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箕輪編集室の旗を社会に刺す

箕輪編集室メンバー紹介企画! 今回は、現役の神職であり、箕輪編集室の神社プロデュースチームで神社のアップデートを仕掛けている、小野亮貴さんにお話を伺いました。

*前回の記事はこちら

うちの神様、多動なんですよね

服部:「#多動力守」「#圧倒的努力守」ができたきっかけは何ですか?

小野:そもそもこのお守りが生まれたきっかけは、最初の箕輪さんコンサルの時なんです。神社の境内に(囲碁の神様と呼ばれた藤沢秀行さんの)「強烈な努力」と書かれた碑があるんですけど、私が「これ(幻冬舎の)見城さんぽいでしょ?」と言ったら、箕輪さんや撮影に来ていた箕輪大陸メンバーがメチャクチャ反応してくれて。

「これ、見城さんの圧倒的努力といっしょじゃん!」「見城徹がここにいる!」みたいにやたら盛り上がって(笑)。そして「うちの御祭神の小野篁公っていう神様は、すごい多才なマルチアーティストだったんですよ」っていう話をしたら、秘書の柴山(由香)さんがボソッと「めっちゃ多動…」と(笑)。

その時はおもしろいこと言うな…と思ったけど、よくよく考えたら確かに多動なんです。あまりにも優秀&多動過ぎて、政治家やアーティストとしてだけじゃなく法律家としてもいろんな政務に携わって。しまいには閻魔様にスカウトされて、冥界の法律まで仕切ったというぶっ飛んだ逸話があって。「これ完全に多動神じゃん」と後から納得しました(笑)。

元々うちの神社は、国民的俳優だった渥美清さんがまだ無名な頃に願掛けして、その直後に『男はつらいよ』シリーズの主役に抜擢された逸話でも有名で「仕事の神」としても知られているんです。現代のビジネスパーソンにとって必要な「仕事守」が作れたらいいなとも思っていて、そこから今回の「#多動力守」「#圧倒的努力守」が出来上がったんです。

ミッションは、手を合わせる人を増やすこと

小野:今回のお守りもそうなんですけど、神社チームでやっていることは、あくまでも神社に来たり、興味を持ってもらう1つのきっかけなんです。神社に来てさえくれれば、ここには圧倒的な本物があるから、どうやってここに来て、そして体験をしてもらうか。それをデザインしたいと思ってます。

うちって明らかに下町のいい感じの雰囲気がある神社なんですよ。僕が言うのもアレなんですが(笑)。こういう所ってどんどん少なくなってきてるから、ただ足を運んでぼーっとしていく。それだけでもいいんです。非日常に足を踏み入れて、考えたり、想いを馳せる時間をもってほしい。このチームの活動で手を合わせる人を増やせたらいいなという感じですね。

服部:今後更なる神社のアップデートを予定されていると思いますが、今後の展望は?

小野:今回のお守りプロジェクトで土台的なとっかかりはみんなで共有できたと思っています。お守りは第2弾、第3弾という形で続けていきたくて、第1弾はある程度私が中心になって旗を振ってたんですけど、次は是非他の人に旗を振ってもらってもっと多くの人たちと作りたいですね。

あとは「御朱印帳2.0」というプロジェクトで、新しい御朱印帳というものを作ってみたかったり。あとは…伝え方ですね。ホームページとかパンフレットとか。TwitterとかInstagramとかFacebookとか。どこまでできるか分からないですけど、徐々に広げていったらおもしろいのかなとは思ってます。

うちの神社は5月にお祭りがあるんですけど、来年は3年に1回の「本祭(ほんまつり)」で神社のお神輿が出る。だいたい6万人くらいの人出があるんですが、来年は平成の御代替わりと重なるし、そういう周年の意義深い年。

是非このタイミングで、お祭りをアップデートしたいですね。どういう形でっていうのはまだですが、もう少しみなさんがコミットしやすいような祭りの形を、何か提案できればなというのが目標です。

とりあえず打席に立つ。もう完全に振るか振らないか

屋木:最後に新メンバーやこれから箕輪編集室に入ろうと思っている人に伝えたいことは何ですか?

小野:打席は色んなところに用意されているので、とりあえず打席に立って振ればいいと思いますね。ここでは何事も振ってから始まるし、もう完全に振るか振らないかだと思いますよ。

振るっていうなら、みんな優しいから助けてくれるし、学びもある。とりあえず、神社プロデュースチームについては、私が打席をたくさん用意します。

個々の信頼関係のない中で、みの編や箕輪厚介という文脈だけを頼りに同じ旗に向かって走っていく。その中で打席に立つということは、それだけで大きな意味を持つし、(打席に)立った人は分かると思うけど、知らぬ間に友達増えてません…?

やった成果は成果で一定の目印になるので大事なんだけど、実は大した意味はなくて、実際はそこまでの過程だったり、みんなで何かやったことそのものの方が圧倒的に大事だと思うんですよね。

このプロジェクトは、みの編の旗を今までとは違った形で社会に刺すことの出来る絶好の機会で、絶対に楽しいです。興味を持ってくれた人は是非ジョインしてください。私はプロデュースの依頼主でもありますが、打席に立ってバットを振りまくっていたら知らぬ間に筋金入りの箕輪マフィアになってました。

この神社チームも同じで、ちょっとしたコンサル案件のはずが、がむしゃらに走っていたらいつの間にかみの編の常設チームになっていたし、興味本位で集まったチームがちょっとしたコミュニティっぽい匂いを出してきました。

打席に立って、想いを込めてバット振りまくってたら居場所なんて勝手に出来ます。少なくともここはそういう場所です。私がそうしてもらったように、今度は皆さんの居場所になれるように最大限の貢献ができたらって思っています。

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聞き手 服部祥子 
テキスト 西田勝 屋木純一 宮崎恵美子
編集 世良菜津子 服部祥子 
写真 壁井裕貴 服部祥子
カバーデザイン 前田高志

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