にNewsPicks Bookから出版されることとなりました。

この本でNewsPicks Book第1章を終わらせる

『多動力』『お金2.0』『メモの魔力』など、これまで数々のヒット作を世に送り出し、累計100万部を超える一大ムーブメントを起こしてきたNewsPicks Bookですが、編集長である箕輪さんは、『遅いインターネット』がNewsPicks Bookの第1章を終わらせると宣言しています。

▲「信じてたから、他の球は用意してない。npブック第1章は宇野さんで終わる。」

▲「宇野さんにはNPブック第1章を殺して欲しいんだよね。」

NewsPicks Bookを牽引してきた箕輪さんにここまで言わしめる書籍『遅いインターネット』。著者の宇野さんは一体どのようなことを書かれたのでしょうか?

「速すぎる」今だからこそ、「遅い」インターネットを提言する

インターネットの出現は、世の中の「速度」を決定的に上げました。それにより様々な弊害が出ています。世界の分断、排外主義の台頭、ポピュリズムによる民主主義の暴走。そんな状況を見て、宇野さんはかねてより現在のインターネットのあり方に警鐘を鳴らし続けていました。

それらの弊害を解消する一つの処方箋として、宇野さんは「遅い」インターネットを提言します。

「遅い」インターネットについて、宇野さんはご自身が編集長を務めた批評誌『PLANETS vol.10』のなかで次のように述べています。

現在のインターネットは人間を「考えさせない」ための道具になっています。フェイクニュース、陰謀論、そして無数の「炎上」。かつてもっとも自由な発信の場として期待されていたインターネットは、いまとなっては、もっとも不自由な場となり僕たちを抑圧しています。(『PLANETS』vol.10 巻頭言「遅いインターネット」宣言)
なぜ、「遅い」インターネットなのか。それは、いまのインターネットの行き詰まりの原因はその「速さ」にある。僕はそう考えるからです。〈中略〉僕はいまあえて速すぎる情報の消費速度に抗って、少し立ち止まって、ゆっくりと情報を咀嚼して消化できるインターネットの使い方を考えてみたいと思っています。この国を包み込むインターネットの(特にTwitterの)「空気」を無視して、その速すぎる回転に巻き込まれないように自分たちのペースでじっくり「考えるための」情報に接することができる場。それが僕の考える「遅いインターネット」です。(同)


権力によるトップダウン的な監視ではなく、ユーザーひとりひとりのボトムアップの同調圧力によって息苦しさを増すインターネット。

予め予期している結論を述べてくれる情報をサプリメントのように消費する人々が、自分の考え方を肯定し、安心するためにフェイクニュースや陰謀論を支持し、拡散しているインターネット。

「みんなと同じ」であることを短期的に確認することでしか自己を肯定できない人々が失敗した人間や目立った人間から「生贄」を選んで石を投げつけることで安心感を得るインターネット。

これらはいずれも「考える」ためではなく「考えない」ために用いられたインターネットの姿です。


インターネットの本質は情報にアクセスする速度を「自由」に決められる点にある。現在の速すぎる情報の消費速度に抗い、ゆっくりと情報を咀嚼して消化できるインターネットの使い方を提案したい。そんな思いから宇野さんは「遅い」インターネットを提唱するようになりました。

インターネットによって本来たどり着くべきだった未来を取り戻すために、今、何が必要なのか。『遅いインターネット』にはかねてから宇野さんが抱えていた世相に対する問題意識や提言、更には自身が抱く信念が集約されています。

インターネットなくして生活できないと言っても過言ではない現代において、同書は人々がこれからの時代の「生き方」を選ぶための “指南書” と言えるかもしれません。

▲宇野さんから震えるほどロックな美文が届いた。もう本を編集するのしんどいわって思ってるところに、こういう最高の文章を送られると本当に困る。
早く世に出したい。これがベストセラーになったらこの世界の景色がまじで変わる。
@wakusei2nd」


「これが僕の結論です」

そう言って書き上げた、宇野さんの魂の書。ぜひとも手に取ってみてください。


執筆/柳田一記

写真/森川亮太


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『多動力』を始めとするヒット作を多く手がける、幻冬舎 箕輪厚介が運営するサロンの公式note。箕輪編集室→https://camp-fire.jp/projects/view/34264 箕輪厚介の会社→https://naminoueshoten.com/
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